トイレトレーニングが進まないときどうしたらいい?
トイレトレーニングが進まないときはどうする?
トイレトレーニングを何となく始めてみたけれど、トイレに座っても便が出なかったり、子どもがトイレに行くこと自体を拒んだり……とトイレトレーニングがなかなか進まないという事がよくあります。
周りの子がおむつを外す時期になると、ママやパパもほかの子と自分の子を比較して焦ってしまいがちですが、親の焦りが子どもに伝わり、トイレトレーニングが余計に進まなくなることもあります。
まずはトイレトレーニングが進まない原因を探ってみましょう。
トイレトレーニングが進まない原因は子どもによって様々
「友だちの〇〇ちゃんはおむつがとれたのに」とほかの子と比べるのはよくありません。
トイレトレーニングの進み方は個人差が大きく、いつから始めるか、何歳になったらおむつが取れるのかなども子どもによってそれぞれに違います。
自分の周りの家庭が始めたからといって、わが家も……と始める必要はありません。
トイレトレーニングを行うにあたって、まずは子どもの発達段階がトイレトレーニングを行うのに丁度よい頃合いなのかを見定めてみましょう。
トイレトレーニングを行う最低限の目安はこちらです。
- 自分でトイレに座り、体勢を保つことができる
- 大人と会話や簡単な単語で意思疎通ができる
- おむつが常に尿や便でパンパンではなく、膀胱にある程度おしっこを溜められている様子がある
トイレトレーニングが進まない原因を探る
トイレトレーニングを始めたものの、トイレで座っても尿や便が出ないことや、排泄をしそうなタイミングでトイレに連れて行っても出ない。という理由でなかなかトイレトレーニングが進まず、焦るママやパパもいるかもしれません。
子どもがトイレを嫌がる原因は以下のようなものがあります。
- イヤイヤ期
- 環境の変化があったばかり(下の子が産まれた、保育園・幼稚園などに入園した、引っ越しをした)
- 怖い(水の流れる音や便座に座ると落ちそうなど)
- トイレを失敗して怒られたことがトラウマ
- 遊んでいる途中でトイレに行きたくない
- 便秘になっているので出ない
- パンツよりおむつが楽だと気づいている
- まだトイレトレーニングの時期には早い
トイレトレーニングを嫌がる原因を解消しよう
トイレを嫌がる原因を探り、なんとなくでも理由がわかったらまずは嫌がる原因を少しずつ取り除いていきましょう。解消例を参考にしてみてください。
- イヤイヤ期
イヤイヤ期は子どもの成長過程のため、解消することは難しいかもしれません。
子どもにとってトイレを「楽しい」と思える場所にしたり、明るい雰囲気にしたりして、子どもが楽しめる環境をつくるように心がけましょう。
- 環境の変化があったタイミングのとき
子どもにとって環境の変化は大きなストレスでもあります。
そのタイミングで新しいことを取り入れても、なかなかうまくいきません。
下の子が産まれたり、引っ越したばかりであったりすれば、環境に慣れるためにも1〜2ヶ月程度は余裕をもたせてみましょう。
保育園や幼稚園に入園したばかりであれば、ゴールデンウィーク明け頃からスタートするのがおすすめです。
- トイレが怖い・トラウマがある
トイレに行ったときの温水洗浄便座の起動音や水が流れる音などを「怖い」と感じる子もいます。
トイレの仕組みや、どういうものなのかを実際に見せてあげることで、トイレで鳴っている音は怖くないと思わせるようにしましょう。
トイレトレーニングが進まないと、ついつい子どもを怒ってしまうこともあるかもしれませんが、子どもは怒られたことをきっかけに更にトイレが嫌いになってしまうことがあります。
トイレトレーニングを始めたら、たとえ失敗しても怒らず、「次は頑張ろうね」とポジティブな声掛けをしていきましょう。
- パンツよりおむつの方が楽だと気付いている
ある程度の年齢になり、知識が付いてくるとトイレで排泄するよりもおむつにしてしまった方が楽という理由から、尿意に気づいているのにわざとおむつにしてしまう子もいます。
日中はパンツで過ごしているのに、排泄のときだけ子ども自身がわざわざおむつにはき替えているのであれば、子どもは確実におむつで排泄する方が楽だと理解しています。
紙おむつの残り枚数を見せて、「これが終わったら、もうおむつはありません」と伝えたり、カレンダーを用いて「〇日になったらおむつはありません」と決めて、子どもに教えたりするのも効果的です。
トイレトレーニングは声掛けも大切
トイレトレーニングは子どもに対しての大人の声掛けが重要です。
「トイレ一緒に行こう!」「おしっこでるかな?」といった声掛けをしていきましょう。
子ども自身が心の準備が必要な場合もあるかもしれません。うまくできたら毎回褒めてあげましょう。
トイレが成功したときに子どもの達成感を促すために、トイレトレーニングのグッズを使ってみるのも一つの手です。
子どもにとってトイレが楽しくなるためのグッズは、こちらの記事を参考にしてみてください。
保育園・幼稚園に通っている場合
保育園・幼稚園などに通っている場合、ついつい園任せにしてしまいがちですが、家庭でのトイレトレーニングの経験も大切です。
家庭であまり積極的にトイレに行かないと、トイレトレーニングの期間が長引く傾向もあります。頃合いを見極めて家庭でも少しずつ進めるようにしましょう。
保育園・幼稚園と連携して、トイレトレーニングを進める
保育士や幼稚園教諭と保護者であるママとパパが、子どものトイレの進み具合や現状などを共有することが大切です。
「今日はどのくらいパンツで過ごせた」「休日はほぼパンツでいけた」「今日は何回失敗してしまった」など家庭での様子をしっかりと園側に伝えるといいでしょう。
家ではおむつ、園ではパンツという状態ではなかなか前に進みません。園と家庭の協力があってこそトイレトレーニングは進められます。
幼稚園の方針によってはおむつ禁止であったり、トイレトレーニングの完了が入園の条件であったりする場合もあります。
幼稚園への入園を検討している場合は、希望している園がどのような対応をとっているか確認してみて下さいね。
トイレで排泄できないからといって焦ったり叱ったりしないようにしましょう
周りの子どもがトイレトレーニングを完了し始めると「うちの子もやらなきゃいけない」と焦ってしまいがちです。さらにママやパパ自信が焦っているときや余裕がないときは、子どもに対しても強く当たってしまうこともあります。
うまくいかないからといって、ママやパパが焦ってイライラしてしまうと、ますます子どもが失敗を恐れてトイレに行きたがらない場合もあります。
トイレトレーニングが進まないときは、子どもの話をしっかりと聞き、子どもがトイレを嫌がる原因などを解消してあげましょう。子どもを叱ったりしないように、子どもの緊張をといてあげることが大切です。
もしママやパパの仕事が忙しく、余裕がないときは無理にトイレトレーニングを行わず、様子を見ることも一つの方法です。
親も子どももお互いが気持ちよくトイレトレーニングを進めていけるように、各家庭のペースで取り組んでみてくださいね。
育児が不安なママ・パパをサポート
トモニテの記事は、アプリでもっと便利に読むことができます。
アプリは記事を読む以外にも、低月齢の赤ちゃんの成長記録に便利な「育児記録」の機能もあります。
ボタンタップで手軽な育児記録
© every, Inc.
生まれてすぐの赤ちゃんの生活リズムを把握するためにつけるべき育児記録。
トモニテのアプリなら、ボタンタップで簡単につけられて便利です。
パートナー間での共有はもちろん、じいじやばあばなどその他のご家族にも共有することで育児をシェアしやすくなります。
1週間ごとの記録がグラフでまとめて見れる
© every, Inc.
食事・睡眠・排泄・体温の記録では、1週間分の記録をまとめて見ることができます。
睡眠のまとめで周期が見えると、お昼寝のタイミングなどが予想しやすくなるので便利です。
大切な成長記録を印刷して残せる
トモニテアプリに記録した育児記録は、無料でPDFファイルとして出力ができます。
身長・体重も記録できるので、将来お子さんに見せてあげるために印刷・保管しておくのはいかがでしょうか。
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
写真提供:ゲッティイメージズ
※当ページクレジット情報のない写真該当