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【管理栄養士監修】離乳食のたら|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食のたら|いつからはじめる?

たらは白身魚ですが、離乳食で与える場合、鯛やひらめなどの白身魚と異なり与える時期に注意が必要です。
この記事では、「たらはいつから食べられる?」「どのくらいの量食べさせたらよい?」といったママやパパの疑問にわかりやすくお答えします。
たらは白身魚ですが、離乳食で与える場合、鯛やひらめなどの白身魚と異なり与える時期に注意が必要です。
この記事では、「たらはいつから食べられる?」「どのくらいの量食べさせたらよい?」といったママやパパの疑問にわかりやすくお答えします。

たらはいつから食べられる?

離乳後期(生後9~11ヶ月頃)から様子を見ながら開始

たらは白身魚ですが、食物アレルギーを引き起こす可能性があるため離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から様子を見て少しずつ与え始めましょう。

かれい、ひらめなど、ほかの白身魚に慣れてから与え始めると安心です。

ここでいう「たら」とは「生たら(真だら)」のことです。「たら」と名の付くものには「銀だら」もありますが、実は別の魚です。

「銀だら」は脂が多いため「たら」と同じ時期に与え始めると赤ちゃんの胃腸に負担をかける可能性があるため注意しましょう。

また、塩だらは塩分を多く含んでいるため離乳食に使うのは避けたほうが安心です。離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)以降、よく塩抜きをしてから使うとよいでしょう。

どのくらいの量を与えたらよい?

子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて与える場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

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たらの固さ・量の目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

たらの時期別の固さ・量の目安

離乳食たら

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • たらは鮮度が落ちやすいため、新鮮なものを選び購入後は早めに調理をする。
  • よく加熱し骨や皮を丁寧に取り除く。
  • 焼くよりもゆでるほうがやわらかく仕上げることができる。

調理方法

時期ごとに調理方法をご紹介します。

過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!

初期(生後5〜6ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。

中期(生後7〜8ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。

後期(生後9〜11ヶ月頃)

動画で作り方をチェック

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食物アレルギーを引き起こす可能性があるので生後9〜11ヶ月頃から少量ずつはじめます。
動画でわかりやすくたらの調理の方法を紹介します!

完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)

ゆでたあと、骨や皮を取り除き、身を1cm程度にほぐして与えます。

食物アレルギーについて

たらは食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

注意事項

食材は、特定のアレルギー体質を持つ場合に、アレルギー反応を引き起こすおそれがあります。

初めての食材を食べる子どもには十分注意が必要です。様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

離乳食を調理する前に、「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」を事前にご確認の上ご利用をお願いいたします。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当