カレーはつわり中に食べられる?食べる際のポイントやおすすめレシピを紹介
妊娠初期は体が特にデリケートになっているので、食べるものにも気を使いますよね。
つわり中の食事は一般的にあっさりとした食べものがよいとされていますが、カレーが食べたくなる・カレーなら食べられるという妊婦さんもいます。
この記事では、つわり中にカレーは食べやすいのか、食べる際の注意点、おすすめのカレーレシピを紹介します。
妊娠初期は体が特にデリケートになっているので、食べるものにも気を使いますよね。
つわり中の食事は一般的にあっさりとした食べものがよいとされていますが、カレーが食べたくなる・カレーなら食べられるという妊婦さんもいます。
この記事では、つわり中にカレーは食べやすいのか、食べる際の注意点、おすすめのカレーレシピを紹介します。
つわり中にカレーを食べられる?
つわり中も、カレーを食べて問題ありません。妊婦さんのなかにはカレーが無性に食べたくなるという人も。
カレーには肉や野菜のうまみ・栄養が溶け込んでおり、一皿で栄養が摂れます。ご飯にかけたりパンに付けたり、いろいろな食べ方で楽しめるのも魅力です。
ただし、カレーは糖質や脂質が多いので、食べ過ぎには注意してくださいね。こちらの記事では、妊娠中にカレーや辛い物を食べてよいか、詳しく解説しています。
つわり中にカレーを食べたときの赤ちゃんへの影響は?
つわり中にカレーを食べても、赤ちゃんに影響はありません。
カレーに含まれるスパイスが心配になるかもしれませんが、通常の食事の範囲であれば母体や胎児に影響を与えることはありません。
しかし、食べ過ぎから塩分・脂質の摂りすぎから妊娠性高血圧や妊娠糖尿病になってしまうと、赤ちゃんの発育に影響が出ることがあります。
カロリーや栄養バランスの目安を参考に、食べ過ぎには注意しましょう。
つわり中にカレーを食べるメリットは?
つわり中にカレーを食べるメリットには、次のようなものが考えられます。
つわり中にカレーを食べるメリット
栄養が摂りやすい
香辛料で食欲がアップする
カレーのスパイスは健康によい働きをもつものがある
ご飯やパン、うどんなどと組み合わせやすい
つわりの症状は個人差が大きく、なかにはカレーが食べられなくなる人もいますが、カレーは一皿でいろんな食材が摂取できるので、試してみてくださいね。
つわり中にカレーを食べるときの注意点
つわり中にカレーを食べても問題ありませんが、食べるときは次のことに注意しましょう。
食べ過ぎないようにする
カレーは、塩分や脂質を多く含みます。
塩分や脂質の摂りすぎは、むくみや体重増加につながります。
また、カレーはご飯やパンと合わせて食べるため糖質量が多く、カロリーが高くなりがちです。
食べ過ぎないように注意しましょう。
ヘルシーなカレーが食べたいなら、塩分・脂質控えめのレトルトカレーを選ぶか、ルウではなくカレー粉を使って手作りするのがおすすめです。
野菜と一緒に食べる
野菜に含まれるカリウムは、余分な塩分の排出をサポートしてくれます。カレーを食べるときは、サラダなど野菜を使った副菜を添えましょう。
しかし、サラダにドレッシングをたっぷりかけてしまっては、塩分・脂質を摂りすぎてしまいます。
ドレッシングを使うならノンオイルのものを控えめにかけるなど、塩分・脂質を抑えるよう意識してみてくださいね。
激辛カレーは避ける
辛いもの好きの人は、つわり中は激辛カレーは我慢しましょう。
激辛カレーは胃腸に負担がかかるので、体調を崩してしまうことがあります。
胃腸がデリケートになっているつわり中は、いつもよりマイルドな味わいのカレーを選んでくださいね。
つわり中に避けたほうがよいカレーは?
ここからは、つわり中に避けたほうがよいカレーや食べ方を紹介します。
作ってから時間が経ったカレー
つわり中は、作ってから時間が経ったカレーを食べないようにしましょう。
「カレーはひと晩寝かせたほうがおいしい」などと言われることもありますが、作ってから時間が経ったカレーはウェルシュ菌による食中毒のおそれがあります。
ウェルシュ菌に汚染されたものを食べると、腹痛や下痢といった食中毒症状が現れます。
ウェルシュ菌は耐熱性の芽胞を形成し、通常の加熱調理では死滅しないため、作ってから時間が経ったカレーは食べないようにしてください。
作ったカレーが余ったときは、すぐに小分けにして冷まし、冷凍しましょう。
【参考】
近畿農政局「カレーの保存には注意が必要です!! 」
農林水産省「ウェルシュ菌(細菌)[Clostridium perfringens] 」
生卵などをトッピングしたカレー
生卵や半熟卵、ナチュラルチーズなど、妊婦さんが食中毒にかかるおそれがあるものをトッピングしたカレーは避けましょう。
チーズをトッピングするなら、プロセスチーズにするか、しっかり溶けるまで加熱して食べてくださいね。
つわり中に特に食べやすいカレーは?
カレーといっても味わいはさまざま。
レシピによっても食べやすさが変わるので、つわり中は次のようなカレーを試してみてはいかがでしょうか。
酸味のあるトマトカレー
つわり中は、さっぱりとしたものが食べたくなる妊婦さんが多いもの。
そんなときにおすすめなのが、適度な酸味のあるトマトカレーです。トマトをたっぷり使えば、その栄養も余すことなく摂れますよ。
ヘルシーな豆腐のカレー
肉を使わない豆腐カレーもヘルシーでおすすめです。
肉を使ったものより香りが控えめなので、匂いで気分が悪くなってしまう妊婦さんも食べやすいでしょう。
最近はソイミート(大豆から作られた肉のような食感の食品)もスーパーなどで売られています。「お肉のカレーが食べたいけど、匂いが気になる」という人は、ソイミートも試してみてくださいね。
あっさりとしたチキンカレー
ポークカレーやビーフカレーに比べてあっさりとしているチキンカレーも、妊婦さんにおすすめのカレーです。
鶏肉にはつわりをやわらげるビタミンB6が豊富に含まれているんですよ。
もも肉よりもむね肉を使ったカレーのほうがよりあっさりしていて食べやすいでしょう。
つわり中におすすめのカレーレシピ
ここからは、つわり中におすすめのカレーレシピを紹介します。いつもと違ったカレーが食べたいときにチャレンジしてみてくださいね。
基本のカレーうどん
ごはんやパンと一緒にカレーを食べるのに飽きたら、カレーうどんを作ってみましょう。このレシピでは、カレールウではなくカレー粉を使って作るので、思いのほかあっさりとした味に仕上がります。和風だしベースのやさしいカレーうどんです。
高野豆腐のトマトドライカレー
粗く切った高野豆腐が肉のような食感のあっさりカレーです。トマト缶を使うことでフルーティーな酸味も加わり、さらに食べやすくなります。ヘルシーでも満足感があるカレーが食べたいときにおすすめです。
サグチキンカレー
ほうれん草などの青菜をたっぷり使ったサグカレーは、野菜不足が気になるときにおすすめ。ペースト状にしてから煮込むので、短時間で簡単に作れます。ルウではなくカレー粉を使って作るので、意外とあっさり食べられるのも魅力です。
つわり中のカレーにまつわる迷信
「カレーが食べたくなると男の子」「カレーが食べられなくなると女の子」といった話を聞いたことがあるかもしれませんが、あくまでも迷信です。科学的には、ママの食べたくなるもので赤ちゃんの性別が決まることはないとされています。でも、赤ちゃんの性別は気になるもの。もうしばらくすると検査で性別がわかるので、その日まで楽しみに待っていてくださいね。
つわりがひどいときは食事が偏っても大丈夫?
つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。
基本的に、つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。
また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。
しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。
次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。
つわり中の食事の工夫
食べ物の形状やのどごしを変えてみる(ドロドロ、さっくり、ぱさぱさ、など)
温度を変えてみる(温める、冷やす)
ストローを使い口の中に広げないようにして飲む
味付けは薄めで脂っぽくないものを選ぶ
1回の食事を分け少量・頻回にして食べる
つわりがおさまるのはいつからいつまで?
つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。
しかし、つわりの症状は人により個人差があります。
つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。
なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という状態になる人もいます。
食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。
つわり中のカレーに関するよくある質問
ここではつわり中のカレーに関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう!
つわり中、カレーはどれくらいまでたべていい?
1週間に1回程度を目安にしましょう
カレーは塩分・脂質が多いメニューです。回数に制限がある食べ物ではありませんが、食べ過ぎは高血圧や体重増加につながるので、1週間に1回程度を目安にするとよいでしょう。
妊婦におすすめのカレーのトッピングは?
トマトや鶏ささみ、厚揚げなどがおすすめです
酸味をプラスできるトマトや、つわりをやわらげるビタミンB6が豊富な鶏ささみ、食べ応えをアップさせる厚揚げなどがおすすめです。いろいろ試してみて、自分のお気に入りが見つけられるとよいですね。
過剰摂取に気をつけたいハーブ・スパイスは?
シナモンやサフラン、ナツメグ、ウコンなどに注意が必要です
通常食べる量なら体調に影響が出ることはありませんが、シナモンやサフラン、ナツメグ、ウコンなどは摂りすぎに注意しましょう。
つわり中でもカレーを食べてOK!ただし食べ過ぎには注意して
つわり中、カレーを食べるのは問題ありません。さまざまな食材・栄養素がまとめて摂れるメリットがあります。
しかし、カレーは塩分・脂質が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。つわり中におすすめのカレーは、酸味のあるトマトカレーや、あっさりとしたチキンカレーなど。スパイスの香りは食欲もアップさせてくれるので、いろいろな食材を組み合わせて自分の食べやすいカレーをみつけてくださいね。
- つわり中もカレーを食べてOK!
- 1週間に1回を目安に食べ過ぎには注意して
- 時間が経ったカレーは食べないで
- 妊娠中はトッピングにも気を配ろう
- カレーを食べるときはサラダなど野菜も一緒に食べよう
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
本サイトの記事中で紹介している商品やサービスは編集部が選定しております。記事の監修者が選定・推奨したものではありません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
アプリで妊娠中の体調管理&情報収集!
自分の週数に合わせて情報が出てくる!
ママの妊娠週数に応じたおすすめ記事が表示されます。
ネットなどでわざわざ調べに行かなくても、出産予定日を設定するだけで、ママの妊娠週数に応じた情報が手に入りますよ!
おなかの赤ちゃんの成長がイラストでわかる
妊娠中のママがおなかの赤ちゃんの成長をよりイメージしやすくなる新機能です。
出産予定日までの日数をカウントダウンしながら、イメージイラストで週数に合わせて赤ちゃんが成長していくようすが見れます。
イラストをタップすると、赤ちゃんからのひとことが表示され、妊娠中のママを応援してくれます!
医師監修のメッセージで週ごとの赤ちゃんとママの様子がわかる
医師監修のもと、赤ちゃんやママに関する様子や変化に関する読み物を毎日更新!
「今日の赤ちゃんのようす」では、おなかの中で赤ちゃんがどう過ごしているのかなどについて分かります。
「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。
パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。