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歯ぐずりとは?赤ちゃんの歯の生え始めに気をつけること

【小児歯科専門医監修】歯ぐずりとは?赤ちゃんの歯の生え始めに気をつけること

赤ちゃんが突然泣いてしまったり、なんだか機嫌が悪くぐずっていたりしていたら、もしかしたら「歯ぐずり」が始まったのかもしれません。この記事では「歯ぐずり」について、その特徴や対処法などを紹介します。
赤ちゃんが突然泣いてしまったり、なんだか機嫌が悪くぐずっていたりしていたら、もしかしたら「歯ぐずり」が始まったのかもしれません。この記事では「歯ぐずり」について、その特徴や対処法などを紹介します。

歯ぐずりとは?

「歯ぐずり」とは、歯が生えてくることによる不快感や痛みなどから赤ちゃんの機嫌が悪くなることをいいます。

「歯ぐずり」は、医学用語ではありませんが、赤ちゃんの成長の過程で一般的によくある現象です。歯が歯茎から頭をのぞかせる前や歯が生え始める頃に、赤ちゃんが、不快感を感じているのではといわれています。

まだ歯が見えてくる前に起こるので、歯ぐずりだと気がつかずに、夜泣きが始まったと感じるママやパパもいるかもしれません。

歯が生えてくる不快感には、歯茎の痛みや違和感、むず痒さ、中には歯茎が赤くなって出血したりすることもあります。そのため、赤ちゃんはその不快感にぐずったり泣いたりして、機嫌が悪くなってしまうのです。

歯ぐずりの時期はいつ頃?

歯ぐずりは、歯が生え始める前や生え始め頃が多いとされています。

歯が生えてくる時期には、個人差がありますが、一般的に生後6ヶ月前後といわれています。生える順番にも個人差がありますが、下の前歯から生え始め、次に上の前歯が生えることが多く、その頃から歯ぐずりが現れる赤ちゃんも多くいます。

歯ぐずりの特徴は?

赤ちゃんがぐずっているとき、それが歯ぐずりかどうか見分けるために歯ぐずりの特徴を紹介します。もし「歯ぐずりかも」と思ったら、次の対処方法も参考にしてみてくださいね。

・何でもかじる

歯ぐずりのときには、口の中のむず痒さのせいか、何でも口に入れて噛むようになることがあります。おもちゃやマットの端っこ、タオル、乳首や母乳瓶の先など、口に入りそうな近くにあるものを、ガチガチと噛みます。このとき、口の中に入り込んで窒息しないように赤ちゃんの行動を注意深く見ることが必要です。

・食欲が落ちる

歯ぐずりが始まると、母乳やミルクを飲む量が減ることがあります。極端に飲む量や食べる量、排泄量などが少ない場合は、病院への受診が必要です。いつもと変わりなく授乳できて元気そうであれば様子を見ましょう。

・よだれが多くなる

よだれが多くなって服に垂れたり、よく噛むようになっている場合は、噛んだものがよだれでビチョビチョになることがあります。

よだれもまた、歯が生える過程で自然と多くなるものなので、必要以上に心配することはありません。どうしても心配な場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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歯ぐずりの対処法は?

赤ちゃんの歯の不快感を抑えるために試したい対処法について紹介します。

・歯茎のマッサージをする

指にガーゼを巻いて歯茎のマッサージをしてあげることもいい方法です。口を触られることに慣れていき、歯磨きの練習にもなるでしょう。

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乳歯は、5〜6か月ごろに生えてきます。乳歯が1〜2本のころはガーゼでふく程度でいいのですが、上下の前歯が生えてくる7か月ごろからは、歯ブラシでのケアを始めるようにしましょう。

・歯固めを使う

歯固め用のおもちゃを使うこともいいでしょう。歯固め用のおもちゃは、なめたり口に含んでも問題ない素材でできていて、様々な形状のものがあります。赤ちゃんの年齢や好みに合わせて使ってみてください。

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・冷たいものを与える

歯固め用のおもちゃを冷蔵庫で5〜10分ほど冷やしたり、離乳食が始まっていれば少しだけ冷えたものを食べさせることなども、歯茎のむず痒さや赤みを抑えるには効果的です。

ただ、冷たすぎると赤ちゃんが驚いてしまうかもしれません。冷やしすぎず、体が冷えないように与えすぎないよう注意しましょう。

赤ちゃんの歯が生え始めたら小児歯科へ受診を

歯ぐずりがあるということは、歯が生えてきている証拠なので、そのあと歯が生えてきたらなるべく早く小児歯科を受診するようにしましょう。

歯ぐずりは、歯の生え始め前後に感じる違和感やむず痒さで赤ちゃんがぐずってしまうことをいいます。

歯が生え始めた前後に何でもかじったり、よだれが多くなったりなどの状態が見受けられる場合は、歯ぐずりの可能性が高いでしょう。

歯の成長を観察したり、歯磨きを行う必要もあるため、小児歯科を受診して歯磨きのコツなどを教えてもらいましょう。

参考

・日本小児歯科学会「こどもたちの口と歯の質問箱 」、【歯みがき・むし歯予防】、2021年3月閲覧

・一般財団法人、日本口腔保健協会「FAQお口の相談室」、2021年3月閲覧

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