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【管理栄養士監修】離乳食におすすめのヨーグルト|いつから始める?

【管理栄養士監修】離乳食のヨーグルト|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説

ヨーグルトは栄養素が豊富で消化吸収がよいため、離乳食の乳製品のスタートにおすすめの食材です。この記事では、「市販のヨーグルトを選ぶときのポイントは?」「ヨーグルトのあげ方の注意点は?」「冷凍保存は可能?」といったママやパパの疑問にわかりやすくお答えします。
ヨーグルトは栄養素が豊富で消化吸収がよいため、離乳食の乳製品のスタートにおすすめの食材です。この記事では、「市販のヨーグルトを選ぶときのポイントは?」「ヨーグルトのあげ方の注意点は?」「冷凍保存は可能?」といったママやパパの疑問にわかりやすくお答えします。

初めての離乳食のヨーグルトはいつから食べられる?

モグモグ期・離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から|無糖・プレーンのものを選ぶ

離乳食のヨーグルトは離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えることができます。

乳幼児専用のヨーグルトの中には離乳初期の生後6ヶ月頃から与えることができるものもありますが、それ以外のヨーグルトは生後7ヶ月以降から様子をみて与えはじめるとよいでしょう。ただし、牛乳の食物アレルギーがある場合は注意してください。

ヨーグルトには、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。消化吸収のよい発酵食品で腸内環境を整える効果も期待できるため、離乳食期に取り入れやすい食材です。

赤ちゃんにヨーグルトを与えるときは砂糖の入ったものは避け、無糖のプレーンタイプか乳幼児用のヨーグルトを選びましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

ヨーグルトが酸っぱくて赤ちゃんが食べてくれないときは、甘みのある野菜や果物のペースト、きなこなどを加えると食べやすくなります。

かぼちゃなどの甘みのある野菜と合わせてヨーグルトサラダやヨーグルトソースなどにするのもおすすめです。

離乳食のヨーグルトの食物アレルギーについて

ヨーグルトは、原材料に生乳などを使用している乳製品です。

乳製品は、特に食物アレルギーが出やすい食品です。

そのため、初めて与える際は少量からはじめましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

離乳食のヨーグルトの1回あたりの目安量は?

ヨーグルトを離乳食で使う際は子どもの成長に合わせて、食材の与える量を変えます。

離乳食用スプーンのひとさじからはじめ、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて与える場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

ヨーグルトの時期別・1回あたりの目安量

ヨーグルトの時期別の量・固さの目安を伝える表

© every, Inc.

離乳食で使う市販のヨーグルトを選ぶときのポイントは?

市販のヨーグルトにはいろいろな種類があり、どのヨーグルトを与えたらいいか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。どんなヨーグルトを与えるのか迷ってしまう人のために、ここでは離乳食に使用するヨーグルトの選び方のポイントを紹介します。

プレーン(無糖)タイプを選ぶ

離乳食でヨーグルトを与える場合は、プレーン(無糖)タイプを選びます。砂糖の入ったヨーグルトは糖分を多く含んでいて赤ちゃんには甘みが強すぎるため、1歳以降から様子をみてあげはじめるといいでしょう。

できるだけ乳幼児用のものを与える

乳幼児用のヨーグルトは、酸味を抑えるなど赤ちゃんが食べやすい味に作られています。そのため、離乳食にヨーグルトを利用するときは乳幼児用のものを与えると安心です。

離乳期に不足しがちな鉄分やビタミンDなどが配合されたヨーグルトもあります。必要な栄養素を手軽に摂ることができるため、栄養不足が気になる場合は利用してもよいでしょう。

ただし、乳幼児用のヨーグルトの中には砂糖を使用したものもあります。赤ちゃんでも食べやすいように甘さ控えめになっているものがほとんどですが、与える際は量を調整し糖分の摂りすぎにならないように注意しましょう。

はちみつ入りは1歳をすぎるまで絶対に与えない

はちみつの入ったヨーグルトは1歳を過ぎるまで絶対に与えないでください。

はちみつにはボツリヌス菌という細菌が含まれている可能性があり、赤ちゃんがはちみつを食べると「乳児ボツリヌス症」という感染症にかかってしまう危険があります。

「乳児ボツリヌス症」とは乳児特有の感染症で、まれに死に至るケースもあります。ボツリヌス菌は熱に強いのも特徴です。通常の加熱や調理では死なないので、1歳までは加熱したとしても絶対に与えないようにしましょう。

心配な場合は、1歳半頃まで待つと安心です。

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管理栄養士からのワンポイントアドバイス

乳幼児用のヨーグルトが手に入らない場合は、大人と同じヨーグルトを使用してもいいでしょう。

大人と同じヨーグルトを使用する場合、保存時に口をつけたスプーンをヨーグルトに入れない、長期保存しないなど、菌の繁殖に気をつけましょう。

衛生面が心配な場合は、小分けのヨーグルトを使うといいでしょう。

離乳食のヨーグルトを与える前の下ごしらえ

離乳食に使う食材は加熱することが基本ですが、ヨーグルトの原料である牛乳は製造工程で殺菌されているため、ヨーグルトは加熱せずにそのまま与えることができます。

もし赤ちゃんが冷たいヨーグルトを食べるのを嫌がる場合は、電子レンジで人肌程度に温めると食べやすくなります。

離乳食で与えるヨーグルトは冷凍保存できる?

ヨーグルトは、冷凍すると分離して舌ざわりが悪くなり、解凍しても元の滑らかな食感には戻らないため冷凍保存には不向きな食材です。

ヨーグルトの正しい保存方法は、冷蔵庫での保存です。

購入後、未開封のまま速やかに冷蔵庫に入れて保管し、衛生面に考慮して開封後は口をつけたスプーンをヨーグルトに入れないよう注意しましょう。また、長期保存しないなど、菌の繁殖にも気をつけましょう。

ヨーグルトを使った離乳食の簡単おすすめレシピ

ヨーグルトを使った、離乳後期以降におすすめのアレンジ離乳食レシピをご紹介します。

どれも簡単で思わず試したくなるレシピばかりですよ♪

カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)からのレシピ

  • 食パンで簡単! ひな壇ケーキ(生後9〜11ヶ月頃から)

食パンや水切りヨーグルト、いちごを使ってひな壇に見立てたかわいいケーキを作ってみませんか?離乳後期(生後9~11ヶ月以降)から与えることができるので、ひな祭りや1歳のお誕生日の離乳食メニューにもおすすめです。

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パクパク期・離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)からのレシピ

ヨーグルトを使った、離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)以降におすすめのアレンジ離乳食レシピをご紹介します。

  • お手軽デザート レンジで簡単チーズケーキ(1歳〜1歳6か月頃から)

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  • 混ぜるだけ! ヨーグルト入りスコーン(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

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  • ひんやりさっぱり ヨーグルト寒天ゼリー(1歳6ヶ月頃から/おとな)

ヨーグルトを寒天で固めた寒天ゼリーです。

おとなも美味しく食べることができるので、家族一緒におやつタイムを楽しむことができますよ。好みの果物を添えて食べるとさっぱりして美味しいのでぜひ作ってみてください。

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  • 食パンで作る! クリスマスキャンドルケーキ(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

食パンと水切りヨーグルトで簡単に作れる、キャンドルケーキのレシピです。クリスマスや誕生日など、イベントのときにぜひ作ってみてくださいね。

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注意事項

食材は、特定のアレルギー体質を持つ場合に、アレルギー反応を引き起こすおそれがあります。

初めての食材を食べる子どもには十分注意が必要です。様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

離乳食を調理する前に、「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」を事前にご確認の上ご利用をお願いいたします。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
  • ヨーグルトはモグモグ期・離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えられる
  • プレーン(無糖)タイプか乳幼児用を与えるとよい
  • はちみつ入りは1歳を過ぎるまで絶対に与えない
  • ヨーグルトの冷凍保存は分離するので不向き

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写真提供:ゲッティイメージズ

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