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いつも通りの生理なのに妊娠してたってあり得る?妊娠初期症状との違いや出血の理由を徹底解説!

いつも通りの生理なのに妊娠してたってあり得る?妊娠初期症状との違いや出血の理由を解説!

生理の時期に出血があると妊娠していないと思いがちです。

しかし、いつも通り生理があっても妊娠していたという人は少なくありません。生理だと思った出血は、実は妊娠にかかわる出血だったなんてことがありますよ。

この記事では生理がきても妊娠するのかを解説します。さらに生理ではない出血の正体や生理とその他の出血の見分け方も紹介します。

生理の時期に出血があると妊娠していないと思いがちです。

しかし、いつも通り生理があっても妊娠していたという人は少なくありません。生理だと思った出血は、実は妊娠にかかわる出血だったなんてことがありますよ。

この記事では生理がきても妊娠するのかを解説します。さらに生理ではない出血の正体や生理とその他の出血の見分け方も紹介します。

「いつも通りの生理で妊娠してた」はあり得る?

いつも通りの生理なのに妊娠してたってあり得る?妊娠初期症状との違いや出血の理由を徹底解説!

生理がこないことは妊娠を判断する代表的な症状です。

しかし、いつも通り生理がきたのに妊娠していたというのはめずらしいことではありません

生理がきたのに妊娠していた、その理由を解説します。

本当に生理があったなら妊娠していないはず

妊娠が成立したら生理は止まるため、生理があったら妊娠はしていません。生理は厚くなった子宮内膜が使われないために剥がれ落ちることで起こります。

しかし、卵子と精子が出会い受精卵となり子宮内膜に着床して妊娠が成立すると、生理は止まります。

そのため、出血が生理であれば、妊娠はしていません。

いつも通りの生理で妊娠してたという人がいるのはなぜ?

妊娠していても出血することがあるため、いつも通り生理がきたのに妊娠していた、という人は少なくありません。

妊娠に関連する出血は着床出血、排卵出血、異所性妊娠があります。これらの出血は生理周期と近い時期に起こることがあるため、生理と同じタイミングで出血があると生理と勘違いしてしまう人が多いようです。

着床出血だった場合

着床出血とは受精卵が着床するときに起こる出血のことです。

受精卵が子宮内膜に着床する際に子宮内膜の血管を傷つけることで起こります。着床出血は妊娠した人全員に現れるわけではなく、妊娠した人の4人に1人程度といわれています。

着床出血は生理よりも出血量が少なく、色もピンクや茶色など血が混ざったような色です。出血の期間も2日程度と生理よりも期間が短いのが特徴です。

妊娠前、最後の生理開始日を妊娠0週0日とします。その後、排卵が起こるのが妊娠2週頃、性行為ののち、着床するのが妊娠3週頃です。

着床出血は着床から少し遅れて起こることが多いため、妊娠4週目前後に現れます。

妊娠4週は生理予定日とほぼ同じタイミングのため、通常の生理と勘違いしやすいのでしょう。

排卵出血だった場合

排卵期出血とは排卵時に起こる出血のことです。

排卵期には卵巣内の卵胞からエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが大量に出たり、分泌量が急激に減ることがあります。

ホルモン量の変化の影響で子宮内膜の一部が剥がれ落ち、生理と似た出血をする場合があります。

排卵出血は生理と生理の間に起こるので中間期出血と呼ばれることもありますよ。排卵出血も生理よりも出血量が少なく、3日程度で終わるのが特徴です。

排卵出血があっても、その後受精卵が着床すれば妊娠が成立します。

異所性妊娠(子宮外妊娠)だった場合

異所性妊娠とは受精卵が子宮内膜ではなく卵管や卵巣、腹部などに着床してしまうことで、子宮外妊娠とも呼ばれます。

出血は異所性妊娠の症状のひとつです。異所性妊娠でも、妊娠検査薬は陽性を示すため、生理だと思ったのに陽性が出ると驚く人もいるでしょう。異所性妊娠での出血は着床出血と同様に着床して少し経ってから現れます。色は鮮血色、赤褐色で量は少なめなのが特徴です。異所性妊娠は妊娠した人の1〜2%で起こると言われています。異所性妊娠をそのままにしておくと、卵管破裂などの恐れがあり、命に関わることもあります。

妊娠検査薬で陽性が出たにも関わらず出血があった場合は、速やかに産婦人科を受診しましょう。

生理と生理ではない出血の見分け方

いつも通りの生理なのに妊娠してたってあり得る?妊娠初期症状との違いや出血の理由を徹底解説!

生理と生理ではない出血は、出血量や血の色、腹痛の程度などに違いがあります。着床出血、排卵出血、異所性妊娠はどれも生理に比べて出血量が少ないことが特徴です。

出血している期間も生理が7日程度なのに対して2、3日と短いことが多いですよ。チクッとした軽い生理痛のような痛みをともなうこともあります。しかし、血の色や出血の程度には個人差があり、自分での判断は難しいことが多いです。着床出血で血の塊が出たという人もゼロではありません。

妊娠の可能性やいつもと違う出血があったときは自己判断せず、医療機関を受診してくださいね。

妊娠初期に起きる身体の変化とよくある症状

いつも通りの生理なのに妊娠してたってあり得る?妊娠初期症状との違いや出血の理由を徹底解説!

出血以外にも妊娠により女性の身体にはさまざまな症状が現れ始めます。

ここでは妊娠初期に多くみられる症状を紹介します。

出血同様に、症状にも個人差があるため、あくまでも妊娠の目安と考え、妊娠検査薬や病院での検査で妊娠の判定をしてくださいね。

基礎体温が高い状態が続く

妊活中の人は基礎体温を記録している人もいますよね。基礎体温の記録は排卵日や妊娠の有無を把握するのに役立ちます。女性の身体はホルモンの作用によって低温期と高温期に分かれます。

妊娠が成立すると妊娠を維持するために高温期が続きます。一方で、生理開始日から排卵前はエストロゲンという女性ホルモンが分泌されるため、体温は下がり低体温期になります。

もし高温期が2週間以上続く場合は、妊娠の可能性が高いでしょう。

出血があった場合も基礎体温と照らし合わせることで生理なのか妊娠してるかの目安になりますよ。

おりものの量や色が変化する

妊娠するとおりものの量や状態が変化します。

妊娠初期はホルモンの分泌が多くなるため、おりものの量が増えます

色は透明から乳白色でサラサラと水っぽくなるのが特徴です。強いにおいやポロポロした状態、かゆみをともなうときは妊娠以外の病気の可能性があります。病院を受診してくださいね。

胸が張ったり乳頭がチクチクする

出産後の授乳に向けて妊娠中から身体は変化します。

女性ホルモンの分泌が増え、乳腺や乳管が発達し始めるため、胸の張りや乳頭にチクチクとした違和感を感じることがあります。服が当たるだけで痛みやかゆみがあるという人も少なくありません。

体のだるさや強い眠気を感じる

生理前に眠気やだるさを感じる原因はプロゲステロンという女性ホルモンの影響です。プロゲステロンは妊娠を維持するために必要なホルモンで、妊娠すると多く分泌されます。

生理がくるとプロゲステロンが分泌されなくなるため、眠気も治りますが、妊娠していると分泌され続けるため強い眠気や身体のだるさが続きますよ。

腹痛や下腹部痛・お腹の張りがある

妊娠によって子宮は収縮を繰り返しながら少しずつ大きくなっていきます。

そのためひきつったような痛みを感じることがあります。また、着床する頃にチクッとした痛みを感じたという人もいます。

また、妊娠すると便秘や下痢にもなりやすいため、便秘や下痢にともなう腹痛やお腹の張りを感じる人もいるでしょう。

腰痛が起きる

妊娠初期に腰痛が起こる人もいます。

原因は女性ホルモンやリラキシンというホルモンが関係しています。

リラキシンは受精卵が着床すると分泌されるようになります。骨盤周辺の関節やじん帯をゆるめる働きがあり、出産時に赤ちゃんが産道を通れるように作用します。ゆるめられた骨盤周辺を支えるために腰周りの筋肉が緊張して腰痛が起こるというわけです。

情緒不安定になる

生理前に悩まされる情緒不安定は妊娠初期にも現れる症状です。

妊娠によって急激にホルモンバランスが変化することが原因です。

PMSであれば生理開始とともにプロゲステロンの分泌がなくなるため、落ち着きます。しかし、妊娠しているときはプロゲステロンが分泌され続けるため、不安定な状態が続きます。

イライラや不安感を感じやすく、感情のコントロールが難しくなります。

食欲が旺盛になったり減退したりする

食欲の変化もホルモンバランスの変化が原因です。

妊娠を維持するプロゲステロンは胃腸の働きを弱めるため、食欲が低下することが多いです。

食欲がなくなるだけでなく、人によっては食欲が旺盛になる場合もありますよ。さらに味覚や食べ物の好みが変わる人もいます。

胃のむかつきや吐き気がある

妊娠すると妊娠4週頃からhCGホルモンの分泌が増え始めます。

hCGホルモンは妊娠を維持するためのプロゲステロンの分泌を増やす働きがあります。

hCGホルモン、プロゲステロン、どちらのホルモンも胃腸の働きを弱めるため、吐き気や胃のむかつきを感じるようになりますよ。

生理はあるけど妊娠してるかも?と思ったら

いつも通りの生理なのに妊娠してたってあり得る?妊娠初期症状との違いや出血の理由を徹底解説!

妊娠を希望しているときや妊娠の可能性があるときに出血があると生理なのか妊娠に関わる出血なのか悩みますよね。

妊娠に関わる出血の特徴や妊娠初期症状について紹介しましたが、妊娠は自己判断できません。

少しでも妊娠の可能性があるときは妊娠検査薬の使用や産婦人科の受診をしましょう。

妊娠検査薬の使用

生理のような出血があったけど、妊娠の可能性があるときは妊娠検査薬を使ってみましょう。受精卵が着床して妊娠が成立するとhCGホルモンが作られ始めます。妊娠検査薬は尿中のhCGホルモンを測ることで妊娠の判定をします。

いつも通りの時期に生理らしき出血があっても、妊娠検査薬が陽性であれば妊娠している可能性があります。

妊娠検査薬は早い時期に検査をすると正確な結果がでないこともあります。必ず使用時期は守るようにしましょう。

産婦人科の受診

妊娠検査薬で陽性が出たら産婦人科を受診しましょう。

実は異所性妊娠でも妊娠検査薬は陽性になります。正常に妊娠しているか調べるためにも産婦人科へは必ず受診してくださいね。

不正出血続く場合や生理不順は何か他の病気が潜んでいる可能性もあります。このような場合も妊娠の有無にかかわらず産婦人科の受診をおすすめします。

産婦人科の初診では次のようなことを聞かれます。事前に整理しておくとスムーズですよ。

初診で聞かれやすいこと

  • 最終生理の開始日

  • 月経周期

  • 妊娠経験有無

  • 流産、死産などの経験

  • 今までかかった病気やアレルギー、服用中の薬

  • 不妊治療歴など

生理かと思っても妊娠の可能性がある!妊娠検査薬や産婦人科で確認しよう

妊娠を望んでいる場合、生理がくるとがっかりすることもありますよね。

しかし、生理のような出血があっても、本当は着床出血や排卵出血で妊娠している可能性もゼロではありません。ただし、症状や出血の状態だけで、自分自身で妊娠を判断することはできません。妊娠かどうかわからないときはまず妊娠検査薬を試してみましょう。

女性の身体はとてもデリケートです。妊娠検査薬が陽性のときはもちろんのこと、気になる出血や症状があるときは産婦人科を受診してくださいね。

  • 妊娠していても生理と似た出血が起きうる
  • 妊娠の可能性があれば妊娠検査薬を使おう
  • 出血後に妊娠検査薬が陽性なら早めの受診を

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