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【管理栄養士監修】離乳食を2回食・3回食に進めるタイミングと食べる時間は?
離乳初期(生後5~6ヶ月頃)の食事に慣れてきたら、赤ちゃんの離乳食の進み具合や状態にあわせて離乳食は2回食になり、最終的には朝、昼、夕の3回食へと進めていきます。
離乳食の回数を増やすタイミングや食べる時間の目安を紹介していきます。
離乳食を2回食に進めるタイミングや食べる時間は?
2回食とは、1日に離乳食を与える回数が2回であることを意味します。1回食で与えていた午前中の1回に加え、午後または夕方の授乳の時間の前に2回目の離乳食を与えましょう。
ここでは、離乳食を2回食にするタイミングや食べる時間について見ていきます。離乳食を開始する時期や進み具合には個人差が大きいので、少しのズレが生じても焦らず、赤ちゃんの状態にあわせてゆっくりと進めていきましょう。
進めるタイミング
2回食に進めるタイミングは、離乳食を開始して1ヶ月ほど経った頃から離乳中期(生後7~8ヶ月頃)と呼ばれる時期に入る生後7ヶ月頃が目安です。
そのほかに、下記は月齢以外で2回食に進む目安になります。参考にしてみてくださいね。
・スプーンで食べることに慣れてきた
・離乳食を口の中でモグモグしてから舌で口の奥に送って飲み込める
・おかゆのほかにも野菜や豆腐、白身魚など食べられる食材の種類が増えてきた
食事中の赤ちゃんの様子をよく観察して、2回食へ進めてみてくださいね。
食べる時間
離乳食を与える時間について特に決まりはありませんが、午前と午後に1回ずつ、毎日ほぼ決まった時刻に与えるのが理想的です。
消化に十分な時間を与えるため、2回の食事の間隔は最低4時間空けましょう。また、2回目の離乳食はなるべく寝る時間に近くならないようにします。
例
離乳食1回目……10時
離乳食2回目……14時
まだ母乳や育児用ミルクからの栄養も必要な時期なので、授乳の時間帯を考慮したり、お風呂の時間や寝る時間などをどのように組むかなどは、家庭によってさまざまです。
その日によって多少のズレは生じるので上記はあくまでも目安ですが、家庭や赤ちゃんのペースにあわせて食事や生活のリズムを作っていきましょう。
また、食事の回数が増え、取り入れる食材も増えますが、初めて食べる食材は1回目の午前中の食事に与え、食物アレルギーの症状などが見られた場合にすぐに病院に向かえるようにしておきましょう。
2回食について詳しくはこちらの記事で確認できます。ぜひ参考にしてみてください。
離乳食を3回食に進めるタイミングや食べる時間は?
離乳食の3回食とは、1日に離乳食を与える回数が3回であることを指します。赤ちゃんが2回食に慣れてきたら、次は3回食へとステップアップをしましょう。
母乳や育児用ミルクを飲む量が減り、栄養の多くを離乳食からとるようになっていく時期です。ここでは、離乳食を3回食にするタイミングや食べる時間について見ていきましょう。
進めるタイミング
3回食になると朝・昼・夕の食事を通して、少しずつ生活リズムが整っていきます。
離乳食を3回食に進めるタイミングは、離乳後期(生後9~11ヶ月頃)と呼ばれる時期に入る生後9ヶ月頃を目安にしましょう。
そのほかに、下記は月齢以外で3回食に進む目安になります。参考にしてみてくださいね。
・2回食に慣れて食事を与える時間のリズムがついてきた
・豆腐くらいの舌でつぶせる固さのものが食べられていて、バナナの薄切りくらいの歯ぐきでつぶせる固さのものを食べられるようになりはじめた
・離乳食やスプーンに自ら手を伸ばそうとするなど、自分で食べたいという欲求が出てきた
赤ちゃんの食べている様子や量も観察しながら、3回食へと進めていきましょう。
食べる時間
離乳食と離乳食の間はおなかを空かせるためにも4時間以上空けるとよいでしょう。
例
離乳食1回目……10時
離乳食2回目……14時
離乳食3回目……18時
上の時間は例なので、ママ・パパの生活リズムにあわせて都合のよいスケジュールで構いませんが、1日のスケジュールが日によって大きく変動することがないように、食事や生活のリズムを整えていくようにしましょう。
3回食について、詳しくはこちらの記事で確認できます。食事時間のスケジュール例やメニューについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
参考
「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版) 」(厚生労働省)
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