【医師監修】妊婦はヨーグルトを食べてもいい？発達障害との関係や妊娠中の注意点・メリットについて解説

妊娠中にヨーグルトを食べても大丈夫です！母体にも胎児にも悪い影響はありません。

むしろ、発酵食品でありカルシウムやタンパク質の豊富なヨーグルトは、妊婦に食べてもらいたい食品のひとつです。

「ヨーグルトが赤ちゃんの発達障害を予防する」という噂もありますが、これは科学的に証明されていません。

2016年に福井大学の研究チームから「動物実験の結果、母マウスの腸内環境が乱れると子マウスの中枢神経の発達が障害される」と発表されました。

そこから、ヨーグルトを食べると母体である妊婦の腸内環境が整い、胎児の将来的な発達障害（神経発達症）を防ぐという説になったのです。

しかし実際には、妊婦がヨーグルトを食べると赤ちゃんの発達障害を防げるかどうかは科学的に証明されてません。

ヨーグルトを摂取することによる赤ちゃんへの影響はありませんが、妊婦にはメリットがあります。妊娠中のヨーグルトの2つのメリットを詳しく紹介します。

ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌がたくさん含まれているため、整腸作用があります。

妊娠中にはつわりで食事が満足に取れなかったり女性ホルモンの影響を受けたりして便秘に悩まされる人も多いです。そんなときには、ヨーグルトがおすすめです。

ただし、ヨーグルトを食べすぎたり砂糖を入れすぎたりすると、カロリーの過剰摂取になるため、気をつけましょう。

フレーバーがついたものや加糖タイプではなく、砂糖の入っていないプレーンヨーグルトを選ぶといいですね。

ヨーグルトを食べることで、タンパク質を摂取できます。

タンパク質は妊娠中でなくても積極的に摂りたい栄養素です。そして妊娠中期・後期には特に通常時よりも多く摂取することが推奨されています。

ヨーグルトは、100g中3.6gのタンパク質を含む高タンパクな食材なので、妊娠中におすすめですよ！

妊娠中にヨーグルトを食べてよいのか不安になる人がいるかもしれません。

そんな人は、「妊娠中はナチュラルチーズを食べてはいけない」と言われることから、乳製品全般に注意しているのではないでしょうか？

確かに、非加熱のナチュラルチーズにはリステリアという菌が付着している可能性があり、食中毒のリスクがあります。

しかし、ヨーグルトは製造過程において高温で加熱処理されているため、安心して食べることができますよ！

ヨーグルトは、母体にも胎児にも悪影響はなく、むしろ妊婦の体調管理に役立つ食品です。フルーツを入れたり、パンに添えるなどして、上手に摂取してくださいね。

MAMADAYSでは、妊娠期に摂りたい栄養素をたっぷり含んだ簡単ごはんやつわりの時に食べやすいさっぱりスイーツなど、妊婦のママ向けのレシピを動画で紹介しています♪

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