離乳食の椅子はいつから?座らないなどの悩み対策も紹介
離乳食用の椅子はいつから?
早くても離乳食をはじめる生後5、6ヶ月前後から
実際に離乳食を与えるために椅子を使用するのは、早くても離乳食をはじめる生後5ヶ月から生後6ヶ月頃が目安です。
赤ちゃん用の椅子は多種多様で、使用できる時期もさまざまです。
新生児期はベッドのように寝た状態で使用し、離乳食が始まったら起こして椅子として使用できるタイプや、腰がすわってから使用できるタイプなどがあります。
離乳食用の椅子はいつまで使える?
椅子のタイプや子どもの成長度合いによって違う
離乳食用の椅子がいつまで使えるかは、椅子のタイプや子どもの成長度合いによって違います。
足などを固定するタイプの椅子の場合は、きつくなって離乳食終了前に使用できなくなることもあるようです。
安全性の高い商品を選ぶのは大前提ですが、いつからいつまで使用できるかもしっかり把握しておきたいところですね。
離乳食用の椅子はどんな特徴がある?
離乳食用の椅子には、大人用の椅子とは違い、赤ちゃんが安定して座れるよう工夫されています。
成長に合わせて高さが調節できたり、折り畳み式、腰がすわる前でも使えるものなど、椅子の形状やベルトに工夫が凝らされていたりとさまざまな種類があります。
テーブルがついているタイプの椅子は、テーブルを外して丸洗いできる商品も。
掃除がしやすいものはママ・パパの負担も軽くなるかもしれませんね。
離乳食用の椅子の種類
離乳食用の椅子にはどんな種類があるのでしょうか?それぞれの椅子の種類について紹介します。
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ローチェアタイプ(座卓用)
座卓などの高さの低いローテーブルで食事をしている家庭に便利なのがローチェアタイプの椅子です。
おすわりをしはじめた赤ちゃんでも目線を変えずに座れるため、違和感なく使用できるかもしれません。
床に足がつくので安定した姿勢で離乳食が食べられるのもメリットです。
音がなるクッション付きのものもある「豆椅子」や、掃除がしやすく人気も高いポリウレタン製の椅子などもこのタイプです。
ハイチェアタイプ
ダイニングテーブルで食事をする家庭の場合はローチェアではなく、机の高さと同じくらいの高さで座れるハイチェアタイプがおすすめです。
「テーブル付き」のタイプの椅子と、テーブルは大人と同じものを一緒に使用する、「テーブルなし」のタイプがあります。
足を置く補助板がついているものも多く、高さを調整して大人になるまで長く使える商品もあります。
バウンサー・ハイローチェアタイプ
離乳食の椅子としてだけではなく、離乳食前から一時的なベッドの代わりとしても使用できるタイプです。
多くのハイローチェアでは、背もたれ部分の角度を変えることができます。
角度のついたバウンサーの場合は、赤ちゃんが成長して月齢が上がったときに、傾き過ぎている可能性もあるので注意しましょう。
月齢ごとの角度については商品の説明書を確認してください。
新生児のうちから慣れ親しんだ椅子なら、赤ちゃんも安心して離乳食を進められるかもしれませんね。
テーブルに固定するタイプ
「キャンピングホルダー」「テーブルチェア」などと呼ばれるタイプです。
直接机につけるタイプなので、椅子の高さが机と合わないかも?という心配もありません。
慣れない離乳食で食べ物がこぼれても、床の掃除や椅子のお手入れが楽なのもメリット。
コンパクトに折りたたみができて持ち運びが簡単なので、お出かけや外食時も活躍してくれる商品もあります。
テーブルの厚みによってはうまく取り付けできない場合もあるので、購入前に自宅で使用可能かしっかりと確認しておきましょう。
注意事項
事故につながる恐れがあるので、商品を選ぶ際は必ず商品情報をよく確認し月齢にあったものを使用してください。
設置するときは必ず説明書をよく読み、耐荷重や設置方法などをしっかりと確認した上で使用してください。
基本的な離乳食用の椅子の選び方
子どもの成長にあったものを選ぼう
生後7〜8か月以降、一人で座れるようになったら、足底が床や椅子の補助板につく安定した姿勢で離乳食を食べることが推奨されています。
椅子を選ぶときには、床に足のつくものか、補助板のあるものを選び、子どもが常に安定した姿勢の取れるものを選びましょう。
成長にあった姿勢が取れる様に椅子を設置する
離乳食用の椅子の選び方も大切ですが、離乳食を食べるときに子どもの成長にあった姿勢が取れる様に、テーブルと椅子の距離を考えて設置することも大切です。
手づかみ食べがはじまる頃の、カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)は、子ども自身の手がテーブルに届くくらいの距離に椅子を設置し、体がやや前傾した姿勢を取れるようにしましょう。
パクパク期・離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)になると垂直に座り、上腕を体からやや離したときにひじの関節がテーブルにつく程度の姿勢を保てるように椅子を設置しましょう。
タイプ別の離乳食用の椅子の選び方
子どもの成長は個人差があります。
そのため、月齢だけを確認して使用するのではなく、体重などの成長度合いや環境・状況によって、子どもに合う商品はそれぞれ違います。そのことを踏まえた上で参考にしてみてくださいね。
月齢
- ローチェアタイプ
腰がすわる生後6〜7ヶ月頃から使える商品が多く、中には生後3ヶ月頃から使えるという商品もあります。
卒業の時期は、椅子や身体の大きさによっては1歳前後の場合も。
3歳をすぎるくらいまで使える商品もあります。
- ハイチェアタイプ
安定感が特徴のハイチェアタイプの場合は、乳児用の装置をつけることで生後6、7ヶ月〜6歳くらいまで使えるものや、大人になるまで使えるタイプもあります。
- バウンサータイプ
バウンサータイプは赤ちゃんをあやすことを目的としているため、新生児から使えるものが多く商品によっては3〜4歳まで使えるものもあります。
- ハイローチェアタイプ
ハイローチェアタイプは、新生児から寝返りができるまではベビーベッドのように使えて、商品によってはベビーチェアとして使えるものもあり、4歳頃まで使えるという商品もあるようです。
- テーブルに固定するタイプ
生後5ヶ月頃から3歳頃まで使えるものなどがあります。
月齢や年齢が大きくなる前に使うのが良さそうですね。
場所や用途
- ローチェアタイプ
座敷の部屋やカーペットの部屋などにおすすめ。
目を話した隙に高い椅子から落下するなどの危険がなく安心です。
遊び用の椅子として使った際も、ものを落としたときなどは自分で落としたものを拾いやすいです。
- ハイチェアタイプ
ダイニングテーブルなどの近くで使うのが一般的です。
そのまま置けて、使う毎に金具などの取り付けをして固定しなくてもよいので、テーブルに座る人数などに合わせて柔軟に場所を移動することができます。
- バウンサータイプ(ハイローチェアタイプ)
本体が動いたりと、ややスペースを取ることが多いので、テーブルまわりに余裕があるスペースへ設置が必要です。
一時的なベビーベッドがわりに使えるので、ママ・パパが家事などをしているときに目が届く場所に設置し、近くに座らせておくのに役立ちます。
- テーブルに固定するタイプ
椅子を新たに置くスペースがないときや帰省などの際の持ち運びにも便利です。
購入する前には、テーブルの凹凸の有無や厚さなどを確認しておきましょう。
離乳食の椅子の注意点
事故を防ぐための確認すべきポイント
消費者庁などでは、椅子などからの転落事故を防ぐために注意喚起をしています。
確認しておきたいポイントをまとめて紹介します。
- 転落を防ぐために、肩ベルトや股・腰ベルトなどの安全ベルトは必ず締める。
- 外出先などで、ベルトがついていない椅子に座らせる場合などには後付けできるベルトの使用も検討する。
- 椅子で子どもが遊ばないよう、使わないときには片付けておく。
- 子どもが椅子の上で立ち上がったり、座ってテーブルを蹴ったりしないように注意する。
- SGマークがついた安全基準を満たした椅子を使用する。
たとえ安全基準をクリアしている椅子でも、正しい使い方をしないと転落や転倒の恐れがあります。
使用している間は、子どもの様子をしっかりと確認してください。
離乳食用の椅子でありがちな悩みの対処法
赤ちゃんにとってはじめての経験となる離乳食。
離乳食を与えるときに、赤ちゃんが椅子から立ち上がる、のけぞるなど、離乳食の時間に落ち着いて座らない……。と困っているママ・パパも多いようです。
それぞれのお悩みに対して、考えられる対処法はどんなものがあるのでしょうか?
椅子に座らない・抜け出す
離乳食中に赤ちゃんが椅子に座らない・抜け出してしまう原因としては、以下のようにさまざまな原因が考えられます。
- お腹が空いていない
- おもちゃやテレビなどほかに気になるものがある
- 椅子の座り心地が悪い など
目の前に気になるものがあると、手に取ろうと前のめりになってしまうこともあるので、離乳食に集中できる環境を作りましょう。
食欲がないときもあるので、ムリに座らせようとせず、時間を置いてチャレンジしてみるのもよいかもしれませんね。
新しい椅子の場合は離乳食以外の時間にも座らせてみて、椅子に慣れ親しむよう慣らす時間をとるのもおすすめです。
泣く
こちらも同じく原因はさまざまです。
離乳食の味付けや食感自体を嫌がる場合もありますが、椅子が合わなくて泣く場合もあります。
椅子を選ぶ際は、サイズがきつすぎないか、座った感触が固くないかなどを確認しておきましょう。
以前から使っている椅子の場合は、小さくなってしまっていないかも見直したいですね。
汚れる
特に手づかみ食べがはじまる時期は、椅子やテーブルなど、汚れるのが気になってしまいますが、周りの大人が気にしすぎると赤ちゃんも離乳食に集中できなくなってしまいます。
離乳食用の椅子を選ぶときに、掃除がしやすいものや、丸洗いできるものなどを選ぶのもおすすめです。
- 床に足のつくものか補助板のあるものを選ぶ
- 安全性に配慮した商品かチェック
- 子どもの成長度合いによって選ぶことが大切
- 掃除がしやすいタイプを選ぶとママ・パパのストレス減にも◎
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