妊婦はカレーを食べてもいい?妊娠中にカレーを食べるときの注意点やメリットについて解説
「妊娠中はカレーばかり食べてしまう」「つわり中にカレーなら食べられた!」という人もいるほど妊婦さんに人気のカレー。
しかし、カレーの辛さやスパイスが赤ちゃんに影響しないか心配ですよね。
基本的に妊婦でもカレーを食べても大丈夫ですが、気をつける点がいくつかあります。
安全に、なおかつおいしくカレーを食べる方法を紹介します。
「妊娠中はカレーばかり食べてしまう」「つわり中にカレーなら食べられた!」という人もいるほど妊婦さんに人気のカレー。
しかし、カレーの辛さやスパイスが赤ちゃんに影響しないか心配ですよね。
基本的に妊婦でもカレーを食べても大丈夫ですが、気をつける点がいくつかあります。
安全に、なおかつおいしくカレーを食べる方法を紹介します。
妊婦はカレーを食べても大丈夫!
妊娠中にカレーを食べても問題ありません。
カレーは辛いので刺激が強いイメージがありますよね。また、塩分やカロリーが高い食事なので、妊娠中は食べてはいけないというイメージを持つ人がいるかもしれません。
しかし、香辛料の影響で体調が悪くなったり塩分過多になってしまうのは過剰に摂取した場合です。むしろ、適量であれば、嬉しい効果も多い食品ですよ。
妊娠中にカレーを食べる時の注意点
妊娠中にも食べられるカレーですが、いくつか注意点もあります。
ここでは、妊婦がカレーを食べるときの注意点をまとめました。
食べ過ぎないようにしよう
塩分やカロリー、スパイスの過剰摂取につながるので食べすぎには気を付けましょう。
カレーの食べ過ぎを避けるべき理由①塩分
妊婦の1日の塩分摂取量は6.5gが目標ですが、カレー1食分の塩分は3~4gと、摂取基準の半分を超えるほどです。
塩分を摂りすぎると妊娠高血圧症候群やむくみの原因になります。
カレーの食べ過ぎを避けるべき理由②カロリー
妊婦のカロリーの基準は1750~2500kcal/日が目安です。カレー1食のカロリーは800~1000kcalなので、こちらも1日の摂取基準の半分ほどです。
カロリーを摂りすぎると、体重増加につながります。過度な体重増加により産道に脂肪が付くと、難産への影響も懸念されます。
カレーの食べ過ぎを避けるべき理由③スパイス・ハーブ
スパイスやハーブは、通常の食品として摂取する量であれば、妊娠中のママへの影響はほとんどないとされています。
しかし、大量に摂取することや濃縮された形で摂取することは、母体や胎児になんらかの影響が及ぶ可能性を否定できません。
たとえば、過剰摂取によって妊婦や胎児への影響が懸念されるスパイスには下記のような例があります。
過剰摂取によって影響が懸念されるスパイス・ハーブの例
お菓子やカレーに使われるシナモン
パエリヤやカレーなどに使われるサフラン
お菓子やカレーなどに使われるナツメグ
栄養ドリンクやカレーに含まれるウコン(ターメリック)
いずれも通常の料理に含まれている程度なら問題ありませんよ。
カレーを食べるときには、1日1食までにしたり1食の量を減らしたりして工夫するとよいでしょう。
カリウムを含む野菜と一緒に摂取しよう
カレーを食べるときには、カリウムを含む野菜と一緒に食べるのがおすすめです。
なぜかというと、カリウムは塩分(ナトリウム)を体外に排泄する作用を持つためです。
カリウムは多くの食品に含まれますが、中でもさつまいもや切り干し大根、昆布やあおさなどの藻類に多く含まれています。
カリウムは、生の状態の方が効率よく吸収されるため、サラダと一緒にカレーを食べるのもよい方法ですね。
逆にカリウムの摂りすぎが心配な人がいるかもしれませんが、普通の食事から摂取する量では問題ありません。
激辛カレーは避けよう
激辛カレーは、胃腸に負担がかかるため食べないようにしましょう。
カレーの辛さはカプサイシンが主成分です。
カプサイシンは食道や胃腸、肛門を刺激します。食べすぎると、下痢や胃痛、息切れや咳、肛門の痛みなどの症状が出る可能性があります。
妊娠中はホルモンの影響で胃腸の働きが弱っているので特に注意が必要です。
激辛カレーは避けてくださいね。
また、こちらの記事では、カレー以外の辛いものを妊娠中に食べることについて解説していますよ。
食中毒に注意しよう
手作りのカレーは、「ウェルシュ菌」という食中毒の原因となる雑菌が繁殖しやすくなります。
ウェルシュ菌は加熱後、室温で放置し、再加熱というサイクルが続く場合に繁殖する菌です。
感染すると嘔吐や下痢などの症状が現れます。
感染を予防するためには、下記のような点に注意しましょう。
手作りカレーで気をつけるべき点
しっかり全体を加熱してから食べること
できるだけ早く食べる(常温で長時間置かない)
余った場合は小分けにして確実に冷やす
妊娠中にカレーを食べるメリット
注意点もあるカレーですが、妊婦中に嬉しいポイントもたくさんあります!
ここからは、妊婦さんにとってのカレーのメリットを紹介します。
栄養を摂りやすい
カレーはいろいろな食材を入れることができるので、妊娠中に摂りたい栄養素を摂取できます。
ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む野菜やきのこ類からたんぱく質を含む肉・魚類など、豊富な食材を入れたカレーは栄養満点です。
栄養バランスを意識してカレーを食べるとよいでしょう。
食欲がない時にも食べやすい
カレーに含まれている香辛料の香りや刺激は、食欲を増進させます。
つわりの時期にはホルモンのバランスが変化し、だるさや吐き気、眠気、食欲不振などに悩まされる人がいます。食べ物の嗜好が変化するのもつわりの症状の一つです。
普段はあまり食べなかった物や、特定のものを食べたい気持ちが強くなることもあります。刺激の強いもの、辛いものが食べたくなるママも少なくありません。
食欲がない時にもカレーなら食べられるようであれば、量に気をつけながら食べましょう。
妊娠中でも気をつけながらカレーを楽しもう!
カレーは基本的に妊娠中に食べても問題ありません。
ただし、香辛料や塩分、カロリーの過剰摂取を避けるために、食べ過ぎには注意が必要となります。
カレーを1週間に1回程度に抑える、1食のカレーの量を減らす、生野菜のサラダなどと一緒に食べるなどのように、工夫するとよいですよ。
- カレーは食べすぎに注意すれば、食べても大丈夫
- 少量の香辛料は血流の循環をよくし、冷えを改善する
- 塩分が心配な場合、カリウムを含む料理と一緒に食べる
- 激辛カレーは胃腸の負担になるため避ける
- 衛生管理に気を付ける
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