子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ② 「話を広げるには?」
子どもとのコミュニケーションのコツを「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」からご紹介。
子どもと家で過ごす時間の長い今だからこそ、知っておきたい考え方が満載です。
子どもとのコミュニケーションのコツを「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」からご紹介。
子どもと家で過ごす時間の長い今だからこそ、知っておきたい考え方が満載です。
子どもの言葉をくり返す
子どもは、それだけで満足します。
今回ご紹介するコツは、「子どもの言葉をくり返すこと」です。こんな感じですね。
子「痛かったんだ……」
親「痛かったんだね……」
子「おいしい!」
親「おいしいね!」
このように、子どもの言葉をそのままくり返しましょう。
すると子どもは、「お母さんはわたしのことを理解してくれた!」「共感してくれた!」と思えます。
そして、自分が認められたと感じて、自己肯定感(器)が育つのです。
「どうしたの?」
「何が楽しかったの?」
などと、すぐに理由を尋ねるのはNGです。
「どうしたの?って言われても……」
「何がって言われても、わかんないよ……」
と感じてしまい「話したい!」という気もちを邪魔することになります。
話が広がるくり返し方
会話が続いたら、次は一言添えてくり返してみましょう。
子「痛かったんだ……」
親「すごく痛かったんだね」
子「ううん。すごくじゃないよ。ちょっとだけだよ」
こんなふうに、じょじょに話が広がっていきます。
また、主語をつけ加えるのも、会話が広がる糸口になります。
子「痛かったんだ……」
親「あなたは痛かったよね」
子「ぼくじゃなくて、友だちが痛かったんだよ」
子どもは主語をつけて話すことに、まだまだ不慣れです。
会話のヒントになる言葉を、親が添えていくイメージでくり返してみましょう。
まずは、「うなずく」と「くり返す」を使って会話してみてください。
忙しくて、ずっとうなずいたり、くり返したりするなんて無理……。
子どもの結論なんて待っていたら日が暮れてしまう!
と思われるかもしれません。
でも大丈夫。この基本ができていれば、子どもはどんどん自分から話しだすようになります。
じつは、とっても近道でもあるのですよ。
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