【管理栄養士監修】離乳食のほうれん草|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
豊富な栄養素を含み、鮮やかな色味が離乳食に彩りを与えてくれます。
今回は、ほうれん草はいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
豊富な栄養素を含み、鮮やかな色味が離乳食に彩りを与えてくれます。
今回は、ほうれん草はいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
ほうれん草はいつから食べられる?
離乳食初期からOK!不足しがちな鉄分補給のために摂りたいほうれん草
ほうれん草は、離乳食初期の生後5~6ヶ月頃から与えられます。
鉄分やビタミンC、カルシウムなど豊富な栄養を含みます。
鉄分不足が心配される離乳期の赤ちゃんにとって、積極的に取り入れたい食材の一つです。
アクが多くえぐみが強いので、必ずアク抜きをしてから使いましょう。
また、青菜に多く含まれる繊維が苦手な赤ちゃんも多いようです。
ゆでたあとにすりつぶしたりとろみをつけたりするなど、食べやすいように工夫してみてください。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
ほうれん草の固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
ほうれん草の時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
・アク抜きのために、沸騰したお湯でゆでたあとに冷水にさらしてしっかり洗う
・繊維が多いので、初めはやわらかい葉の部分だけを使う
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
ほうれん草の泥には注意が必要です。根や葉はよく洗ってからゆでましょう。
最初は葉の部分のみ使用します。葉の中心の葉脈が気になるときは、取り除いてゆでます。
やわらかくゆでたあとは冷水にさらし、よく水気を絞ってから刻むなどの調理をしましょう。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(生後5~6ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
中期(生後7~8ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
後期(生後9〜11ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
完了期(1〜1歳6ヶ月頃)
茎の部分も一緒に葉と一緒にやわらかくゆでたあと、約1cm四方にカットします。
食物アレルギーについて
ほうれん草は、まれに食物アレルギー発症の危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
ほうれん草を使った簡単レシピ
トロトロで食べやすい ほうれん草のバナナ豆腐和え(生後7〜8ヶ月頃から)
ほうれん草が苦手だったら、バナナや豆腐と混ぜてみてはいかがでしょうか?
自然の甘味ととろみが加わり、赤ちゃんも口にしやすい一品に。
さつま芋で食べやすく ほうれん草蒸しパン(生後9〜11ヶ月頃から)
おやつで野菜を摂りたかったら、蒸しパンがおすすめです。さつまいもとほうれん草の彩りがよく作るのも楽しいレシピ。
冷凍できるので、多めに作ってストックしておけばいつでも食べられますよ。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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