ニューボーンフォトはセルフ撮影で!ポーズやコツ・注意点を紹介
ニューボーンフォトって?
ニューボーンフォトは「新生児の写真」のことです。元々はアメリカやヨーロッパで流行したものが、SNSの影響もあって日本でもニューボーンフォトが注目されています。
2021年12月時点では「ニューボーンフォト」のハッシュタグがついた写真が79万件以上もInstagramで投稿されています。
ニューボーンフォトが人気の理由は、赤ちゃんの「生まれたて感」がある姿を写真に残せることから。生後1ヶ月の新生児ならではの可愛らしさを写真に残したいママ・パパは少なくありません。
ニューボーンフォトはスタジオに行かなくても、セルフでも撮影可能です。ママと赤ちゃんの体調を考え、柔軟に撮影できるセルフ撮影がおすすめです!
セルフ撮影のカメラはなんでもOK!
ニューボーンフォトはセルフでも十分撮影できます。本格的なカメラがなくても、撮影条件を整えればスマートフォンでも素敵な写真を撮ることができます。
撮影機材にこだわるなら、一眼レフカメラやミラーレスカメラなどレンズ交換式のカメラがおすすめ。背景をぼかしたり、色調を補正したりできるので、理想のニューボーンフォトに近づけることができます。
子どもの成長をキレイに残したい!と思うなら、このタイミングで一眼レフカメラやミラーレスカメラの購入を考えてもいいかもしれませんね。
衣装・小物で可愛く撮れる!
衣装や小物を用意することで、自宅でのセルフ撮影をよりおしゃれに仕上げることができます。ここではセルフ撮影で工夫しやすい衣装、小物、背景について、ポイントを紹介していきましょう。
衣装はおむつ姿でもおくるみでもOK
赤ちゃんの衣装はシンプルなもの、普段着せているものでOKです。
「生まれたて感」を写真に残すために、赤ちゃんがはだかの状態で撮影することもありますが、赤ちゃんに何も着せない場合は、部屋の温度管理に十分注意してください。暖房をつけるなどして、赤ちゃんの体が冷えないように気をつけましょう。
ほかにも、おむつ姿やおくるみ、肌着、ベビードレスでの撮影も人気です。おくるみを使うなら、あらかじめ使い方を練習しておきましょう。赤ちゃんが撮影中にミルクを吐いたり、よだれを垂らしてしまったりすることもあります。そのため、おくるみや肌着は数着用意しておくことをおすすめします。
中には、天使のコスチュームやニット製の帽子とパンツのセットを着せることもあります。しかし、着替えの途中で機嫌が悪くなってしまう赤ちゃんもいます。そのため、さっと着せられるシンプルな衣装がニューボーンフォトにはベストです。
SNSなどをみていると衣装にもこだわりたくなってしまいますが、安全面からもセルフ撮影では普段通りの姿を撮影しましょう!
小物で雰囲気アップ
ニューボーンフォトを撮影するときは、小物で雰囲気をアップさせましょう。
■おすすめの小物
- ぬいぐるみ
- 哺乳瓶
- 帽子
- クラウン(王冠)
- ティアラ
- 造花
- 風船
どの小物も手軽に用意できてファンシーな雰囲気を演出してくれます。特に、哺乳瓶はニューボーンフォトにぴったりです。ぜひ撮影時に使ってみてください。
ニューボーンフォトは赤ちゃんの寝ている姿がメインとなるため、クラウンやティアラは頭に置いてもずれてしまい、使いにくいかもしれません。無理に使わず、赤ちゃんがご機嫌の状態で撮れるときに使いましょう。
ほかにも、編みカゴや大きなビーズクッションを使う人もいます。ニューボーンフォトでは赤ちゃんの手足を撮影するカットも人気ですが、赤ちゃんの足にママとパパの結婚指輪をかけるアイデアも。
ただし、普段使い慣れていないものを撮影に用いる場合は、かわいさだけでなく赤ちゃんの安全も十分考慮するようにしてください。小物によって事故が起こらないよう注意しましょう。
以下の記事でも、赤ちゃんの写真撮影時の小物や撮影方法のアイデアを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてくださいね。
背景や撮影場所は明るい場所で
セルフ撮影では、写真が暗くなりがちなので、背景や撮影場所は明るいところで行いましょう。
特に、自然光が入る明るい部屋がニューボーンフォトに最適です。部屋の照明を消して、自然光で撮影するとやわらかい印象の美しい仕上がりになります。
また、セルフ撮影では、身の回りのものや手軽に用意できる背景を活用してみましょう。
■手軽に用意しやすい背景
- 背景布
- レースカーテン
- 明るい色のシーツ
写真撮影時の背景として使えるさまざまな種類の「背景布」が通販でも多数販売されています。仕上げたいイメージに合う背景布を用意しておくとよいでしょう。
また、背景にレースカーテンを使うと雰囲気がアップします。自宅にレースカーテンがあれば、直射日光を防ぐこともでき、自宅にあるものを活用できます。
カーテン同様、身の回りのものを活用できるのがシーツです。単色のシーツは背景色が統一され、雰囲気がアップ。白は光を反射するので自然光とも相性がよく、ニューボーンフォトにぴったりのやわらかい写真が撮れます。
上手に撮影するコツは?
ニューボーンフォトを撮影するなら、セルフでもプロのように上手に仕上げたいですよね。
ここではセルフでも上手に撮影するコツを紹介します。
誰でも手軽にできるので、撮影のポイントを押さえておきましょう!
午前中の自然光で撮ろう
ニューボーンフォトの撮影タイミングのおすすめは、晴れた日の午前中です。
天気のよい日の午前中は十分な明るさがある一方、日光が強すぎず自然でやわらかい印象の写真撮影に向いています。
写真にした時の色も、自然光がもっともきれいに仕上がります。蛍光灯の光は青白く、白熱灯の照明はオレンジっぽく写ってしまいますよね。また、光が強すぎると写真が白飛びしてしまうことも。
ニューボーンフォトを撮影するなら、天気のよい日の午前中を狙って撮影してみましょう!
露出アップでふんわり明るく
一眼レフやミラーレスなどの本格的なカメラを使って撮影するなら、露出補正で色味を調整してみてください。
明るさが足りないときに露出を上げると、ふんわり明るく撮ることができ、ニューボーンフォトならではの神秘的な雰囲気が演出できます。
ただし、露出をあげすぎると白飛びしてしまうので注意が必要。何枚か試し撮りをしながら調節するとよいでしょう。
露出補正に加え、レンズを調整して背景をぼかして撮るのも、プロのような仕上がりになるのでおすすめです。
さまざまな角度で撮ってみよう
セルフ撮影でよくあるのが、「撮影に必死になっていて、あとから見返すと同じ構図ばっかり!」というケースです。特に被写体をセンターに配置する構図は多くなりがちですよね。
ニューボーンフォトを撮影する際は、意識してさまざまな角度から撮影してみましょう。
撮影時は赤ちゃんは寝ている状態になるので、上から赤ちゃんを眺める構図がメインとなります。上からの撮影に加えて、横顔を撮ったり、手足をズームしてみたり、斜めから撮ってみたり、角度を変えるだけで印象が変わりますよ。
ママやパパ、きょうだいと入れ替わりで一緒に写ってもらうのもよいかもしれません。角度を工夫すると思わぬ貴重な1枚が撮れることもあります。
連写でタイミングを逃さない
赤ちゃんの表情はコントロールできず、一瞬でどんどん表情が変わります。
そのため、撮影する時は連写することをおすすめします。
ニューボーンフォトの撮影では、とにかくたくさんシャッターを切って、あとから写真を選べばよいでしょう。
眠っている時が撮りやすい
ニューボーンフォトでは、赤ちゃんが眠っている時の撮影もおすすめ。
赤ちゃんが眠っていると、動かないので思った通りの写真が撮りやすくなります。眠ってくれると機嫌が悪くなることもないので、スムーズに撮影を終えられるのもメリットです。
生活感を消そう
ニューボーンフォトを撮影するなら、写真から生活感を消しましょう。生活感がないほど、雰囲気のある仕上がりになります。
用意した背景を使い、日常感・生活感のあるものは写真に写り込まないように片付けておきましょう。できるだけ赤ちゃんに近づくか、ズームアップして撮影すると写り込みを防ぐことができますよ。
簡単でおすすめのポーズ&構図はこれ!
ニューボーンフォトでおすすめの簡単に撮影できる定番の構図やポーズを紹介します!
おくるみやタオルケットでつつんで
ニューボーンフォトの定番中の定番が、おくるみやタオルケットでつつまれた赤ちゃんのショットです。
おくるみやタオルケットを使ったショットは簡単に撮影できますし、手間もかかりません。
このショットはシンプルでかわいいだけでなく、新生児の間にしか撮れない貴重なものです。
少し大きくなると、おくるみを自分で脱いでしまいます。おくるみにかわいくおさまる姿を、ぜひニューボーンフォトとして残しておきましょう。
手や足のパーツをアップで
生まれたての赤ちゃんの手や足のパーツを写真に残しておきましょう。
赤ちゃんの手足は信じられないくらい小さく、ふにゃっと新生児特有のかわいらしさがあります。
これからどんどん大きくなっていくので、生まれたての小さな手足はニューボーンフォトでしかおさめられません。
定期的に手足の写真を撮って、成長の過程を記録していくのもいいですね。
ママ・パパと赤ちゃんの手足をくらべっこ
ママやパパと赤ちゃんの手や足のパーツをくらべっこするのも、人気です。
赤ちゃんを撮ることにママとパパは夢中になってしまうかもしれませんが、ぜひ忘れずに自分たちと赤ちゃんの手・足のショットも撮っておいてくださいね。
大人と赤ちゃんの手足をくらべると、赤ちゃんの小ささが際立ちますし、将来見返した時に成長を実感できる写真を残せます。友人や祖父母に撮影を手伝ってもらい、家族みんなの手足を並べて撮るのもおすすめです。
家族と一緒に
ニューボーンフォトは赤ちゃんが主役といいつつも、赤ちゃんと家族の記録でもあります。
ママ・パパはもちろんのこと、きょうだいの写真も撮影しておきましょう。きょうだいと赤ちゃんの写真は、あとから見返した時に成長を実感できるものになるでしょう。
真正面から撮影するだけでなく、カメラを向ける角度にもこだわってみてください。
寝ている姿をアップで
ニューボーンフォトといえば、赤ちゃんの寝ている姿をイメージする人も多いかもしれません。
寝ている姿は撮りやすいだけでなく、「寝ていること」自体がニューボーンフォトらしさになります。
赤ちゃんの手をやさしく動かし、大の字やバンザイのポーズをしてもらうのもかわいいですよ。やすらかでかわいい、生まれたての寝顔もアップで撮って、写真に残しておきましょう。
ニューボーンフォト撮影の注意点
ニューボーンフォトはSNSにも素敵な写真が多く「同じ写真を撮ってみたい!」と思うかもしれません。また、撮影をしていると「もっとかわいく撮りたい」と夢中になってしまうことも。
しかし、赤ちゃんは生まれたばかりでデリケート。無茶な撮影は怪我や事故につながってしまう恐れもあります。
ここでは、ニューボーンフォトの撮影時に注意したいことを解説します。
無理な姿勢はNG
セルフ撮影では次のポイントを理解しておくことが大切です。
- この時期の赤ちゃんは仰向けで寝ている状態が自然
- SNSの写真は訓練を受けたプロの写真や合成の可能性がある
SNSで見たポーズをそのまま赤ちゃんにとらせるのは危険です。赤ちゃんが頬づえをついている写真を見たことがあるかもしれませんが、首のすわっていない赤ちゃんには絶対NGのポーズです。
また、うつぶせも赤ちゃんが呼吸困難になる可能性があり、ソファに寄りかからせたりするのも、首がすわっていない赤ちゃんには負担のある姿勢ですのでやめましょう。
セルフ撮影では無理な姿勢や不自然なポーズを赤ちゃんにとらせることは避けてください。
撮影者だけでなくサポート役も必要
撮影時は画面やファインダーをのぞくので、周りへの注意が不足しがちです。
ママやパパが1人きりで撮影するのではなく、必ずサポート役の人と2人以上で撮影をしましょう。
サポート役の人の仕事は、赤ちゃんの安全を守ること。赤ちゃんが誤ってなにかを口に入れたりしないように赤ちゃんに目を配ってもらいましょう。
サポート役の人に手伝ってもらうことで、事故や怪我なくニューボーンフォトの撮影を進めることができます。
落下しない・固いものがない場所で
撮影する場所にも十分注意してください。
赤ちゃんが落下する可能性があるベッドやクッションなど、高さのある場所での撮影は避けましょう。サポート役がついていても、柵のないベッドやクッションは危険です。
また、固いものがあると、赤ちゃんが頭を打ってしまったりするかもしれません。撮影に関係のないものは極力片付け、落下の心配や固いものにぶつかる心配のない場所で撮影するようにしてください。
危険な小物は使わない
ニューボーンフォトのクオリティを左右する、重要な要素である小物。しかし、かわいさだけで選んではいけません。
「赤ちゃんにとって安全かどうか」を第一に考え、危険な小物は使わないようにしましょう。
カゴを使うなら転がってしまわないか、クラウンやティアラは固く尖っていないか、確認しておきましょう。
口に入れてしまう大きさのものは避け、小物としてかわいいものでも赤ちゃんの近くに置かないよう気をつけてください。
直射日光・冷暖房の直風は避ける
撮影時は、赤ちゃんに直射日光が当たらないよう、レースのカーテンなどを使ってください。
また、室内の温度を赤ちゃんにとって快適に保つことはとても大切ですが、冷暖房の直風が赤ちゃんに当たらないようにしましょう。
カメラのフラッシュも控えたり、直接当てないように工夫し、赤ちゃんの目に入らないようにしましょう。
プロの撮影や小物レンタルも利用できる!
ニューボーンフォトをセルフで撮影するのはハードルが高いと感じたら、プロカメラマンに出張撮影を頼むのも方法の1つです。
プロによる撮影には、スタジオでの撮影と自宅での撮影が選べます。スタジオに行くのが大変な場合には、カメラマンが自宅に来てくれてママも赤ちゃんも負担なく撮影を行うことができます。
また、出張カメラマンのプランでは小物や背景も用意してくれたり、小物だけをレンタルできるサービスもあります。
すべてセルフで準備するのは大変なので、プロやレンタルグッズも活用するとよいでしょう。
赤ちゃんの成長をニューボーンフォトで残してみよう!
ニューボーンフォトは新生児の時期を残せる貴重な写真です。身近なものを使って工夫すればセルフでも、十分素敵な写真を撮影できます。
また、セルフ撮影が難しい場合にはプロの力を借りることもできます。赤ちゃんを最優先に、楽しみながら思い出に残るニューボーンフォトを撮影しましょう。
こちらの記事ではニューボーンフォトで後悔しないためのポイントや、いつまでに撮るものなのかをご紹介。あわせてチェックしてみてくださいね。
- セルフ撮影なら撮影タイミングを選ばずに撮れる!
- 身近なもので素敵な写真を撮れる!
- セルフ撮影では安全に十分配慮して撮影しよう
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アプリは記事を読む以外にも、低月齢の赤ちゃんの成長記録に便利な「育児記録」の機能もあります。
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