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離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)のりんご|冷凍保存やレシピなど

【管理栄養士監修】離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)のりんご|冷凍保存やレシピなど

離乳食を始めておかゆに慣れてきたら、野菜とともに果物もスタート!
甘くて離乳食に使いやすいりんごには、食物繊維やビタミンC、カリウムなども豊富です。
今回は、離乳初期でりんごを始めるときのレシピや与え方のコツをご紹介します。
離乳食を始めておかゆに慣れてきたら、野菜とともに果物もスタート!
甘くて離乳食に使いやすいりんごには、食物繊維やビタミンC、カリウムなども豊富です。
今回は、離乳初期でりんごを始めるときのレシピや与え方のコツをご紹介します。

離乳初期のりんごはいつから与えられる?

離乳初期の生後5〜6ヶ月頃からOK

りんごは、離乳初期の生後5~6ヶ月頃から与えられます。おかゆの味に慣れてきたら始めましょう。

りんごは甘みがあるので赤ちゃんに好まれやすい食材です。甘さを利用して、クセのある野菜などとあわせるのもおすすめです。ただし、よく食べるからといって多く与えすぎないよう量に気をつけましょう。

食物アレルギーに関する注意

りんごは、食品表示基準で定められた「特定原材料に準ずるもの21品目」に含まれ、食物アレルギーや口腔アレルギーを起こす危険性があります。

初めてりんごを与える際は、赤ちゃんの体調の良い日に、少量から始めましょう。

万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

離乳食用スプーン1さじから始めよう

りんごを初めて与えるときは、離乳食用スプーンで1さじを与え、赤ちゃんの様子を見てください。初めての食材を与えるときは、ほかの食材は食べ慣れたものにしましょう。

離乳初期でりんごを与え始めたら、離乳食用スプーン1さじを4~5日続け、問題がなければ2さじに増やします。2さじを4~5日続けたら3さじに増やす、というふうにゆっくり増量していきましょう。

離乳食全期間を通したりんごの調理方法など、詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

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離乳初期のりんごのレシピ

離乳初期のりんごは、基本的にすりおろしや裏ごしにして加熱してから与えるか、やわらかくゆでてからすりつぶします。

    

離乳初期のりんごの加熱には、電子レンジを使っても大丈夫です。

材料

・りんご 1食あたり約1/12個(約20g)

作りやすいように20gくらいで調理しますが、りんごを与え始めたばかりの時期は全量を与えないよう気をつけましょう。この時期は少量ずつ新しい食品に慣れていくのが大切です。

なお、りんごなどの果物は、生後7ヶ月頃からの離乳中期に入ると、野菜と併せた量で20~30g食べられるようになります。

作り方

1.りんごは皮をむいて種や芯を取り、すりおろす。

2.初めの頃は、耐熱容器に少量の水を加えて入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で約30〜40秒加熱するようにしましょう。甘みが増して柔らかくなり、赤ちゃんが食べやすくなります。

こちらの記事では動画で作り方を紹介しています。参考にしてみてくださいね。

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ペースト状にした離乳初期のりんごは冷凍保存できる?

ペースト状の離乳初期のりんごは冷凍もOK!

離乳初期、与えやすいようペースト状にしたりんごは冷凍保存できます。

数回分を一度に作って冷凍しておくと、調理時間を短縮でき、ほかの食材に合わせるときにもさっと使えて便利です。

フタ付き製氷皿や冷凍用密閉袋を利用して、1回分を取り出しやすく工夫して冷凍しておきましょう。

離乳初期は、縦に8~12等分したりんごをゆでて冷凍しておき、凍ったままですりおろして使う方法もあります。

解凍後のりんごは、食べる前に必ず電子レンジか小鍋を使って再加熱が必要です。

冷凍しておいたりんごは1週間以内を目安に使い切りましょう。

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甘味のあるりんごは、ほかの野菜とあわせてアレンジできる食材です。赤ちゃんに与える量に注意しながら上手に活用してみてくださいね。

注意事項

食材は、特定のアレルギー体質を持つ場合に、アレルギー反応を引き起こすおそれがあります。

初めての食材を食べる子どもには十分注意が必要です。様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

離乳食を調理する前に、「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」を事前にご確認の上ご利用をお願いいたします。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

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