グレープフルーツはつわり中でも食べやすい！食べる際の注意点やおすすめレシピを紹介【管理栄養士監修】

つわり中にグレープフルーツが食べやすいのは、あっさりして適度な酸味があるからです。

つわりがあるときは、酸っぱいものが欲しくなるママが多いもの。

さっぱりとした酸味のあるグレープフルーツは、つわりで食欲がないときでも食べやすいので試してみてはいかがでしょうか。

つわり中にグレープフルーツを食べても、おなかの赤ちゃんに影響はありません。

しかし、食べ過ぎるとカロリーオーバーになったり、砂糖をかけて食べると糖分の摂り過ぎにつながったりすることがあります。

糖分の摂りすぎで妊娠糖尿病になると、早産や流産、巨大児など出産や赤ちゃんの発育に影響することがあるので食べるときはそのまま食べましょう。

つわり中にグレープフルーツを食べると、次のようなメリットがあります。

葉酸は妊娠中に摂りたい栄養素のひとつです。また、クエン酸は疲労回復やミネラルの吸収を助けるはたらきがあるのも嬉しいポイント。

つわり中に食べるもので悩んだら、ぜひ試してみてくださいね！

つわり中でも食べやすいグレープフルーツですが、食べる際はきちんと洗って食べましょう。

薬を飲んでいる人は事前に医師に確認することも大切です。詳しくみていきましょう。

グレープフルーツには防カビ剤が使われています。

グレープフルーツを皮ごと食べることはないので、食べたとしても防カビ剤が体に影響を及ぼすことはありません。

しかし、体がデリケートになっている妊娠中は、しっかり洗って防カビ剤を落としてから食べましょう。防カビ剤は、ていねいに水洗いすれば30～70％落とせるとされています。

薬を服用している人は、事前にグレープフルーツを食べてもいいか医師に確認しておきましょう。

薬によっては、グレープフルーツを食べてから服用すると効果が強まってしまうことがあります。たとえば「カルシウム拮抗薬」と呼ばれる高血圧の薬は、グレープフルーツを食べるとその影響で、効果が強まることがある薬のひとつです。

血を固まりにくくする薬や免疫機能を抑える薬など、ほかにもグレープフルーツの影響を受ける薬があるので、薬を飲んでいる人は医師に相談してください。

つわり中にグレープフルーツをより食べやすくしたいなら、冷やしたりジュースにしたりするのがおすすめです。

つわり中は食べ方によっても食べやすさが変わるので、いろいろ試してみてくださいね。

常温で食べるよりも、少し冷やしたほうが香りが抑えられるため、食べやすくなります。

グレープフルーツの匂いが気になり食べにくいなと感じたときは、冷蔵庫で軽く冷やしてみましょう。

固形物が食べられないときは、ジュースにして飲むのもおすすめです。

搾ってジュースにすると、食欲がないときも口にしやすいですよ。

グレープフルーツだけでは飲みにくいと感じるときは、オレンジやリンゴなどほかの果物と組み合わせてみるのもよいでしょう。

ここからはつわり中におすすめのグレープフルーツレシピを紹介します。

簡単に作れて食べやすいものをセレクトしたので、気になるレシピがあれば作ってみてくださいね。

グレープフルーツのさっぱりとした味わいとサイダーのシュワシュワ感がさわやかなゼリーです。さっぱりとした味わいなので、つわりで食欲がないときも食べやすいですよ。

DELISH KITCHEN グレープフルーツのサイダーゼリー

調味料で和えるだけで作れるさっぱりとしたマリネです。キウイの甘みが加わることで、グレープフルーツのほろ苦さが苦手な人も食べやすくなりますよ。おやつや食後のデザートにおすすめです。はちみつはかけすぎないようにしましょう。

DELISH KITCHEN キウイとグレープフルーツのはちみつマリネ

いつものサラダにグレープフルーツを加えると、さわやかな味わいになるだけでなく、見ためも鮮やかになって食欲がそそられます。グレープフルーツのやさしい酸味が感じられるドレッシングは、ツナやサラダチキンとも相性が良いですよ。

DELISH KITCHEN レタスとグレープフルーツのサラダ

「つわり中にグレープフルーツが食べたくなると赤ちゃんの性別は男の子」のような話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

しかし、妊娠中にママが食べたくなったもので赤ちゃんの性別がわかるという科学的根拠はなく、迷信です。

赤ちゃんの性別は気になりますが、はっきりわかるのはもう少し先のこと。検査でわかるその日まで、楽しみにしていましょう。

つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。

理想はさまざまな食材をバランスよく摂れることですが、食事が難しい場合つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。

また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。

しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。

次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。

つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。

しかし、つわりの症状は人により個人差があります。

つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。

なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻（にんしんおそ）」という状態になる人もいます。

食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。

ここではつわり中のグレープフルーツに関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう！

グレープフルーツは、さっぱりとした酸味とほろ苦さがあり、つわり中でも食べやすい果物です。

しかし、たっぷり砂糖をかけて食べたりするのは避けましょう。また、薬を飲んでいる人は事前に医師に確認してくださいね。食べられるときに食べられるものを食べて、しんどいつわりの時期を乗り切りましょう！

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