りんごはつわり中でも食べやすい!おすすめの食べ方や注意点を解説!【管理栄養士監修】
適度な酸味があり、すりおろしたりジュースにしたりもできるりんごは、食欲が落ちやすいつわり中におすすめの果物です。
つわり中にりんごを食べやすくする方法や、りんごを使ったおすすめレシピも紹介しますので、いろいろな食べ方でりんごを毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
適度な酸味があり、すりおろしたりジュースにしたりもできるりんごは、食欲が落ちやすいつわり中におすすめの果物です。
つわり中にりんごを食べやすくする方法や、りんごを使ったおすすめレシピも紹介しますので、いろいろな食べ方でりんごを毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
つわり中にりんごが食べやすい理由
りんごは、適度な酸味があるため、つわり中でも食べやすい果物です。
つわり中は吐き気や胃のむかつきなどで食欲が落ちやすいですよね。
酸味は食欲を刺激するため、適度な酸味がある食べ物はつわりで気分がすぐれないときでも食べられるかもしれませんよ。
つわり中にりんごを食べたときの赤ちゃんへの影響は?
つわり中にりんごを食べても、赤ちゃんに影響はありません。
食品成分データベースによると、りんごは可食部100gあたり53kcalとされています。
りんごの玉の大きさにより異なりますが、りんごは1個あたり200〜400gほど。
小さめのものを1つ、大きめのものを半分食べた場合でも100kcaほどなので、過剰に食べ過ぎない限りは心配しなくても大丈夫でしょう。
妊娠中は食生活のバランス上、果物を取り入れることが推奨されています。りんごで1日補う場合、1/2〜1.5個が目安です。
参考:
つわり中にりんごを食べるメリットは?
つわり中にりんごを食べるメリットは次のとおりです。
つわり中にりんごを食べるメリット
適度な酸味があって食べやすい
水分・エネルギー補給になる
食物繊維が補えるので便秘予防になる
りんごに含まれるペクチンには整腸作用がある
脂質や糖の代謝を助けるりんごポリフェノールが摂れる(ただし過剰摂取には要注意)
むくだけで食べられるので間食(おやつ)にもおすすめ
主に皮の部分には、りんごポリフェノールが含まれています。りんごポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、病気の原因にもなる活性酸素を減らす働きがあります。
妊娠中にポリフェノールを過剰に摂取すると胎児に悪影響が出ることがありますが、果物を食事や間食などで通常摂取する程度では心配しなくて大丈夫ですよ。
つわり中にりんごを食べるときの注意点
つわり中にりんごを食べる際は、次のことに注意しましょう。
りんごは生のまま食べる
ビタミンCを補いたいときは、りんごを生のまま食べましょう。ビタミンCは熱に弱いため、煮たり焼いたりして加熱すると失われてしまいます。
生でよく噛んで食べることで、満腹感も得られやすいですよ。
皮ごと食べるときはよく洗って食べてくださいね。
皮をむいたら時間をおかずに食べる
皮をむいたら、時間をおかずに食べましょう。
皮をむいてから時間が経つと、酸化してりんごポリフェノールが失われてしまいます。
りんごの食べ過ぎに注意する
りんごは意外と糖質が多い果物です。食べ過ぎると糖質の摂り過ぎから体重が増えやすくなってしまうので、食べ過ぎないように注意しましょう。
妊娠中の1日の果物摂取目安量は、200~300gとされています。りんごだけでこの量を摂取するなら1日1/2~1.5個です。
できるだけみかんやバナナなど他の果物も組み合わせながらバランスよく1日の摂取目安量を満たせるとよいですね。
つわり中に不向きなりんごの食べ方は?
つわり中にりんごを食べるときは、基本的には生で食べましょう。
バターやたっぷりの砂糖を加えてジャムや焼きりんごにしたりするのは避けましょう。りんごに含まれるビタミンCやポリフェノールは熱に弱いので、加熱すると失われてしまいます。
また、バターや砂糖を使って調理すると、脂質や糖分の摂り過ぎにもつながります。
人によってはバターの香りで気分が悪くなったり、油分が胃腸の負担になったりすることもあるので、できるだけシンプルにりんごの味わいを楽しみましょう。
つわり中にりんごを食べやすくするポイントは?
つわり中にりんごを食べやすくするなら、酸味のあるものと組み合わせたり、すりおろしたりするのがおすすめです。
食欲がないときに試してみてくださいね。
ヨーグルトやレモンなど酸味があるものと組み合わせる
つわり中、酸味があるものだと食べやすいというママは多いもの。
りんごをさらに食べやすくしたいなら、ヨーグルトやレモンなど酸味のあるものと組み合わせると食べやすくなりますよ。
すりおろす・ジュースにする
吐き気が強く固形物が食べられないときは、すりおろしたり、ジュースにしたりしてみましょう。
すりおろしたりんごやジュースなら、胃腸に負担もかかりにくく、噛まずに飲みこめるので食べやすいでしょう。
つわり中におすすめのりんごレシピ
ここからは、つわり中におすすめのりんごレシピを紹介します。口あたりの良い寒天や栄養満点のスムージーなど簡単に作れるものをピックアップしたので、気になるメニューがあれば試してみてくださいね。
りんごのすりおろし寒天
りんごのおいしさが詰まった歯切れの良い寒天です。鮮やかなピンク色は、りんごの皮由来なんですよ。少しレモンを加えて、さっぱりとした味わいに仕上げています。食欲がないときも食べやすい水菓子です。
りんごとキウイのスムージー
食欲がないときも口にしやすいスムージーです。牛乳とヨーグルトが加わることで、まろやかな味わいに仕上がっています。切った果物をミキサーにかけるだけなので、手早く作れるのもポイント。忙しい朝にもおすすめです。
つわり中にりんごを食べたくなると子どもの性別がわかる?
「つわり中にりんごが食べたくなると、おなかの赤ちゃんは女の子(男の子)」のような話を聞いたことはありませんか?
赤ちゃんの性別は気になるところですが、つわり中の好みの変化で赤ちゃんの性別がわかる、といった話は迷信です。
妊娠中にママが食べたくなるもので赤ちゃんの性別がわかるという科学的根拠はないので、検査で性別がわかる日まで楽しみにしていましょう。
つわりがひどいときは食事が偏っても大丈夫?
つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。
理想はさまざまな食材をバランスよく摂れることですが、食事が難しい場合つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。
また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。
しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。
次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。
つわり中の食事の工夫
食べ物の形状やのどごしを変えてみる(ドロドロ、さっくり、ぱさぱさ、など)
温度を変えてみる(温める、冷やす)
ストローを使い口の中に広げないようにして飲む
味付けは薄めで脂っぽくないものを選ぶ
1回の食事を分け少量・頻回にして食べる
つわりがおさまるのはいつからいつまで?
つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。
しかし、つわりの症状は人により個人差があります。
つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。
なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という状態になる人もいます。
食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。
つわり中のりんごに関するよくある質問
ここではつわり中のりんごに関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう!
つわり中りんごばかり食べていて大丈夫?
つわり中は食べられるときに食べられるものを食べましょう
つわり中は、食べられるときに食べられるものを食べるしかありません。ある程度の食事の偏りは許容されています。少しずつつわりが落ち着いてきたら、無理のない範囲で食事のバランスにも気を配れると良いですね。
夜中にりんごを食べてもいい?
食べ過ぎなければ、夜中に食べてもかまいません
つわり中は、食べられそうなタイミングで食事をすることが大切です。おなかが空いて食欲があるなら、夜食を食べて構いません。ただし、りんごを含めて夜食を食べ過ぎると太りやすくなるので、量は加減しましょう。
つわり中にりんごジュースは飲んでもいい?
飲みすぎなければリンゴジュースを飲んでもかまいません
つわり中、食べることが難しい場合はジュースなどの液状のものから栄養を摂るしかありません。りんごジュースは適度な酸味があり飲みやすいので試してみましょう。一方で、ジュースの中には加糖されたものもあります。飲み過ぎには注意してくださいね。
りんごはつわり中におすすめの果物!食べるときは生で食べよう
適度な酸味のあるりんごは、つわり中でも食べやすいおすすめの果物です。
つわり中、さらにりんごを食べやすくしたいなら、レモンやヨーグルトなど酸味のあるものと組み合わせたり、ジュースやすりおろしりんごにするのがおすすめです。
食べられるときに食べられそうなものを食べて、しんどいつわりの時期を乗り切りましょう!
- つわり中にりんごを食べても赤ちゃんに影響はない
- りんごは1日1/2〜1.5個を目安に
- りんごだけでなく他の果物も毎日の食事に取り入れよう
- りんごを食べるときはできるだけ生で食べるのがおすすめ
【注意事項】
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