【管理栄養士監修】離乳食のひじき|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
ひじきはいつから食べられる?
ひじきは離乳後期からOK!初めは少量を
食物繊維やミネラルなどの栄養素を含むひじき。
「米ひじき」「姫ひじき」とも呼ばれる「芽ひじき」はひじきの葉の部分を指し、口当たりがよいのが特長。離乳食には、歯ごたえのある茎の部分「長ひじき」より「芽ひじき」がおすすめです。
ミネラルの補給にぴったりな食材ですが、食物繊維が多くて消化しにくく、胃腸が未発達の赤ちゃんには負担がかかります。
そのため、離乳後期の生後9〜11ヶ月頃から少しずつ与え始めることができますが、本格的に離乳食として与えるのは、離乳完了期に入った1歳〜1歳6ヶ月頃が目安です。
離乳食で使用する場合は、やわらかくゆでたひじきを使用します。
サイズも製品によって異なるので、細かく刻んで料理の中に入れたりして使用しましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
乾燥ひじきのを水で戻し、やわらかくゆででから、細かく刻み料理に入れたものを、子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきます。
ひじきの固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さ、与える量を変えましょう。
ひじきの時期別の大きさや固さ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- 乾燥ひじきを深めのボウルに入れ、たっぷりの水で約30分戻す
- 軽く洗って水気を切っておく
- 沸騰したお湯でやわらかくなるまでゆでる
- ざるにあげ水気を切る
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
冷蔵庫保存の離乳食は、作った当日に使い切るのが望ましいですが、冷凍保存なら1週間が使用期限の目安となります。
ひじきはみじん切りにして冷凍ストックしておけば、混ぜご飯や卵焼きなどにアレンジができ便利ですよ。
少し多めに作り小分けにしてストックしておきましょう。ただし、与える前に鍋や電子レンジで再加熱することを忘れないようにしましょう。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。過去にMAMADAYSでご紹介した動画もぜひチェックしてくださいね!
離乳初期(生後5~6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
離乳中期(生後7~8ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
離乳後期(生後9~10ヶ月頃)
作り方を動画でチェック!
離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)
やわらかくゆで、細かく刻んで料理に混ぜて使用します。
食物アレルギーについて
ひじきは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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