【専門家監修】赤ちゃんの帽子のサイズはどう選ぶ?
帽子はいつから赤ちゃんにかぶせる?
帽子をかぶせ始める時期は家庭によってそれぞれです
誕生してから1ヶ月頃までは、基本的には屋外に出ることはなく室内ですごしているため、帽子をかぶせることはないでしょう。
1ヶ月健診を終えて外出を始めるあたりからかぶせ始める人もいれば、特別な日のおしゃれとして、ママ・パパとコーディネートを楽しんだという人もいたりと、かぶせ始める時期はそれぞれ違っています。
赤ちゃんの体温は環境に左右されやすいため、冬の寒いときや夏の暑いときに帽子でうまく体温調整をしてあげましょう。
赤ちゃんの体温についてはこちらの記事を参考ください。
赤ちゃんの帽子のサイズのめやす
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※この表にある頭の大きさに対する帽子のサイズはあくまでも目安です。帽子の素材やデザインによっては違いが出る場合があります。
ニット帽やキャップ系など、帽子の素材や種類によってもサイズが異なるので、可能であれば試着してから購入しましょう。
贈り物の場合は、サイズ調整ができるものだと安心です。
赤ちゃんの頭位は個人差がありますが、新生児期から1歳ぐらいまでは、3ヶ月ごとに約2cmずつ大きくなると覚えておくと便利です。
サイズの測り方
メジャーで測ってもいいのですが、より危険が少ない、ひもを使う方法がおすすめです。サイズの測り方はこちらを参考にしてみてください。
赤ちゃんに帽子はどうしても必要?
赤ちゃんは気分によっては帽子を嫌がることもあります。無理にかぶらせる必要はありませんが、帽子をかぶることのメリットもいくつかあります。
帽子をかぶるメリット
赤ちゃんにとって帽子は大人以上に大切な役割があります。どんなメリットがあるかみていきましょう。
- 赤ちゃんの頭を守る
帽子をかぶらせて、赤ちゃんが転んでしまったときなど、「もしも」の衝撃から頭を守ってあげましょう。赤ちゃんの頭のてっぺんには骨がなく柔らかい大泉門という頭蓋骨のすき間があります。大泉門は、個人差がありますがだいたい1歳半頃までには自然と塞がるとされています。
- 熱中症予防
外に出るときは帽子をかぶって暑さを避けるようにしましょう。強い日差しから守ることで、体温の上昇を防ぐ役割があります。蒸れてしまわないように、通気性が良いもの、汗の吸水性が良いものを選びましょう。
- 紫外線対策
日光浴で適度な日差しを浴びることは大切ですが、赤ちゃんは大人と比べて皮膚が薄いため、紫外線の悪影響を受けやすいです。日差しの強い時間帯を避け、強い日光を長時間浴びるのはやめましょう。
1年のうちで紫外線の強い春から初秋にかけては注意が必要です。
天気のいい日に散歩に行くときには帽子をかぶって外出しましょう。帽子が直射日光をさえぎってくれます。UVカット加工されたものだとより安心です。また、つばのついているものや、襟足に日差し除けのある帽子を選ぶと紫外線対策には効果的です。
- 防寒
冬場は帽子をかぶることで、頭皮から体温が放出されるのを防ぎ、赤ちゃんを寒さから守ることができます。
冬の帽子の素材は毛糸を選びがちですが、チクチクして嫌がる赤ちゃんもいます。2重構造になっているものやフリース素材、また形もニット帽型のものや、耳部分が覆われているものもあり種類も多いので寒さに合わせて選ぶようにしましょう。
熱が帽子の中にこもることもあるため、赤ちゃんの様子を観察しつつ、帽子で体温調整してあげるようにしましょう。
どうしても帽子を嫌がるときのテク
初めて帽子をかぶらせるときは、赤ちゃんの機嫌のいいときがおすすめです。無理矢理かぶせるのではなく、自然と帽子が好きになるよう工夫しましょう。
例えばママ・パパも帽子をかぶり、「○○ちゃんの帽子はこれね」と言ってかぶせたり、帽子をテーマにした絵本などを見せるなどするのもよいでしょう。
赤ちゃんは、帽子のかぶり心地が悪くても、言葉で伝えることはできません。もし嫌がる場合は、素材やタイプの違う帽子をかぶせてみるなど、試してみるとよいでしょう。
できる限り赤ちゃんの頃から帽子をかぶる癖をつけてあげると、大きくなってからも抵抗感が少なくなるようです。
「外出時は必ず帽子」と帽子をかぶらせて癖をつける
「帽子をかぶったらお出かけ」と赤ちゃんをわくわくさせるように、外出時にかぶる習慣をつけるといいでしょう。
言葉を話せるようになると「○○ちゃんもかぶってるから一緒にかぶろう」と声がけしたり、「かぶらないと暑いよ」など必要性を説明してあげるのも効果的です。
褒める
帽子をかぶったときに「可愛い」「かっこいい」「似合ってるよ」など、褒めて気分をあげてあげましょう。
ママ・パパが帽子をかぶって見本になったり、「おそろいだねー」と家族で楽しむのもいいでしょう。
欲しい帽子を選ばせてあげる
少し大きくなったら、ママ・パパが選ぶのではなく、子どもが自分で欲しいと思う帽子を選ばせてあげましょう。
自分で選んだお気に入りの帽子なら進んでかぶってくれるでしょう。
季節に合わせて赤ちゃんに心地いい素材を選ぶ
帽子がチクチクしたり、素材がごわごわしていないか、汗が出て気持ち悪くないか、タグが当たって不快ではないかなど、ママ・パパが確認してあげましょう。
帽子をかぶることが赤ちゃんにとって心地よければ、嫌がらずにかぶってくれることも多いです。
帽子を嫌がるときのテクは様々ですが、上に挙げたテクはほんの一例です。自分の子どもにあったテクを色々と試してみましょう。
どうしても帽子をかぶるのを嫌がるときは、怒るのは逆効果です。無理にかぶせようとせず、ベビーカーの日差し除けを活用したり、パーカーを着せて、フードをかぶせたりするのもよいでしょう。そして落ち着くまで待って再チャレンジするようにしましょう。
帽子を沢山活用しましょう
おしゃれをするためのファッションアイテムであると同時に、帽子は赤ちゃんの頭や身体を守ってくれる重要なアイテムです。
赤ちゃんの成長はあっという間で、ほんの数ヶ月でもどんどんサイズが変わっていきます。
帽子のサイズや頭の大きさは個人差があるため、「この月齢でこのサイズ」というよりは赤ちゃんの頭の大きさにあったものを選ぶようにしましょう。
デザインや素材によってサイズが違うこともあるので購入の際には注意しましょう。ひもや面ファスナーなどで調整できるものや、可愛いデザイン、機能性の高いものなど沢山あるので赤ちゃんの心地よさに配慮しつつ、季節に合ったものを選ぶように心がけましょう。
参考:
厚生労働省、「乳幼児身体発育調査の概況について 」(表6)(2021年4月12日閲覧)
厚生労働省、「令和2年度の熱中症予防行動の留意点について 」(2021年4月12日閲覧)
株式会社学研パブリッシング、「はじめての育児」、2013年
環境省、「紫外線環境保健マニュアル 」(2021年4月12日閲覧)
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