【管理栄養士監修】離乳中期のきゅうり|レシピや冷凍保存方法など
離乳食のきゅうりはいつから与えられる?
離乳中期の生後7〜8ヶ月頃からOK
きゅうりは離乳中期の生後7〜8ヶ月頃から与えられます。離乳食に慣れ、2回食にステップアップする頃に挑戦しましょう。
きゅうりの皮は固いので、初めのうちは皮をむきます。加熱したものをみじん切りにするか、生のまますりおろして与えてください。
きゅうりはほかの食材とも相性がよく、和え物やサラダに食感や味のアクセントを与えてくれます。中期になったらぜひ試してみましょう。
初めて与えるときは離乳食用スプーン1さじから
初めてきゅうりを与えるときは、離乳食用スプーン1さじから始めます。初めはほかの食材と混ぜずに与え、少しずつ量を増やしましょう。
離乳食全期間を通したきゅうりの調理方法など、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
離乳中期のきゅうりのレシピ
離乳中期のきゅうりは、皮をむいて加熱したものをみじん切りにします。または皮をむいてすりおろしたものを、そのまま与えても大丈夫です。加熱は鍋、電子レンジどちらでも可能です。
材料
きゅうり 適量
作り方
1. きゅうりの皮をむき、5mmくらいの厚さの輪切りにする(大きいきゅうりの場合は種がある場合があるので縦に切ってスプーンで種をくり抜いてから切る)。
2. 熱湯でやわらかくなるまで約5分ゆで、ザルにあげる(電子レンジの場合は耐熱容器に入れ、水を少量加えてふんわりラップをかけて60Wで約1分加熱する。※きゅうりの量に応じて水と加熱時間は調節してください)。
3. 粒が残るくらいまでみじん切りにする。目安はジャム状。
こちらの記事では動画で紹介しています。きゅうりの基本の調理の仕方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
離乳中期のきゅうりを調理するポイントは?
ポイント1:皮と両端、大きい種は取り除いて調理する
きゅうりの皮は固くて食べにくく、青臭さを感じるため、離乳中期だけでなく離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)までは皮をむいて与えるようにしてください。皮の部分は、千切りや細かく切って、大人用のサラダや和え物などに混ぜ込んでいただくのもよいでしょう。
またきゅうりの両端は苦みを感じやすいため、1cmほど切り落として調理すると苦みが気になりにくくなります。
さらに、きゅうりの種が大きい場合は赤ちゃんが食べにくいことがあるので、縦に切ったあとにスプーンでくり抜いてから調理しましょう。
ポイント2:板ずりすると青臭さが気になりにくくなる
きゅうりの青臭さは「板ずり」することでもやわらぎます。
板ずりとは、まな板の上にきゅうりを置き、塩を振って手で軽く押さえながらきゅうりを前後にころがします。その後はしっかりと水洗いして塩を取り除きましょう。
ポイント3:加熱するなら電子レンジが簡単!
電子レンジを使って加熱すると、鍋に比べて調理時間を短縮できます。少量の水を加えることで、パサつかずに加熱できます。さらにしっとり仕上げるには、粗熱が取れるまでラップをかけたままにしておいてください。
離乳中期のきゅうりは 冷凍保存できる?
離乳食用に加熱してみじん切りにしたきゅうりは、冷凍保存が可能です。離乳食用小分けトレーに大さじ1程度ずつ入れて冷凍し、凍ったら冷凍保存用に移しましょう。冷凍保存したきゅうりは、1週間以内に使い切ってください。また与える前に電子レンジまたは小鍋などで再加熱しましょう。
すりおろしたものも冷凍できますが、解凍する際に必ず加熱してください。
保存期間の1週間は目安なので、 匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。
離乳中期にきゅうりを食べない場合はどうしたらいい?
きゅうりは青臭さを感じやすく、また固さもあるため赤ちゃんが口から出してしまうことがあります。
まずは青臭さをやわらげる方法を試し、やわらかく加熱してみましょう。またはかぼちゃやさつまいもなど、甘みのある野菜と合わせると青臭さが気になりにくくなります。
それでも吐き出してしまう場合は無理せずに、日を空けてチャレンジしてみましょう。
食物アレルギーについて
きゅうりは、まれに食物アレルギーを発症する可能性があります。初めて与える際は、離乳食用スプーン1さじの少量から始めましょう。
また、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与え、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるようにしましょう。
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きゅうりは、離乳食がさらに進み後期の手づかみ食べができるようになる時期には、スティック状にしてカミカミの練習にもぴったりの野菜です。離乳中期の頃から少しずつ、食べられるように挑戦してみましょう。
注意事項
食材は、特定のアレルギー体質を持つ場合に、アレルギー反応を引き起こすおそれがあります。
初めての食材を食べる子どもには十分注意が必要です。様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
離乳食を調理する前に、「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」を事前にご確認の上ご利用をお願いいたします。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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