
2人目不妊になる原因は?妊活の進め方や治療法も解説
2人目の妊活をしている人のなかには「1人目は自然に授かったのに今回はなかなか授からない…」と悩んでいる人もいるでしょう。
2人目をなかなか妊娠できない状態のことを一般的に「2人目不妊」と呼び、加齢やストレスなどさまざまな原因が考えられます。
この記事では、2人目不妊の原因や妊活の進め方について解説します。2人目をなかなか妊娠できずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
2人目の妊活をしている人のなかには「1人目は自然に授かったのに今回はなかなか授からない…」と悩んでいる人もいるでしょう。
2人目をなかなか妊娠できない状態のことを一般的に「2人目不妊」と呼び、加齢やストレスなどさまざまな原因が考えられます。
この記事では、2人目不妊の原因や妊活の進め方について解説します。2人目をなかなか妊娠できずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
「2人目不妊」って何?

「2人目不妊」とは、1人目の子どもを出産して授乳期間を終えたあと、2人目の妊娠を希望しているにもかかわらず1年以上妊娠に至らない状態のことです。
2人目不妊は加齢や体質の変化、生活環境などが関係しています。約3割の人が直面しているともいわれており、決して珍しいことではありません。
2人目不妊になる原因は?

「1人目は自然に授かったのに、2人目はなかなか授からない」という場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは代表的な原因を4つに分けてご紹介します。
加齢による影響
2人目の妊活では、1人目のときよりも年齢を重ねていることも多いです。卵子や精子の機能は加齢にともなって低下するため、1人目よりも妊娠しにくくなる傾向があります。そのため、1人目を自然に妊娠できたカップルでも、2人目ではなかなか妊娠に至らないこともあるのです。
育児のストレス
1人目の子育てに追われ、心身のストレスが蓄積すると、ホルモンバランスが乱れやすくなります。すると、女性の排卵のリズムが崩れ、スムーズな妊活が難しくなることがあるのです。
また、育児による疲れや睡眠不足で妊活のタイミングがとりにくいことも、2人目不妊の原因の一つと考えられます。
帝王切開や胎盤の癒着による影響
1人目の出産が帝王切開だった場合や、大量の出血があった場合、2人目を妊娠しづらくなることがあります。
これは、術後の卵管の癒着や子宮内の炎症によって、着床しづらくなったり、妊娠が継続しにくくなったりすることがあるためです。
また、1人目の出産後にクラミジアに感染した場合も、卵管が詰まって妊娠しにくくなることがあります。
セックスレス
育児や家事、仕事に追われるなかで、夫婦間のコミュニケーションが減り、性行為の回数が少なくなることがあります。
妊娠のためには排卵日に合わせて性行為を行うことが大切ですが、セックスレスの状態が続くと、そのチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。
2人目不妊の場合の妊活の進め方は?

2人目の妊活も、基本的な進め方は1人目と大きく変わりません。ただし、加齢による影響や育児との両立なども考え、より計画的に取り組むことが大切です。
ここでは、2人目不妊の場合に意識したい妊活の進め方について解説します。
早めに医療機関に相談する
2人目の妊活は1人目のときよりも加齢の影響を受けやすいため、妊活の進め方について医師に早めに相談することが大切です。
医学的には、1年間避妊をせずに性行為をしても妊娠しない場合を「不妊症」と定義しています。しかし、妊娠率は年齢とともに低下するので、少しでも「妊娠しにくいな」と思ったら1年を待たずに医療機関を受診することが望ましいです。2人目を考えはじめたタイミングで受診するのもよいでしょう。
不妊の検査を受ける
検査を早めに受けて、妊娠しにくい原因を明確にすることが大切です。
医療機関では、妊娠に影響する要因を探るための検査を受けることができます。検査によって排卵の有無や子宮・卵管の状態、男性の精子の状態を調べることで、妊娠しにくい原因が明らかになり、自分たちに合った妊活の進め方を考えやすくなるでしょう。
今後の妊活方針を決める第一歩として、まずはカップルで一緒に検査を受けてみましょう。
適切な治療を受ける
不妊の原因によっては、治療が必要となることもあります。
不妊治療には、タイミング法や排卵誘発、人工授精、体外受精といったさまざまな方法があり、どれが適しているかは個々の状況や不妊の原因によって異なります。
医師やパートナーとよく相談しながら、自分たちに合った方法を選びましょう。
生活習慣を見直す
妊娠に向けた健康な体づくりのためには、日々の生活習慣を見直すことも大切です。バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけ、ホルモンバランスを整えましょう。ストレスも排卵のリズムを乱す原因となるので、自分なりのリフレッシュ法を見つけてこまめにリフレッシュすることが大切です。
一方、喫煙や過度な飲酒は妊娠に悪影響を及ぼすため、妊活中は控えてくださいね。
2人目不妊・2人目の妊活についてよくある質問

2人目の妊活に関して、1人目のときとは異なる悩みや疑問が出てくることもあるでしょう。
ここでは、2人目の妊活についてよくある質問をまとめています。2人目を考えている人や、2人目不妊で悩んでいる人はぜひチェックしてくださいね。
2人目の妊活はいつからはじめればよい?
1人目の授乳が終わってからにしましょう
2人目の妊活は、1人目の授乳を終えてから始めるのがよいでしょう。授乳中は、排卵や月経が不安定になりやすく、妊活のタイミングがつかみづらい可能性があります。また、産後すぐの体はまだ完全に回復していない場合もあるため、ママの健康を最優先に考えて妊活のスタート時期を決めることが大切です。
2人目不妊、なんとなく肩身が狭い…どうすればいい?
専門のカウンセラーに相談することもできます
2人目不妊の人は、周囲から「すでに1人いるのだからいいじゃない」と言われることもあり、孤独感を抱える人もいます。2人目不妊について誰にも相談できずつらいと感じる場合は、不妊治療クリニックのカウンセラーに相談してみるとよいでしょう。専門のカウンセラーに話を聞いてもらうことで、心の負担を軽減できるかもしれません。一人で抱え込まず、信頼できる人を頼ってみてくださいね。
早めに医療機関に相談し2人目の妊活を進めよう

加齢や育児のストレス、1人目の出産による影響で2人目を妊娠しづらくなることがあります。少しでも妊娠しづらいなと思ったら、早めに医師に相談して必要な検査・治療を受けましょう。
1人目は自然に妊娠できても、2人目で不妊に悩まされるケースは珍しくありません。必要に応じて医師やパートナー、カウンセラーなど周囲の力を借りながら、自分たちのペースで妊活に向き合っていきましょう。
- 「2人目不妊」とは1年を経ても2人目の妊娠に至らない状態を指す
- 2人目不妊の原因には加齢やストレス、帝王切開の影響などがある
- 2人目不妊の疑いがある場合は早めに医療機関に相談しよう
- 2人目の妊活は1人目の授乳を終えてから始めよう
- つらいときは不妊カウンセラーに頼ってみよう
出典