バナナはつわりに効果がある？おすすめレシピやバナナのメリットを紹介！【管理栄養士監修】

バナナには、吐き気を軽減する働きがあるとされるビタミンB6が含まれていますが、つわりを和らげる効果は示されていません。

つわり中の症状や食事の好みは個人差があり、人によってはバナナを食べると気持ち悪さが落ち着いたり、食欲がでたりすることはあるでしょう。

一方で、バナナの匂いをかいだり、食べると気分が悪くなったりする人もいます。

つわり中にバナナを食べても、赤ちゃんに影響はありません。

ただし、バナナを食べ過ぎるとカロリーオーバーから体重が増えやすくなります。

体重が増えすぎて妊娠糖尿病などを発症すると、赤ちゃんの発育に影響が出ることもあるので食べ過ぎには注意しましょう。

つわり中にバナナを食べると、次のようなメリットがあります。

栄養・エネルギー補給にぴったりの果物なので、食べられそうなら毎日の食事に取り入れてみましょう。

スーパーなどで購入しやすく、皮をむけばすぐに食べられるのでつわり中に試してみると良いでしょう。

簡単に皮がむけて片手で手軽に食べられるバナナですが、つわり中に食べるときはいくつか注意することがあります。

バナナを食べる際は次のことに注意してくださいね。

バナナはクッキーなどに比べると低カロリーですが、それなりにカロリーのある果物です。食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまうので注意しましょう。

1日あたりの果物の摂取目安量は200gとされています。バナナだけで200gの果物を摂取する場合、1～2本が目安です。

妊娠中は胃腸がデリケートになっています。

一度にたくさん食べると気分が悪くなってしまったり、吐いてしまったりするので、少しずつよく噛んで食べましょう。

バナナチップスのような加工品は、油で揚げたり、砂糖で甘みを付けたりしているため、生のバナナよりも高カロリーです。

少しの量でもカロリーオーバー・脂質や糖分の摂り過ぎにつながるので、妊娠中は控えてくださいね。

つわり中は食欲が落ちて、食事が思うように食べられないものです。そんなときは、次のことを試してみましょう。

食欲がないときもバナナが食べやすくなりますよ。

冷たくすると、食べ物の匂いが抑えられて食べやすくなるママは少なくありません。

バナナの香りが気になるときは、冷蔵庫で軽く冷やしてみましょう。そのまま冷蔵庫に入れると皮が黒くなってしまうので、ラップで包んでから入れると良いですよ。

もっと冷たい方が食べやすいときは、一口サイズに切ってラップで包み、冷凍するのもおすすめです。

吐き気が強く固形物が食べられないときは、バナナジュースやスムージーを試してみましょう。

酸味のある果物や栄養豊富な牛乳・豆乳などと一緒にミキサーにかけるだけで作れるので、体調が悪くて長時間キッチンに立つのがしんどいときも作りやすいですよ。

つわり中は、酸味のあるものが食べやすいといわれています。

バナナを食べるときは、酸味のあるヨーグルトと組み合わせると食べやすくなることがあります。

ヨーグルトにはおなかの調子を整える乳酸菌も豊富に含まれているので、おなかの調子を整えたいときにもぴったりです。

ここからは、つわり中におすすめのバナナレシピを紹介します。

スムージーのほか、おやつにぴったりの蒸しパンなども紹介しますので、バナナをそのまま食べるのに飽きたら試してみてくださいね。

いちごの酸味とヨーグルトのコクで、さっぱり飲めるスムージーです。いちごには妊娠期に必要な葉酸が、牛乳・ヨーグルトにはカルシウムやタンパク質が含まれているので、不足しがちな栄養素を補いたいときにもおすすめですよ。フレッシュないちごが手に入りにくいときは、冷凍のもので作ってみてくださいね。

蒸し器がなくてもフライパンで作れる蒸しパンです。バナナとホットケーキミックスを使うことで、お菓子作り初心者でも失敗なく作れますよ。しっとりした食感の蒸しパンは、おやつや朝食にぴったりです。

DELISH KITCHEN バナナ蒸しパン

つわり中は、アイスなどの冷たいものが食べたくなる人は多いもの。こちらのアイスは、ひんやりしたものが食べたいときにぴったりです。袋に入れて揉むだけなので、洗い物が少なくて済むのもポイント。牛乳を同量の豆乳に変えて作ってもおいしいですよ。

DELISH KITCHEN バナナアイス

「つわり中、バナナが食べたくなると赤ちゃんの性別は男の子（女の子）」というような話を聞いたことはありませんか？

しかし、こういった話は迷信です。

妊娠中に食べたくなるもので赤ちゃんの性別がわかるという科学的根拠はありません。

つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。

理想はさまざまな食材をバランスよく摂れることですが、食事が難しい場合つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。

また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。

しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。

次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。

つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。

しかし、つわりの症状は人により個人差があります。

つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。

なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻（にんしんおそ）」という状態になる人もいます。

食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。

ここではつわり中のバナナに関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう！

簡単に皮がむけて片手で食べられるバナナは、栄養の面からもつわり中におすすめの果物です。

スムージーやアイス、蒸しパンなどいろいろな食べ方で食べられるので、試してみましょう。

ただし、バナナの食べ過ぎには注意が必要です。食べる際は、他の果物と合わせて1日あたりの果物の摂取目安である200gを超えないようにしたいですね。

つわり中は食欲が落ちやすいもの。食べられるときに食べられそうなものを食べて、しんどい時期を乗り切りましょう！

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