#子宮頸管
子宮の出口側に位置する頸部(けいぶ)は筒状の構造をしており、その内側を子宮頸管といいます。
子宮頸管とは
子宮は体部と頸部に分かれています。妊娠中に袋状に大きくなって赤ちゃんを包むのが体部、子宮の下の細長く腟に突き出ている部分が頸部です。出口側に位置する頸部は筒状の構造をしており、その内側を頸管といいます。
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子宮頸管が妊娠にどう関わりますか?
子宮頸管が著しく短いと早産のリスクが高まるといわれています。
子宮頸管が短くなったり柔らかくなったりする熟化が予定より早くみられると、早産につながる場合もあります。実際に、子宮頸管が著しく短いと早産のリスクが高まるといわれています。
このようなリスクを早期発見するために、中期以降の妊婦健康診査では適宜内診や超音波検査が実施されます。
子宮頸管の長さの標準値はどのくらい?
妊娠の時期により変わります。
妊娠中期以降の健診では、適宜超音波で子宮頸管の長さもチェックをすることがあります。長さは個人差が大きいですが、妊娠中期での子宮頸管の長さは平均約4cm、妊娠後期は平均約2.5cm〜3.5cmといわれています。
子宮頸管の長さはどうやって測る?
腟からの超音波(エコー)検査を行います。
妊婦健診では、細長い棒のような機械にゼリー状の液体を塗って腟内に入れて検査します。
この機械の先端に超音波がついていて、子宮の入り口まで入れると子宮頸管の長さがわかります。お腹側から超音波を当てたときには赤ちゃんは見えますが、子宮頸管の長さは確認できません。