【助産師監修】「もしかして育児ノイローゼ?」と思ったときの対処法や相談先
「育児ノイローゼ」という言葉
「育児ノイローゼ」という言葉をよく耳にするかもしれませんが、実は正式な病名ではありません。
子育てまっただ中の当事者のママたちは、漠然と「育児ノイローゼになっているかも?」と考えたり、「育児ノイローゼになりそう」と会話の中で使うこともあると思います。それはきっと、シンプルに育児について思い悩み、苦しんでいる様子を「育児ノイローゼ」という言葉に置き換えているのかもしれません。
育児について不安や悩みがあるという状態なので、「育児不安」という言葉の方がわかりやすい場合もあるでしょう。
育児ノイローゼの原因は?
ママは妊娠期から産後にかけてホルモンバランスも大きく変動することから、心配や不安も抱えやすいと考えられます。
また「ワンオペ育児」という言葉も聞かれますが、核家族化が進み大人数で分担して子育てすることが難しくなったのも、不安を増大させる一因と考えられます。
育児ノイローゼかな?と思ったときの対処法
比較せず、自分の子どもの成長に注目しよう
特に0歳から2歳の成長は目覚ましく、成長差も大きく出てくる時期です。
重要なのは、周りの子どもと比べず、まずは自身の子どもの成長を正しくとらえること。ほかの子どもと比べてしまい、「(自分の子どもは)できない、遅れている」と不安に感じるケースが多いように感じます。
周りと比べるよりも、日記などで2週間前のわが子と今の様子を比べることができたら、毎日じっと見ているだけでは気づかない変化に気づくことができるかもしれません。
不安を書き出してみよう
どんなことが「不安」なのかを具体的に紙に書き出すこともおすすめです。「(その不安に対して)悩む必要があるのか?」と冷静に考えられることもあります。
モヤモヤが晴れない場合は第三者に相談を
子どもを愛して育てているからこそ感じる不安の中にも、「爆然とした不安がなかなか消えない」、「そもそも何が不安かわからないけど、とにかく不安」というときは、第三者に相談してみましょう。
まずはパートナーや家族に話してみましょう。子育て支援センターの電話相談や、オンラインサービスや対面相談などもあります。
長期的に相談を続けたい場合は、継続相談ができる「マイ保健師」などのサポートを受けることも検討しましょう。
SOSを出すことは、子育てをシェアするきっかけにもなります。孤独感なども緩和され、長期においてサポートを受けることで不安も軽減していきます。
ぜひ一人で考えすぎず、気軽に相談をしてみてくださいね。
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