妊娠中にカップラーメンを食べてもよい？注意点や食べ方のポイントを解説

妊婦さんはできればカップラーメンを避けたほうがよいでしょう。

カップラーメンは、妊娠中に要注意な塩分や脂質を多く含んでおり、その他の栄養素が少ない食品です。食べる際はさまざまな注意が必要です。

カップラーメンは、炭水化物・脂質・塩分が多く、一方でビタミンやミネラル類がほぼ含まれません。妊婦さんはできるだけ避けたほうがいいでしょう。

特に注意すべきポイントは2点です。

塩分の摂りすぎはむくみなどのマイナートラブルを引き起こし、妊娠高血圧症候群のリスクも高めます。

商品にもよりますが、カップラーメンの塩分量はだいたい4～6g。

妊産婦の1日の塩分摂取量の目標は6.5gなので、カップラーメンを1つ食べればすぐに超えてしまいます。

脂質・カロリーが多い食品は過度の体重増加につながります。

妊婦さんはバランスよく食べながら適度に体重増加していくことが理想的なので、できるだけカップラーメンは避けた方がよいですよ。

栄養バランスの面で心配が多いとはいえ、手軽で美味しいカップラーメンをどうしても食べたくなる妊婦さんもいるでしょう。

「つわりの時はカップラーメンしか食べれなかった」「無性に食べたくなってついたくさん食べてしまった」という妊婦さんもいるようです。

ここからは、妊娠中にカップラーメンを食べたいときはどうしたらいいか、注意点を説明していきます。

まず、カップラーメンの食べる回数や量を減らしましょう。

カップラーメンを毎日食べたり、1週間に何回も食べたりするのは、栄養の偏りと塩分の摂りすぎにつながってしまいます。

そのため、カップラーメンを食べる頻度をできるだけ減らし、食べるときはワンサイズ小さいものを選ぶなどの工夫が重要です。

例えば、日清のカップラーメンシリーズ「カップヌードル」で比較すると、通常サイズとミニサイズでは下記のような栄養素の違いがあります。

サイズが小さい分、カロリーや脂質、塩分が抑えられていますね。

塩分の摂りすぎを予防するために、スープは飲まないようにしましょう。

スープを飲み切らなければ、少しでも塩分摂取を減らすことができます。

上に挙げた日清のカップヌードルで言うと、めん・かやくの食塩相当が2.4g、スープの食塩相当量が2.5gとなっています。

塩分の過剰摂取はむくみの原因となり、妊娠高血圧症候群のリスクにもつながるので気を付けましょう。

塩分を多く含むカップラーメンを食べる時には、カリウムを含む野菜などを一緒に食べるようにしましょう。

カリウムにはナトリウムを排出する働きがあるからです。

カリウムは昆布やひじきなどの藻類、さつまいも、切り干し大根、あんず、いちじくなどに多く含まれています。

カップラーメンを食べる際には、カップラーメンだけではなくカリウムが含まれる食品も意識して食べるようにしましょう。

カップラーメンを買うときは、ノンフライ・減塩・低カロリーのものを選ぶようにしましょう。

ノンフライの麵はフライ麵よりも脂質を半分以下に減らすことができます。

減塩のカップラーメンは、普通のカップラーメンよりも1～2gほど塩分を減らすことが可能です。

低カロリーのカップラーメンは、カロリーが抑えられているので体重管理に役立ちます。

どうしても食べたいときには、これらのカップラーメンを選んで食べるようにしてみましょう。

できれば避けたいカップラーメンですが、手軽に食べられるので妊婦さんにはありがたい食品ですよね。

懸念されるのは塩分や脂質が多いこと、栄養バランスが偏ることです。

どうしても食べたいときには、今回紹介した食べ方を参考にして、ストレスを溜めすぎないようにしましょう。

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