妊娠がわかってから出産までのスケジュール
妊娠初期(0~4か月)
赤ちゃんの様子
- 受精卵が着床
- 「胎嚢」と「胎芽」ができる!
赤ちゃんの入る袋「胎嚢」ができ、その中に赤ちゃんが生まれます。妊娠8週くらいまでの赤ちゃんは「胎芽」と呼ばれます。 - 手足、臓器ができる
ママの様子
- 月経予定開始日を過ぎても月経がない…
- つわりの初期症状
つわりは、妊娠初期に起こる吐き気、全身のだるさなどの症状のことで、早い人は妊娠2か月めから自覚症状があります。 - 3か月めにはピークに!
妊娠中のつわりの乗り切り方
つわりは、妊娠初期のいちばんの悩みです。吐きづわりや食べづわりなど、人によってさまざまですが、吐き気や嘔吐、胃のムカムカ、全身のだるさなどが主な症状です。たいていは時間がたてばおさまるので、あまり神経質にならないように。
妊娠中のつわりを乗り切るコツ
しなければならないこと
- 病院へいき、妊娠を確かめる
- 出産する場所を決める
出産施設には総合病院、産科専門医院、助産院などがあります。インターネットや口コミで情報を集めるなどしたうえで、見学してから決めます。 - 役所で母子手帳をもらう
病院?助産院?赤ちゃんを産む施設選びのポイント
赤ちゃんを産む施設は大きく分けると3つ。産婦人科だけでなく、いろいろな科がある総合病院、産婦人科を中心にした個人病院、そして助産院。このほかに自宅出産もあります。ここなら自分らしいお産ができると思える施設や病院をリサーチして満足できる出産をしたいものですね。
母子健康手帳の入手方法と内容
妊娠が確定したら、各自治体の役所へ行き、妊娠届を提出します。そうすると、その場で母子健康手帳をもらえます。母子健康手帳は、子どもの成長と健康において、とても大切な情報になります。小学校入学のころまで使うものなので、長く大切に保管しましょう。
注意点
- 禁酒、禁煙をする
- 薬の服用やレントゲン検査は避ける
- セックスは控える
- 旅行やスポーツは控える
- パーマやカラーリングの回数を少なくする
妊娠中期(5~7か月)
赤ちゃんの様子
- からだの基礎がつくられ、心臓などの各器官が機能し始める
- 胎盤を通じて栄養の吸収を始める
- 4頭身になり、だんだんふっくらしたからだになる
- 頭の毛やつめが生える羊水の中を元気に動き回る
ママの様子
- 胎盤が完成する
胎盤とは、子宮内で赤ちゃんを育てるためにつくられる臓器。妊娠4か月の終わりには胎盤が完成するので、流産の心配が減ります。 - つわりがおさまってくる
- 乳房のボリュームが出る
- 外からもおなかのふくらみがわかるようになる
- 乳頭が敏感になって、強く押すと初乳が出る
このころからママのからだは母乳を出す準備が始まり、初乳が出る人も。おっぱいケアを始めましょう。 - こむら返りが起こる、頻尿になる
しなければならないこと
- 貧血や便秘を防ぐ食生活をする
つわりが落ち着き、食欲が出てきますが、妊娠中になりやすい貧血や便秘を防ぐため、食生活には注意しましょう。貧血には鉄分を多く含む、貝類やレバーなどを、便秘にはキャベツなどの食物繊維を多く含む野菜をとることや、水分を多くとることを心がけるとよいでしょう。 - 里帰り出産するかどうか決める
妊娠5か月くらいには、パパと相談し、決めます。転院先の病院も、情報を集めて、早めに選びます。 - マタニティグッズを準備
- 乳頭マッサージをする
乳頭の形や大きさは人によってバラバラ。母乳がスムーズに出るようマッサージを。 - 疲れたら横になって休む
注意点
- 体重をコントロールする
妊娠中の体重は、妊娠前と比べて+10㎏までが目安。それ以上ふえないよう、1日3食バランスよく食べる、脂質や糖分はとりすぎないなど注意を。 - ハイヒールではなく、ローヒールをはく
- パパは禁煙する
- 早産にならないよう気をつける
赤ちゃんが未熟な状態で出産してしまう早産。長時間おなかが張る、出血や破水があるなど、切迫早産の兆候が見られたらトラブルを未然に防ぐためにも病院へ。 - 家事は無理せず、パパと分担を
妊娠後期(8~10か月)
赤ちゃんの様子
- 聴覚が完成する
- 目、鼻、口がはっきり見える
- 頭位になる
ほとんどの赤ちゃんが頭を下にする頭位になります。もしさかごでも、出産までに自然と頭位になる場合が多いようです。 - 外見上は新生児とほぼ変わらなくなる
ママの様子
- 皮下脂肪がのび切って妊娠線が出ることも
妊娠線は、皮下脂肪がのび切ったことでできる帯状の線です。ケアしないと産後も残ることがあるので、保湿クリームを塗るなどしてこまめなケアを心がけます - おなかが張る
- 心臓や肺に圧迫され、息切れで苦しくなる
- 胃がもたれるが、10か月めには食欲が戻る
- 不規則だった陣痛が1時間に6回以上の規則正しいものに
しなければならないこと
- おなかが張ったらすぐに休んで様子を見る
- 入院、出産用品をそろえる
いつ緊急入院になるかわからないうえ、パパでは準備できないこともあるので事前に用意しておきましょう。ひとつのバッグにまとめると安心です。
・ネグリジェやパジャマ
・タオル
・靴下
・洗面用具
・ティッシュペーパー
・ガーゼ
・ヘアケア用品、メイク用品
注意点
- 食生活により気をつけて過ごす
- 精神的に不安定になりやすいので、リラックス
- 出産の兆候が見られたら病院へ
- 陣痛が始まってもあわてず、落ち着いて行動
初産の場合、すぐにはお産にならないので、あぐらをかく、前かがみになる、歩く、などしながら陣痛が進むのを待つとよいでしょう。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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