七五三を写真だけで済ませても大丈夫?参拝や祈祷は絶対行かないといけない?
七五三で記念写真だけ撮影したい!
七五三とは、3歳・5歳・7歳を迎えた子どもの成長を祝う行事です。神社に行って祈祷(きとう)する伝統が残っているので、奥ゆかしいイベントと思いがちですが、最近では写真だけ撮って終える人も増えてきました。
「下の子が小さいので、参拝するのは大変」
「子どもに着物を着せての移動には不安がある」
「着物が汚れてしまうかもしれない不安がある」
という理由から、フォトスタジオで写真だけを撮って、お祝いをする人も増えてきているようです。
参拝や祈祷は義務ではなく、子どもの成長を祝う本来の意味で考えれば写真を撮っておくというのも一つの選択肢ですよね。
七五三で記念写真を撮影するだけなのはダメ?
古くから、七五三のお祝いとして、神社への祈祷や参拝がなされてきました。祖父母世代と考えが異なることもあるかもしれませんが、大切なのは、本人や家族の気持ち。
七五三でもっとも大事なのは子どもがここまで大きく成長したことをみなで祝うことです。自分たちの思いや考えを大切にして、七五三のお祝いをどうするのか考えてみましょう。
撮影だけでも大丈夫
「なかなか忙しくて行けない」
「家族の都合が合わない」
「下の子が小さくて寒い時期に祈祷に行けない」
などの理由から、神社に行かずに撮影だけしている家庭もたくさんあります。
七五三のイベントは写真のみで済ませても問題はありません。節目のイベントとして大切にしたいという思いがあれば、写真館での写真撮影だけでも十分記念になるでしょう。
両親が共働きで、時間がなく忙しい現代だからこそ、七五三のお祝いも、写真だけで終えるひとが増えてきているのかもしれませんね。
参拝と撮影だけでもOK
写真館やフォトスタジオで撮影をしたあとに、そのまま参拝だけして七五三のお参りを終える人も多くいます。祈祷になると、少なくともその間神社の神殿内で静かにすごさなくてはなりません。祈祷時間のタイミングが合わずに待ち時間が生じることも少なくありません。
子どもの年齢が低ければ、着物を着た状態で待つことは非常に辛いものがあります。撮影したあとに自分たちのタイミングで参拝だけして、さっと帰るというスタイルの家庭もたくさんあります。あまり時間をかけられない場合には、参拝だけでも問題ありません。
祈祷も行うのもおすすめ
「祈祷」とは初穂料を納め、神様に対して子どもの健やかな成長や加護を祈る儀式のことを指しています。参拝に来た中でも特に祈願したい内容を祈ったり、節目の儀式として行われます。
「参拝」とは、私たちが普段、年末年始などに神社に参っているお賽銭(さいせん)をあげてお祈りする方法です。「二礼・二拍手・一礼」が基本の作法です。神様にお礼やお願い事をするのが参拝の目的といわれています。
参拝も祈祷も神様に対してお願いやお礼をする行為という部分で大きな変わりはありませんが、人生の節目のイベントとして七五三の祈祷をする人もいます。
七五三の祈祷は、男の子ならば5歳のとき、女の子ならば7歳と3歳のときと限られたタイミングでしかできません。人生の節目の儀式として執り行う機会でもあるので、ママやパパにとっても一層気が引き締まるイベントになるはずです。
子どもにとっても数少ない経験の一つになるのでおすすめです。神様の由来や神社での作法などを学ぶよい機会にもなりますよ。
七五三を写真撮影だけで済ませるメリット
七五三を記念撮影だけで済ませると、時間短縮になったり、時期をずらせるので、安く撮影できたりもします。ここでは、写真撮影だけで七五三を済ませるメリットを紹介します。
撮影料を安く済ませられることがある
七五三のシーズンは11月で、参拝となるとタイミングを合わせる必要がありますが、フォトスタジオのみであれば自由に撮影日を決めることができます。
フォトスタジオにもよりますが、特に年が明けた1月から3月頃はオフシーズン。オフシーズンであれば比較的撮影料金を安く設定しているところも多く、11月よりもお得に写真撮影ができるところもあります。
また、土日祝日よりは平日のほうが価格設定を抑え気味にしているところもあり、撮影日時を広く選べるのなら、平日に予約するのもおすすめです。(フォトスタジオにより異なります。詳細は個別に問い合わせてください)
時間短縮になる
七五三を写真だけで済ませるメリットは、「拘束時間が短くなること」です。七五三のお祝いをする子どもは、3歳・5歳・7歳です。写真撮影だけであれば、手短にすませることができます。
子どもは一つの場所に長くいると飽きてしまい、機嫌が悪くなったり暴れ出したりしてしまいます。機嫌のいいうちに笑顔の写真をいっぱい残しておきたいですよね。写真撮影だけであれば、短時間で済ませられるので、思い出の写真も、笑顔のものが残せます。
準備が少なくて済む
写真撮影で七五三を終えるのであれば、事前準備が少なくて済みます。基本的には写真館やフォトスタジオに行くだけ。訪れた先でスタッフさんが着物を着付けてくれます。
写真撮影が終われば、その場で着物を脱いで、帰るので、子どもの負担だけではなく親の負担も少なくて済みます。(フォトスタジオにより事前準備の必要性は異なります。撮影前に、準備が必要なものを個別に問い合わせてみるとよいでしょう)
七五三の写真撮影はいつ頃がおすすめ?
七五三を写真撮影だけで終わる場合にはいつ頃がおすすめなのでしょうか。一般的に七五三のお参りは、11月15日の前後1・2ヶ月頃といわれています。その時期は撮影や参拝する人たちで予約が埋まりやすいです。時期にこだわらないのであれば、ハイシーズンを外すのが、ゆったりと時間をつくれ、撮影費用も安く抑えることができるのでおすすめです。
スケジュールに合わせて撮影が可能
七五三を写真だけで済ませる予定なら、時期にとらわれずパパやママ、家族のスケジュールを優先できるのでおすすめです。なかには、祖父母とともに撮影を検討する人もいるでしょう。家族みんなの都合で決めるのもおすすめです。
おすすめの時期は?
フォトスタジオによっては、前撮りや後撮りのプランを設けていることもあります。子どもの飽きや疲労感を考えると、前撮りや後撮りのプランがあるのはありがたいですね。
一般的に七五三は秋頃なので、前撮りなら春~夏頃、後撮りであれば年明けの冬頃に撮影する人が多いようです。
移動の大変さや、気温から考えると、
- 前撮りは春頃
- 後撮りは3月頃
がおすすめです。
七五三を写真だけにする場合の服装は
七五三を写真だけにする場合、パパやママ、子どもの服装はどのように考えたらよいのでしょうか?ここでは撮影当日の服装について説明しています。
写真撮影当日の子どもの服装
基本的に、子どもはフォトスタジオで着替えることが多いので、服装に大きな指定はありません。しかし、着物の中には自分の肌着をつけることがあるので、肌着には注意が必要です。できれば、激しく動いて着物が乱れて、肌着が見えても目立たない白色のものがおすすめです。
また着替えやすいようなゆったりとした服装だと、撮影日の進行もスムーズ。かっちりとした着物で疲れた子どもも、着替えたあとはすぐにリラックスできます。
子どもによっては、特に「足袋(たび)」を嫌がる子もいます。その場合にはやむを得ず自分の靴下を履いて撮影することもあります。そんなときにも、できるだけ違和感が少ないように、靴下も白色のものを選んでおくと安心です。
写真撮影当日のママやパパの服装
子どもと一緒に写真撮影するならば、パパはスーツやジャケットスタイル、ママは着物やワンピーススタイルなどある程度フォーマルなものが望ましいでしょう。最近では、料金内で数枚程度の家族写真であれば一緒に撮影してもらえるフォトスタジオもたくさんあります。
写真だけの七五三であっても、家族として記念撮影するのも、イベントとして楽しいものです。この機会に、家族の思い出として残すのもいいですね。
ママが着物で撮影する場合、自分で着付けられる場合は問題ないのですが、着付けができないときには親の着付けもしてもらえるかどうか、あらかじめ確認しておく必要があります。着物の持参が必要なのか、レンタルできるのかもあわせてチェックしておきましょう。
七五三の本来の流れは?
七五三のお祝いとは3歳・5歳・7歳でするものというのはご存じかもしれませんが、実際にどういう行事なのか詳細を知らない人も多いでしょう。ここでは、七五三の本来の流れや服装などの詳細について説明していきます。
七五三とは?
昔の日本では、子どもは生まれてきても、小さなうちに病気などで亡くなってしまうことも多かったのです。3歳・5歳・7歳を節目として無事に成長したことに感謝し、これからの健やかな成長を祈るための儀式として七五三は行われていました。
七五三当日の流れ
七五三当日の流れは、フォトスタジオで写真撮影とお参りを、同日にするかどうかによっても異なります。ここでは撮影日に神社へお参りすることを想定して、当日の流れを紹介します。
- 予約した日にちにフォトスタジオに赴き着付けをする
- 神社へ参拝・祈祷に行く
- 写真撮影
- 着替えて食事会を催すこともある
(フォトスタジオによりますが、写真撮影後にそのまま参拝に行くパターンもあります)
七五三はいつ行われるの?
七五三は、3歳・5歳・7歳の秋頃に行うとされています。伝統としては、11月15日のお参りとされているようです。
もともとの伝統によると、数え年で行うことが多いようですが、最近では数え年でも満年齢でもどちらでもよいとされています。子どもの状態や家族の都合にあわせて、好きなほうを選ぶとよいでしょう。
七五三の思い出を残そう
子どもの成長を祝うお祝い「七五三」。現在では家族の形態にあわせてさまざまな方法がとり入れられています。写真だけで終える人もたくさんいて、なかにはフォトスタジオや写真館で撮影をせずに、出張カメラマンなどを手配して、自宅や近所の神社で記念撮影する人もいるようです。いろいろな形で七五三を祝い、子どもの健やかな成長を祈りましょう。
- 七五三を写真だけで祝っても問題ない
- 祈祷をせず、参拝と写真撮影だけでもOK
- 七五三を写真だけにすることによるメリットもある
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