【医師監修】妊娠初期の出血の原因と対処法
妊娠初期とは?
妊娠が確定した妊娠4週〜15週までを指します。この期間は、おなかの中の赤ちゃんの臓器(心臓、脳、肝臓、腎臓など)が作られて育っていく、とても大切な時期です。
妊娠初期に出血して大丈夫?
妊娠初期の出血は珍しい症状ではありません。すでに一度受診していて、子宮の中に胎嚢(たいのう:赤ちゃんが入っているふくろ)が確認されている場合であれば、よほど出血が多くない限り急ぐ必要はないでしょう。一方、出血の量が多かったり、出血に伴って他の症状がつらいなど、医師に相談が必要になる場合もあります。
出血の原因は?
妊娠初期の出血の原因はよくわかっていません。ただ妊娠初期は、ホルモン変動も大きく胎盤が作られ始める段階で、さまざまな変化が起こりやすい状態なため、その変化の過程で出血が引き起こされているのではないかと考えられます。出血があったとしても自然に体の中に吸収されていき、妊娠に影響のないケースが大半を占めます。
詳しくは、こちらの記事をご確認ください。
出血したときの対処法は?
妊娠初期の大切な時期の出血は焦りがちですが、まずは落ち着いて出血はどの程度なのかを確認してみましょう。ほかにも、腹痛や発熱などがないか出血以外に体の異変がないか確認してみましょう。とくに救急受診が必要な状態の目安を紹介します。
救急受診の目安
- 月経の多い日に似た量の出血
- 強い腹痛を伴っている
- 出血が多く気分が悪い
救急受診の目安に当てはまらないくらいの軽度の出血、例えばナプキンに付着する程度、トイレで拭くと付く程度などであれば、医療的な処置はなく、安静にしているようにと言われることがほとんどです。なるべく無理をしない程度にして過ごしましょう。
どうしても不安な場合は医師に相談
妊娠初期は、つわりで体調に波があったり、精神的にも不安定になりやすい時期です。そんな時期に出血をすると不安になるのも当然でしょう。まずは出血があったときにどのような状態か、確認が必要です。どうしても不安な場合は一人で抱え込まず、助産師や産婦人科医へ遠慮なく相談しましょう。
参考:
公益社団法人 日本産科婦人科学会、「妊娠初期に少量の出血があったときは?」、2020年9月18日閲覧
公益社団法人 日本産婦人科医会、「3.絨毛膜下血腫/ 感染性流産による流産」、2020年9月18日閲覧
医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年
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写真提供:ゲッティイメージズ
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