【管理栄養士監修】離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)のかぼちゃ|冷凍保存やレシピなど
離乳初期のかぼちゃはいつから与えられる?
かぼちゃは離乳初期の生後5〜6ヶ月頃からOK
かぼちゃは離乳初期の生後5〜6ヶ月頃から与えられます。離乳食をおかゆからスタートして、1週間ほど経った頃から与えるようにしましょう。
かぼちゃは甘みがあり、なめらかにつぶすと口当たりがよいため、赤ちゃんが食べやすい野菜のひとつ。はじめての野菜のチャレンジにもぴったりです。調理が簡単で冷凍保存できるのもうれしいですね。
かぼちゃは色合いもきれいで見た目も楽しめるので、離乳食に大活躍する食材のひとつです。初期のうちに食べなれておくと安心でしょう。
はじめは離乳食用スプーンひとさじから
かぼちゃをはじめて与えるときは、ほかの食材と混ぜずにそのまま与えます。離乳食用スプーンで1さじからはじめてみて、少しずつ量を増やしていきましょう。
離乳食全期間を通したかぼちゃの調理方法など、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
離乳初期のかぼちゃレシピ
材料(作りやすい分量)
かぼちゃ 1/8個(1食あたり約10〜20g)
作り方
- よく洗い、ワタと種を取る。
- 電子レンジの場合:耐熱容器に入れ、水を大さじ2加え、ふんわりラップをする。電子レンジ(600W)で約4分加熱する。
ゆでる場合:かぼちゃを一口大に切り、鍋に並べ、ひたひたの水をいれて強火にかける。沸騰したら弱火にし、落しぶたをして沸騰させないように約10〜15分ゆでる。やわらかくなったらお皿に上げて冷ます。 - 粗熱が取れたら、皮を取り、ゆでた場合は一口大に切る。
かぼちゃの基本の調理の仕方について、こちらの記事では動画で紹介しています。参考にしてみてくださいね。
離乳初期のかぼちゃを簡単に調理するポイントは?
ポイント1:電子レンジで加熱すれば時間短縮に
かぼちゃは電子レンジで加熱すると簡単です。鍋でゆでてもよいですが、電子レンジなら時間短縮できるうえ、洗い物も少なく済みます。
加熱の際、水を一緒に入れることで、乾燥を防いでしっとりできあがりますよ。
ポイント2:ハンドブレンダーを使うとさらに便利!
かぼちゃはハンドブレンダーを使ってペースト状にすると便利です。すり鉢や裏ごし器を使ってもよいですが、力が必要だったり、手間がかかったりと少し面倒なもの。ハンドブレンダーを使うと、力いらずであっという間にできあがります。
ハンドブレンダーを使うときは、まとめて作る方が撹拌しやすいので、8分の1個程度をまとめて作って冷凍保存しておきましょう。
ポイント3:市販の冷凍かぼちゃを使ってもOK
かぼちゃは生のもの以外にも、市販の冷凍かぼちゃを使ってもよいでしょう。かぼちゃが旬でなく手に入りにくい時期は、冷凍のものを使うと便利ですよ。
冷凍かぼちゃは1個あたり30g前後なので、離乳食のちょうど1~2食分ほど。食べる分だけ使えて、電子レンジで簡単に調理できるので時間短縮にもなります。
冷凍かぼちゃをストックしておけば大人用の料理にも使えるので、野菜不足解消にもおすすめですよ。
離乳初期のかぼちゃは冷凍保存できる?
離乳食用にペースト状にしたかぼちゃは冷凍保存できます。まとめて冷凍しておくと、離乳食作りの時間を短縮できますよ。
冷凍かぼちゃを使った場合でも、ペースト状にした後に再び冷凍しても大丈夫です。ペーストにする際にしっかり加熱しておきましょう。
冷凍保存の方法は、ペースト状にしたかぼちゃを離乳食用小分けトレーに大さじ1ずつ入れて凍らせます。凍ったらフリージングバッグに移して、1週間以内に使い切ります。
食べる前に電子レンジまたは小鍋などで再加熱しましょう。1週間は目安の期間なので、 匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。
食物アレルギーに関する注意
かぼちゃは、まれに食物アレルギー発症の危険性があります。初めて与える際は少量から始めましょう。
万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に与えるようにしましょう。
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かぼちゃは離乳初期に取り入れやすい野菜のひとつです。赤ちゃんが食べやすく、調理も簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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