【管理栄養士監修】離乳食のオクラ|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
オクラはいつから食べられる?
モグモグ期・離乳中期(生後7~8ヶ月頃)からがおすすめ
オクラは、やわらかいペースト状になりにくい食材です。離乳食に取り入れるのはモグモグ期・離乳中期(生後7~8ヶ月頃)からにしましょう。
オクラは、ペクチンという水溶性食物繊維を含み、整腸作用があるので便秘気味の赤ちゃんに取り入れたい食材のひとつです。
オクラは、下ごしらえ後に冷凍したものを、すりおろしてから加熱すると調理しやすいです。ほかの食材と和えると、簡単にとろみを付けることができ食べやすくなります。
はじめはどのくらいの量を食べさせたらよい?
初めて食べさせる場合は、少量を、ほかの食材と混ぜずに与えます。
赤ちゃん用の離乳食スプーン1さじから始め、少しずつ増やしていきます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
オクラの食物アレルギーについて
まれに食物アレルギーを発症する危険性が
オクラは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
重い症状が出ていない場合でも、口の周りが赤くなっていたり痒がったりする場合は食物アレルギーの可能性があるため、気になる症状が出た場合は早めに病院を受診しましょう。
食物アレルギーについて
万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
オクラの固さ・量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の固さ・量を変えます。
離乳食に使う場合のオクラのゆで時間は沸騰したお湯で5分前後が目安です。子どもの成長に合わせた固さになるよう、やわらかくなるまでゆでましょう。
電子レンジの場合は耐熱容器に入れて水を少々加え、ふんわりラップをして600Wで約1分30秒加熱します。(水の量と加熱時間は量に応じて調節してください)
離乳食時期別のオクラの固さ・量の目安
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下ごしらえのコツは?
- 塩を振り、板ずりをする
- 水でよく洗い流す
管理栄養士からのワンポイントアドバイ
オクラをおいしく食べるには、下ごしらえがポイントです。上のへたの部分は固いので取り除きます。
オクラは塩を振って板ずりすることによって、表面の産毛が取れます。
塩分が気になる人は塩なしでネットなどを使ってよくすって産毛を取りましょう。
皮が固いときはゆで時間を長くしたり、月齢に合わせて種を取ったりして、やわらかく食べやすくしてから、与えましょう。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
ゴックン期・離乳初期(生後5~6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
モグモグ期・離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)
カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)
カミカミ期のオクラのきほんの調理の仕方をご紹介します。
オクラは冷凍保存できる?
冷凍保存できる
離乳食用のオクラは、冷凍保存ができます。
やわらかくなるまで加熱し、時期に合わせた大きさに刻んで冷凍しましょう。
1食分ずつ製氷皿に入れて冷凍し、凍ったら保存袋にうつし替えて保存しておくと便利です。
生のまま冷凍する場合は、種を取るなどの下ごしらえをしたあと保存袋に入れて冷凍します。
保存する場合の注意点
冷蔵保存:当日中に食べきりましょう。食べる前に電子レンジまたは小鍋などで再加熱しましょう。
冷凍保存:1週間以内を目安に食べきりましょう。食べる前に電子レンジまたは小鍋などで再加熱しましょう。
(期間の記載は目安です。環境によって保存期間に差が出る場合があります。 匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。)
※作った離乳食は常温のまま長時間放置しないでください。雑菌が増える原因になります。
※清潔な保存容器を使用してください。
※解凍した離乳食の再冷凍はしないでください。雑菌が増える原因になります。
1歳以降のおすすめオクラレシピ
忙しいママやパパでも簡単に作れる、オクラを使ったうどんや味噌汁などのスープ類、肉巻きフライのレシピなどを紹介します。
納豆や豆腐、豚肉とオクラを組み合わせることで栄養バランスもばっちり。どのメニューもおいしく、簡単に作ることができるので、ぜひ1歳以降の子どもに作ってあげてみてくださいね。
1歳からのオクラレシピ
オクラと納豆のとろみで、子どもでも食べやすい栄養たっぷりのうどんが完成します。
1歳6ヶ月頃からのオクラレシピ
オクラの星形で、子どもが喜ぶかわいい味噌汁が完成!オクラのとろみで子どもでも食べやすい仕上がりになりますよ。
2歳頃からのオクラレシピ
オクラが苦手な子どもでも、肉巻きフライにすると食べてくれることも。切るとかわいい星形になるので食卓が華やぎます。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
- オクラはモグモグ期・離乳中期(生後7~8ヶ月頃)からスタート
- 初めて食べさせる場合は、少量を、ほかの食材と混ぜずに与える
- まれに食物アレルギーを発症する場合があるので注意が必要
- オクラの下ごしらえは産毛を取り、離乳後期までは種も取り除く
- 加熱して食べやすい大きさにカットし冷凍保存しておくと便利
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子どもが食材を初めて食べた日や、食材ごとに子どもの食物アレルギー情報などを記録できます。
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