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甘酒は赤ちゃんにいつから与えられる?レシピも紹介

【管理栄養士監修】離乳食の甘酒|いつから食べられる?注意点やレシピ・保存方法を紹介

甘酒は栄養素が豊富なので健康や美容の面から近年人気が高まって、さまざまな種類が販売されています。そんな甘酒を赤ちゃんに与えることはできるのでしょうか。この記事では、甘酒はいつから与えられるのか、また飲む以外に料理やおやつへの使い方なども、詳しく紹介します。
甘酒は栄養素が豊富なので健康や美容の面から近年人気が高まって、さまざまな種類が販売されています。そんな甘酒を赤ちゃんに与えることはできるのでしょうか。この記事では、甘酒はいつから与えられるのか、また飲む以外に料理やおやつへの使い方なども、詳しく紹介します。

甘酒はビタミン、ミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素を豊富に含み、日本では昔から親しまれている飲みものです。

甘酒には2種類あり、米麹を発酵させて作った甘酒と酒粕からできた甘酒があります。

「酒」と名前についているので、赤ちゃんには与えられないのかなと思われがちですが、米麹を発酵させて作った甘酒にはアルコールが含まれていません。そのため、赤ちゃんにも与えることができます。

与えられる時期については下記の「いつから与えられる?」で詳しく説明します。

酒粕を使った甘酒には少量のアルコールが含まれているため子どもに与えることはできません。

選ぶ際には商品のパッケージに書かれている原材料表示の使用している材料を確認しましょう。

下記で甘酒を与えられる時期や与え方、甘酒の離乳食への使い方などを紹介していきます。

いつから与えられる?

米麹を発酵させて作った甘酒と酒粕からできた甘酒について、与えられる時期を見ていきましょう。

米麹の甘酒の場合

米麹で作られた甘酒は、麹菌の働きによって米のでんぷんをブドウ糖やオリゴ糖に変えるため、砂糖が加えられていなくてもやさしい自然な甘みがあるのが特徴です。

米麹の甘酒は、離乳後期の後半頃(生後10ヶ月頃)から与えることができますが、そのままでは甘いうえに、胃腸に負担もかかるので、水やお湯などで薄めて飲むようにしましょう。

また、離乳食の材料として砂糖やみりんの代わりに調味料として使うこともできます。

米と米麹から本来作られるものですが、市販されている商品のなかには甘さを増すために砂糖や人工甘味料が入っているものもあります。また、保存料や酸化防止剤などが添加されている場合もあります。

赤ちゃんに安心して甘酒を与えるためには、これらの添加物が含まれていない甘酒を選びましょう。

酒粕の甘酒の場合

酒粕の甘酒は、酒粕をベースにお湯を加えて伸ばし、砂糖などで甘みをつけて作ります。先に紹介した米麹で作る甘酒にはアルコールが含まれていませんが、酒粕の甘酒は少量のアルコール分が含まれるので赤ちゃんや子ども、妊娠中の人には与えられません。

前述のように、甘酒を購入する場合には、どちらの種類の甘酒なのかを商品パッケージでよく確認し、離乳食では米麹の甘酒を選ぶようにしましょう。

甘酒の離乳食への使い方

甘酒は水やお湯で薄めて与えてもよいですが、味に少しクセがあるので、そのままでは飲みにくいという場合もあります。

飲みものとして与えるだけではなく、甘酒を甘みづけの調味料として使う方法を知っておくと便利ですよ。調味料として使う場合の方法や離乳食レシピを紹介します。

甘酒の上手な使い方

離乳食の甘みづけや手作りおやつの材料の砂糖代わりなど、甘酒は調味料としても使うことができます。砂糖との違いには、甘みが強くない、発酵食品で栄養価が高い、腸内環境を整えるといった点などがあげられます。

販売されている米麹の甘酒には、そのまま飲むことができるストレートタイプと、水などで薄めて飲む濃縮タイプがあります。

飲みものとして購入する場合にはストレートタイプでも構いませんが、砂糖やみりんの代わりに使う場合には甘みがストレートタイプより強い濃縮タイプがおすすめです。

砂糖の代わりに使う場合、甘酒の種類によって甘さは異なりますが、濃縮タイプの甘酒を砂糖の2倍の量を目安に使うとちょうどよい甘さになりやすいです。好みの甘さに合わせて量を調整しましょう。

砂糖よりもまろやかでやさしい甘みになり、発酵する過程で増えるアミノ酸という成分などによりうま味も加わります。

相性のよい乳製品と合わせる

豆乳や牛乳、ヨーグルトなどの乳製品と甘酒を合わせると、甘酒の味のクセがまろやかになるのでおすすめです。

甘酒に豆乳や牛乳を加えてポタージュスープを作ることもできますし、果物(バナナやりんごなど)を加えてミキサーにかければ簡単に栄養満点のミックスジュースができます。

また、甘酒とヨーグルトを合わせた甘酒ヨーグルトも人気のレシピです。甘酒ヨーグルトの分量は甘酒、ヨーグルトを同量が基本ですが、お好みで割合を変えてもよいでしょう。甘酒を温めてヨーグルトと合わせると人肌程度になり、食べやすいですよ。

こちらのレシピの砂糖の代わりに砂糖の分量の2倍量の濃縮タイプの甘酒を使えば、まろやかでしっとりとしたスコーンになります。朝食にもおやつにもぴったりのレシピです。ぜひお試しください。

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料理に取り入れる

甘みのある甘酒は、料理において砂糖やみりんの代用品として使うことができます。

以下のレシピの砂糖の代わりに砂糖の分量の2倍量の濃縮タイプの甘酒を使えば、栄養価の高さなど、甘酒のよいところを料理にプラスすることができます。

甘酒の量を調整して好みの甘さに調整してくださいね。

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おやつに取り入れる

料理に取り入れるのと同様に、甘酒はおやつのレシピの砂糖の代わりにもなります。

パンやお菓子のレシピの砂糖の代わりに使う場合には、レシピの砂糖の分量の2倍量を濃縮タイプの甘酒に置き換えて作ってみてください。下記のレシピでもぜひ試してみてくださいね。

パンやお菓子などのレシピの砂糖の代わりとして使う場合には、水分量が増えるため、少ししっとりするなど水分量の多い仕上がりになる場合があります。

適宜焼く時間を延したり、ほかの水分となる材料の分量を少し減らすなどして調整してください。

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アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

管理栄養士のひとこと

甘酒は、ママやパパの栄養補給や健康管理にもぴったりな飲みものです。米麹の甘酒ならアルコールが含まれていないので、授乳中のママでも安心して飲めますよ。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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