妊娠中に食事の集まりで注意したいことは？妊娠中のお店選びのポイントも紹介

妊娠中でも、体調が安定していれば食事会に参加して問題ありません。ただし、食事内容や過ごし方には注意が必要です。生ものやアルコールを避ける、長時間の滞在を控えるなど、妊娠しているからこその配慮が求められます。

また、妊娠初期はつわりがある場合や体調の変動が大きい場合があるため、無理は禁物です。安定期（妊娠16週以降）で体調が良好な場合のみ参加するのが安心でしょう。

妊娠中でも楽しく食事会に参加するためには、リスクを避け、体に負担をかけない食べ方や飲み物を選ぶことが大切です。普段と違う環境では、つい油断してしまうこともありますが、妊婦さんの体はとても繊細です。

ここでは、食事会で避けたほうがよい食材や注意点について具体的に紹介します。

妊娠中は免疫力が低下しているため、食中毒や感染症にかかるリスクが高まります。そのため、特に刺身や生ハム、ナチュラルチーズなどの生ものは避けましょう。また、レアステーキや半熟卵のように加熱が不十分な食材にも注意が必要です。これらの食材はリステリア菌やトキソプラズマ、サルモネラ菌などの感染源となる可能性があるため、十分に加熱された料理を選ぶことが大切です。

妊娠中はアルコールの摂取を控えることが推奨されています。少量であっても赤ちゃんに悪影響を及ぼすリスクがあるため、ノンアルコールドリンクを選ぶのが安心です。また、カフェインも過剰摂取は避けたい成分です。1日に200mg以下を目安に、コーヒーや紅茶、緑茶などは控えめにしましょう。

揚げ物やこってりした料理、濃い味付けの料理には脂質や塩分が多く含まれています。妊娠中に脂質や塩分を摂りすぎると、高血圧やむくみの原因になることもあるため注意が必要です。食事会では野菜や蒸し料理、煮物などを積極的に選び、味付けの濃い料理は少量に抑えるとよいでしょう。

キムチやカレーなどの辛い料理や、酢を多く使った酸味の強い料理は、妊婦さんの胃腸には刺激が強すぎることがあります。特に胃もたれや胸やけを感じやすい妊婦さんにとっては、体調を崩すきっかけになることも。食事会では、辛味・酸味の強い料理は控えめにし、体調と相談しながら量を調整すると安心です。

安心して食事会を楽しむためには、体にやさしい料理を選ぶだけでなく、過ごしやすい環境も大切です。外出は妊婦さんの体調に大きく影響するため、お店選びにも細やかな配慮が必要だといえます。

ここでは、妊娠中でも快適に過ごせるお店の選び方について、押さえておきたいポイントを紹介します。

タバコの煙は赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるため、妊婦さんにとって受動喫煙は避けたいものです。食事会の場所は、完全禁煙または分煙が徹底されているお店を選びましょう。

特に個室や座敷がある禁煙の飲食店であれば、周囲を気にせずリラックスして過ごせます。妊婦さんだけでなく、同席する人にも配慮が行き届く場となるため安心です。

妊娠中は徐々にお腹が大きくなり、動きにくくなってきます。そのため、座席の間隔が広く、ゆったりと座れるお店を選ぶことが大切です。また、トイレが清潔で広いかどうかも重要なポイント。頻尿になりやすい妊婦さんが安心して利用できる環境が整っているかどうかも、事前に確認しておくとよいでしょう。

妊娠中は長時間の移動が負担になりやすく、出先では急な体調不良にも対応しづらくなります。そのため、できるだけ自宅から近く、移動時間が短くて済むお店を選ぶと安心です。タクシーや公共交通機関の利用がしやすい場所であることもポイントです。

万が一体調が悪くなっても、すぐに帰宅できる環境を整えておくことで安心して食事会に参加できます。

妊婦さんが安心して食事会を楽しむためには、食材を確認するだけでなく、料理の内容や調理方法にも気を配ることが大切です。体調を整え、栄養バランスを保ちつつおいしく食べられるメニューを選ぶことで、より快適な時間を過ごすことができます。

ここでは、妊娠中の食事会で選びたいおすすめメニューを紹介します。

定食スタイルは、主食・主菜・副菜がバランスよく揃っているため、栄養の偏りを防げるのが魅力です。妊娠中に必要なエネルギーやビタミン、たんぱく質を一度に摂ることができるため、何にするか迷った場合は定食を選ぶのがおすすめです。

量の調整がしやすく、自分の体調に合わせて食べられるのも、定食のおすすめポイントです。

妊娠中はビタミンや食物繊維が不足しがちなため、野菜をたっぷり使った料理もおすすめです。野菜は便秘予防や免疫力の維持といった効果が期待できるため、サラダや野菜の煮物、和え物などを積極的に取り入れるとよいでしょう。

外食でも野菜が主役のメニューを選ぶことで、栄養バランスの整った食事ができます。

揚げ物はカロリーや脂質が高く、胃もたれや体重増加の原因になることがあります。一方で、焼く・蒸す・茹でるといった調理法なら油を使う量が少なく、胃にもやさしいといえます。

特に蒸し料理は、栄養素を逃しにくく、食材本来の味も楽しめるため、妊婦さんにとって理想的な調理法といえます。

妊娠中は塩分を摂りすぎるとむくみや高血圧のリスクが高まるため、薄味の料理を選ぶことも大切です。出汁のうま味や香味野菜を活かした料理であれば、塩分が控えめでも満足感を得られます。

味付けが濃いものばかりを選ばず、素材の風味を楽しめるメニューを意識して選ぶとよいでしょう。

冷たい料理は体を冷やしやすく、胃腸の不調につながることがあります。スープや煮物、温かい麺類など、体を内側から温めるメニューを選ぶことで、血行が促進され、リラックス効果も期待できます。

特に寒い季節や冷房の効いた場所では、温かい料理を選ぶようにすると体調維持の面からも安心です。

妊娠中に食事会に誘われると、参加そのものや周囲との関わり方についてなど、さまざまなことに悩みがちです。体調が不安定な時期であることから、誘いへの対応やお酒の断り方など、どうすべきか戸惑う場面もあるでしょう。

ここでは、妊婦さんからよく寄せられる質問と、その対処法をご紹介します。

妊娠中でも体調や選ぶ料理に気をつければ、食事会を楽しむことは十分に可能です。無理をせず、自分に合ったスタイルで参加するとよいでしょう。今回紹介したポイントを押さえておけば、安心して周囲との交流を楽しめるはずです。大切な時期だからこそ、自分の体と向き合いながら、楽しいひとときを過ごしてください。

人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪

ママの妊娠週数に応じたおすすめ記事が表示されます。

ネットなどでわざわざ調べに行かなくても、出産予定日を設定するだけで、ママの妊娠週数に応じた情報が手に入りますよ！

妊娠中のママがおなかの赤ちゃんの成長をよりイメージしやすくなる新機能です。

出産予定日までの日数をカウントダウンしながら、イメージイラストで週数に合わせて赤ちゃんが成長していくようすが見れます。

イラストをタップすると、赤ちゃんからのひとことが表示され、妊娠中のママを応援してくれます！

医師監修のもと、赤ちゃんやママに関する様子や変化に関する読み物を毎日更新！

「今日の赤ちゃんのようす」では、おなかの中で赤ちゃんがどう過ごしているのかなどについて分かります。

「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。

パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。