
性行為後にトイレに行くと妊娠率が下がる?行為後の過ごし方も解説
性行為後にトイレへ行くと妊娠しにくくなるのでは?と気になったことはありませんか。この記事では、性行為後の過ごし方や体勢が妊娠率に影響するのかを解説し、妊娠を望む方に向けた具体的な工夫も紹介します。
性行為後にトイレへ行くと妊娠しにくくなるのでは?と気になったことはありませんか。この記事では、性行為後の過ごし方や体勢が妊娠率に影響するのかを解説し、妊娠を望む方に向けた具体的な工夫も紹介します。
性行為後にトイレに行っても妊娠率にはほぼ影響しない!

性行為後にすぐトイレに行ったとしても、妊娠率への影響はほとんどありません。精液は性行為後30分ほどで液状となり一部は膣の外へ流れ出ることがありますが、射精された元気な精子は短時間で子宮へと進んでいくため、排尿によって流れ出るのはごく一部にすぎません。妊娠を望む場合でも、性行為後にトイレに行くことを過度に心配する必要はないでしょう。
性行為後の体勢や過ごし方で妊娠率は変わる?

「腰の下にクッションを入れる」「しばらく仰向けで横になる」など、妊娠率を上げるとされる過ごし方にはさまざまなジンクスがありますが、これらに医学的な根拠はありません。性行為後の体勢や行動によって妊娠率が左右されることは基本的にないと考えられています。
性行為後の適切な過ごし方とは?

性行為後は妊娠率だけでなく、性感染症や尿路感染症の予防も意識して過ごすことが大切です。妊娠を望む場合でも、衛生面に配慮しながら体を労わりましょう。ここでは、感染症予防の観点から、性行為後に意識しておきたい行動について紹介します。
トイレに行く
性行為後にトイレで排尿することは、膀胱炎などの尿路感染症の予防に有効です。性行為中は尿道に細菌が入り込むことがあり、これを排尿によって体外に排出することで感染リスクを下げられます。妊娠を望んでいても、排尿は膣内の精子には影響を与えないため、安心して行いましょう。
シャワーを浴びる
性行為後にシャワーを浴びて陰部を清潔に保つことは、細菌やウイルスによる感染症の予防に役立ちます。特に膣や外陰部はデリケートな部位であり、清潔に保つことでかゆみや炎症を防ぐことができます。ただし、膣内を洗いすぎると自浄作用が弱まり免疫力が低下してしまうため外側だけ洗いましょう。
妊娠率を上げるにはどうすればいい?

妊娠率を高めるには、体のリズムを理解し、計画的に妊活を進めていくことが大切です。妊娠を望む場合、性行為後の過ごし方だけでなく、妊娠しやすいタイミングや体調管理も意識しましょう。ここでは、妊娠率を高めるために実践できる基本的な方法をご紹介します。
排卵日を把握する
排卵日は妊娠のチャンスが最も高まる時期であり、正確に把握することは妊活の第一歩です。予測方法としては、生理周期の記録、基礎体温の測定、排卵検査薬の使用などがあります。排卵の前後にタイミングを合わせることで、妊娠の可能性を高めることができます。
排卵前後に複数回タイミングをとる
タイミング法とは、排卵の時期に合わせて性行為の回数やタイミングを調整する妊活の方法です。継続的にタイミングをとることが成功のカギとなります。
生活習慣を整える
健康的な生活習慣はホルモンバランスや卵子・精子の働きにも良い影響を与えます。バランスのとれた食事、適度な運動、質の良い睡眠、ストレスの軽減など、日々の積み重ねが妊娠しやすい体づくりに繋がります。体調を整えることで、自然妊娠の可能性も高まるでしょう。
必要に応じて検査や治療を受ける
なかなか妊娠に至らない場合は、早めに婦人科で不妊検査を受けることも選択肢の一つです。検査によって原因が明らかになれば、適切な治療に進むことができます。タイミング法、人工授精、体外受精など治療法は多岐にわたり、状況に応じた対応が可能です。
性行為後にトイレに行っても大丈夫!

性行為後にトイレに行っても妊娠率に大きな影響はありません。安心して過ごしましょう。大切なのは、排卵日を意識したタイミングや生活習慣の見直し、必要に応じた医療的サポートを取り入れることです。焦らず、自分たちのペースで妊活を続けてください。前向きな気持ちが、未来への一歩につながります。
- 性行為後の排尿は妊娠率に大きく影響しない
- 妊娠率を上げるといわれる体勢に医学的根拠はない
- 性行為後は感染症や尿路感染症にかかるおそれがある
- これらを防ぐために性行為後は排尿やシャワーを心がけよう
- 妊娠率の向上は、健康的な生活習慣を整えることから
出典