みかんはつわり中でも食べやすい！おすすめのレシピや食べる際の注意点【管理栄養士監修】
みかんは、つわりで思うように食事が摂れず苦労しているママにおすすめの果物です。
適度な酸味があってさっぱりしているので、気分が悪いときでも食べやすいですよ。
しかし、食べ過ぎには要注意。1日の目安量を知って、食べ過ぎを防ぎましょう。つわり中さらにみかんを食べやすくする方法や、みかんを使った簡単レシピも紹介します。
みかんは、つわりで思うように食事が摂れず苦労しているママにおすすめの果物です。
適度な酸味があってさっぱりしているので、気分が悪いときでも食べやすいですよ。
しかし、食べ過ぎには要注意。1日の目安量を知って、食べ過ぎを防ぎましょう。つわり中さらにみかんを食べやすくする方法や、みかんを使った簡単レシピも紹介します。
つわり中にみかんが食べやすい理由
つわり中にみかんが食べやすいのは、適度な酸味があるからです。
つわり中、吐き気や胃のむかつきで食欲がなくなるママも多いですよね。
酸味のあるさっぱりしたものは、酸味が食欲を刺激するのでつわりで気分が悪いときも食べやすいといわれています。
つわり中、食べられるものに悩んだら試してみてくださいね。
つわり中にみかんを食べたときの赤ちゃんへの影響は？
つわり中にみかんを食べても赤ちゃんに影響はありません。
極端に食べ過ぎると糖分の摂り過ぎやカロリーオーバーになりますが、みかんは低カロリーのため、そこまで心配しなくてもよいでしょう。
みかんには「ビタミンが豊富」というイメージがあることから、ビタミンAの摂りすぎが心配になるかもしれません。
ビタミンAは妊娠初期に摂りすぎると、赤ちゃんの耳の形成異常が生じる可能性が指摘されており、妊娠初期（成人女性）のビタミンAの推奨量（レチノール活性当量）は650～700μgRAEとされています。
みかん100gに含まれるレチノール活性当量は34μgのため、1〜2個食べる程度では心配しなくてもよいでしょう。
参考：食品成分データベース
つわり中にみかんを食べるメリットは？
つわり中にみかんを食べるメリットは次のとおりです。
つわり中にみかんを食べるメリット
不足しがちな栄養が補える
手で皮がむけるから食べやすい
酸味があって食べやすい
スーパーで手軽に買える
季節によっては手頃な価格で購入できる果物なので、つわり中に試してみてはいかがでしょうか。
つわり中にみかんを食べるときの注意点
つわり中にみかんを食べる際は、食べ過ぎに注意しましょう。
食べ過ぎると、糖分過多・カロリーオーバーから太りやすくなってしまいます。
1日の果物摂取量の目安は、200gといわれています。みかんを食べる場合は、1日2個までにしておきましょう。
また、みかんはできるだけ生の果物を食べましょう。みかんの缶詰はシロップ漬けになっているため、食べ過ぎには注意してください。
つわり中にみかんを食べやすくするポイントは？
つわり中は匂いに敏感になります。
食べ物は冷やすと香りを抑えられるので、みかんを食べるときは冷やしたり、搾ってジュースにしたりするのがおすすめです。
特に冷凍みかんはさっぱりして冷たいので、つわり中の気分転換にもおすすめですよ。
つわり中にみかんを食べやすくするポイント
冷たくして食べる
搾ってジュースにする
凍らせて冷凍みかんにする
口あたりのよいゼリーにする
食べやすいと感じる食べ方をいろいろ試してみてくださいね。
つわり中におすすめのみかんレシピ
ここからはつわり中におすすめのみかんレシピを紹介しましょう！
簡単に作れるものをピックアップしましたので、気になるものがあれば試してみてくださいね。
みかんのさっぱりアイス
みかんの缶詰を使って簡単に作れるさっぱりとしたアイスです。みかんの甘みとヨーグルトの酸味がよく合いますよ。袋に入れて揉んで凍らせるだけなので、洗い物が少なくて済むのもポイントです。
材料（2〜3食分）
みかん缶 100g（固形量）
みかん缶のシロップ 大さじ1
はちみつ 大さじ1（お好みで調節）
ヨーグルト（無糖） 200g
作り方
1.チャック付きのフリーザーバッグに材料をすべて入れてチャックを閉め、みかんをつぶしながら混ぜる。
2.平らにしてバットにのせて、冷凍庫で約2時間冷やし固める。
3.固まったら袋の上から少しもんでほぐし、器に盛り付けて完成。
つわり中にみかんを食べたくなると双子が生まれる？性別がわかる？
「つわり中にみかんが食べたくなると双子が生まれる」「みかんを食べたくなると赤ちゃんの性別は男の子（女の子）」というような話を聞いたことはありませんか？
つわり中の食べ物の好みで、子どもの性別がわかるなど、いろいろな話が聞かれますが、それらは基本的に迷信です。
つわり中にママが食べたくなるもので赤ちゃんの性別がわかるという科学的根拠はありません。
つわりがひどいときは食事が偏っても大丈夫？
つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。
理想はさまざまな食材をバランスよく摂れることですが、食事が難しい場合つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。
また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。
しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。
次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。
つわり中の食事の工夫
食べ物の形状やのどごしを変えてみる（ドロドロ、さっくり、ぱさぱさ、など）
温度を変えてみる（温める、冷やす）
ストローを使い口の中に広げないようにして飲む
味付けは薄めで脂っぽくないものを選ぶ
1回の食事を分け少量・頻回にして食べる
つわりがおさまるのはいつからいつまで？
つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。
しかし、つわりの症状は人により個人差があります。
つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。
なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻（にんしんおそ）」という状態になる人もいます。
食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。
つわり中のみかんに関するよくある質問
ここではつわり中のみかんに関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう！
つわり中、みかんの缶詰を食べていい？
みかんの缶詰を食べてもいいですが、シロップは残しましょう
つわり中にみかんの缶詰を食べても問題ありません。缶詰ならスーパーなどで一年中購入することができて便利です。しかし、缶詰はシロップ漬けになっているものが多く、シロップは糖分が多いので、果肉だけ取り分けて食べましょう。
1日に食べてもいいみかんの量は？
1日食べてもいいみかんの量は1～2個です
1日に食べてもいいみかんの量は、大きさにもよりますが、1～2個です。 1日の果物摂取目安量は200gなので、他の果物と合わせて200g以内に収まるように調整しましょう。
つわり中にみかんジュースを飲んでも大丈夫？
みかんジュースを飲んでも大丈夫ですが飲み過ぎには注意しましょう
みかんジュースを飲んでも問題ありません。しかし、ジュースは加糖されていたりするため、糖分の取りすぎが心配です。みかんはそのまま食べたり、市販のジュースではなく手絞りにしたり、そのままの味を楽しむとよいでしょう。
つわりがひどくて、みかんしか食べられなくても大丈夫？
つわりがひどいときは、食べられるときに食べられるものを食べましょう
つわりがひどいときは、食べられるときに食べられるものを食べるしかありません。食事の偏りもある程度は許容されます。 少しずつつわりが落ち着いてきたら、無理のない範囲でバランスのよい食事を心がけられるとよいですね。食事の偏りが続いたり、体重が減ってしまうような場合はかかりつけ医に相談しましょう。
みかんはつわり中におすすめの果物！いろいろな食べ方も試してみて
適度な酸味のあるみかんは、つわり中でも比較的食べやすい果物です。
つわり中の水分補給や栄養補給にも役立つので、凍らせたりジュースにしたりして、食べやすい形で食べてくださいね。
- つわり中にみかんを食べても問題ない
- みかんを食べるときは1日1～2個を目安に
- おいしくても食べ過ぎには要注意
- 凍らせたりゼリーにしたりするのもおすすめ
- みかんの缶詰は、果肉だけ食べよう
【注意事項】
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本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
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