妊娠初期の20の症状は?最短でいつから?妊娠したかもしれない時にチェックすべき兆候を解説
生理が来なかったり、いつもとは異なる体調の変化を感じると、妊娠したかも?と、期待を持つ人も不安を感じる人もいることでしょう。
この記事では、妊娠初期に起こりやすい20の症状をまとめ、自分の症状が妊娠によるものなのか、チェックポイントを解説しています。
妊娠の可能性が高そうと思った場合の、妊娠検査薬の使用時期や婦人科の受診の流れも紹介します。
生理が来なかったり、いつもとは異なる体調の変化を感じると、妊娠したかも?と、期待を持つ人も不安を感じる人もいることでしょう。
この記事では、妊娠初期に起こりやすい20の症状をまとめ、自分の症状が妊娠によるものなのか、チェックポイントを解説しています。
妊娠の可能性が高そうと思った場合の、妊娠検査薬の使用時期や婦人科の受診の流れも紹介します。
妊娠初期症状はいつから?
妊娠初期症状は、妊娠3〜4週目頃、性行為後1~2週間後に感じる人が多いようです。まずは、妊娠初期の流れを整理しておきましょう。
妊娠期間は、最終月経の開始日を妊娠0週0日と数えます。妊娠2週目に排卵日を迎え、受精すると7~10日後(妊娠3週目頃)に子宮内膜に着床して妊娠が成立します。
個人差はありますが、妊娠初期の症状は、妊娠が成立する最終月経開始日から3〜4週目頃、性行為後1~2週間後から現れるといえます。
症状の内容や程度、現れるタイミングには個人差があるほか、生理前の不調とも似ているため違いがわかりづらいです。
妊娠初期症状が現れるのはなぜ?
妊娠初期症状が起こるのは、妊娠に関わる3つのホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)、hCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)の分泌量が大きく変化するためとされています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンは妊娠中でなくても分泌されていますが、妊娠成立後は赤ちゃんを育てる体に整えていくため、分泌量が増加します。
hCGホルモンは着床後に分泌される、妊娠を維持するホルモンです。女性ホルモンの分泌を増加させ、つわりの一因となるとも言われています。
これらのホルモンによって、ママの体にはさまざまな変化が起こります。
妊娠初期はいつからいつまで?
妊娠初期は、妊娠15週までの期間を指します。妊娠が成立する妊娠3週目頃は初期症状を感じる人もいますが、まだ自覚症状がほとんどない人も多い時期です。
妊娠4~7週(妊娠2ヶ月)になると生理が来ないことや体の変化で妊娠に気づくケースも増え、産婦人科では超音波で赤ちゃんが包まれた袋、胎嚢が見え始めます。
8~11週(妊娠3ヶ月)は、一般的にママのつわりの症状がつらくなる時期とされています。
12~15週(妊娠4ヶ月)になるとつわりも治まり、胎盤が完成します。16週以降は、体調の変化が落ち着いてくることも多く、医学用語ではありませんが一般的に安定期と呼ばれる期間に入っていきます。
妊娠初期症状のチェックポイント
妊娠初期に起こりやすい、代表的な症状を20の項目にまとめました。
生理の遅れや熱っぽさを感じる、お腹や腰などに痛みを感じるなど、さまざまなサインが現れます。
ここでは、妊娠の可能性のある症状についてご紹介します。
生理がこない
排卵後は、受精卵を迎えるために子宮内膜が厚くなりますが、受精しなかった場合に不要となった子宮内膜がはがれて体外に排出されるのが生理です。
生理周期が安定している人が予定日から1週間以上遅れている場合、妊娠の可能性があるといえます。
ただし、ストレスや生活習慣の乱れから生理が遅れているケースもあります。
少量の生理のような出血が起こる
受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる少量の出血を、着床出血といいます。
着床したら必ず起こるものではなく、量や色も人によってさまざまです。一般的には、生理予定日の前後に1~3日続き、量も生理より少ないことが多いようです。
おりものの量や色が変化する
おりものには、細菌などが子宮内に侵入しないようにバリアをする役割があります。
妊娠するとホルモンの分泌量が増えるため、おりものの量が増えることがあります。
妊娠初期に増えるおりものは、サラサラして半透明だったものが、白っぽく変化しニオイも酸っぱく感じることが多いようです。
おりものの変化は、病気により起こることもあるため、いつもと違う場合は医療機関を受診してみましょう。
基礎体温が高くなる
妊娠初期は高温期が続くため、微熱が続いているような感覚があります。
風邪の症状がなく、ほてりやなんとなく熱っぽいと感じるようなら妊娠の可能性も考えられるでしょう。
女性の体温は、排卵すると黄体ホルモンが分泌され体温が高くなります。
その後2週間ほど高温期が続き、妊娠が成立しないと生理が始まり、低温期となります。
腹痛や下腹部痛・お腹の張り、胃のもたれがある
ホルモンバランスの変化でお腹の痛みや張りを感じることがあります。
痛みの感じ方は、生理痛のような痛みや、お腹が引っ張られるような痛みなどさまざまで、痛みの継続時間も個人差があります。
また胃腸の働きも鈍くなるので、お腹が張って苦しいと感じる(腹部膨満感)こともあるようです。
腰痛がする
妊娠すると、分娩時に赤ちゃんが産道を通りやすくなるよう、骨盤周りの関節やじん帯が緩みます。
このときに周辺の筋肉に負担がかかり、腰痛につながることがあるようです。
お腹が大きくなる妊娠中期以降に感じやすい症状ですが、妊娠初期に感じることもあります。
頭痛がする
妊娠すると分泌量が増加する黄体ホルモンには、血管拡張作用があります。
それにより、こみかめのあたりがズキズキするような痛みで吐き気を伴うこともあり、片頭痛と呼ばれます。
もともと女性に多い症状ですが、ホルモンの影響で症状を感じやすくなるようです。
胸が張ったり乳頭がチクチクする
妊娠すると黄体ホルモンの分泌量が増え、乳腺の発達が促されます。
そのため、胸が張ったり、違和感を感じたりすることがあります。
また乳頭が敏感になっていることから、洋服や下着に触れた際にチクチクとした痛みを感じるケースもあります。
下痢や便秘になる
黄体ホルモンの増加で腸の働きが抑制されると、腸の蠕動(ぜんどう)運動が鈍くなり、便秘になりやすくなります。
もともと便秘がちだった人は悪化することもあるようです。
ホルモンバランスの変化で自律神経が乱れるため、下痢になるケースもありますが、一般的には便秘になる傾向が多いようです。
頻尿になる
妊娠初期の頻尿は、ホルモンの変化によって膀胱付近の筋肉が緩むことや、体を循環する血流量が増えて尿の量が増えることが要因と考えられます。
一般的には1日に8回以上排尿があれば頻尿とされています。ただし個人差も大きいため、いつもの自分の回数と比較してどうかを基準にするとよいでしょう。
体のだるさや強い眠気を感じる
妊娠すると、体温を上げ、妊娠を維持するために働く黄体ホルモンが増えます。
その影響でだるさを感じたり、何事にも意欲を感じなくなったり、今まで感じたことのないくらいの強い眠気に襲われることがあります。
赤ちゃんを育てるためにママの体にさまざまな変化が起こるため、ママの回復のためにしっかり休むようにという体からのサインともいえるでしょう。
情緒不安定になる
妊娠するとホルモンバランスが変化するため、ちょっとしたことでイライラしたり、涙が出てきたりと、精神的に不安定な状態になることがあります。
体の変化に慣れれば落ち着いてくることが多いですが、妊娠初期は戸惑いや不安な気持ちから感情のコントロールが難しくなるケースも多いようです。
唾液の量が増える
ホルモンの分泌量が増えることで自律神経が乱れ、唾液の量が増えることがあります。
妊娠初期は「よだれづわり・唾液づわり」といい唾液が出やすかったり、唾液を飲み込めない、飲み込もうとすると吐き気をもよおすといった症状が出る人もいます。
鼻水の量が増える
唾液と同様に、鼻水の量が増える人もいます。
また、妊娠中は免疫力が低下するため、細菌などに対する防御反応として鼻水が増えることも考えられます。
くしゃみが出たり、だらだらと鼻水が止まらなかったり、鼻詰まりを起こしたりなど、症状はさまざまです。
喉が痛む、イガイガする
症状のひとつに、喉が痛んだりイガイガするというものがあります。
細菌からの防御反応として炎症を起こしていること、または、血流量の増加によって喉の付近に血液が滞ることが原因とされています。
めまいや立ちくらみが起こる
妊娠初期は自律神経の乱れによって、めまいや立ちくらみを起こしやすくなります。
また、妊娠中は多くの血液が必要とされることから貧血を起こし、立ちくらみの原因になっていることもあるようです。
無理に立っていると転倒の恐れもあるため、すぐに座るか横になりましょう。
食欲が旺盛になったり減退したりする
黄体ホルモンの増加によって胃腸の働きが抑制されると、消化不良を起こしやすくなって食欲が減退することがあります。反対に食欲が旺盛になるケースも。
同じものばかり食べたくなったり好きだったものが苦手になったりと、食の好みが変化することもあり、人それぞれです。
肌荒れする
ホルモンバランスの乱れによって、肌トラブルが起きやすくなる傾向があります。
妊娠中は肌が敏感になるので、今までの化粧品が合わないと感じることもあるようです。
ホルモンバランスの影響で色素沈着が起こりやすくなるので、シミやそばかすが目立つようになったという声もあります。
胃のむかつきや吐き気がある
妊娠初期には、消化器系のトラブルがよく見られます。
黄体ホルモンの影響で胃腸の働きが鈍くなると、胃のむかつきや吐き気、胃のもたれなどを感じることがあります。
痛みがあったり、食欲不信に陥ってしまうなど、症状の現れ方や程度も個人差があります。
においに敏感になる
妊娠すると、においに敏感になったり、これまで問題なかったもののにおいで気持ち悪くなったりします。
妊娠すると分泌されるhCGホルモンの影響や、自律神経の乱れが嗅覚にも影響を及ぼしていると考えられています。
ご飯の炊けるにおいやスーパーの惣菜、洗剤、柔軟剤、たばこなど、今まで大丈夫だったにおいが突然受け付けなくなることもあります。
妊娠初期症状に関するよくある質問
妊娠初期症状は、人によって個人差が大きいため、人と違うことに不安を感じてしまうことも。
よくある質問についてまとめたので、参考にしてみてください。
妊娠初期症状がなくても妊娠していることはある?
あります。妊娠初期症状は人それぞれです。
妊娠初期症状は全てのママに起こるわけではありません。どの症状が起こるかは個人差があり、感じ方の程度も人それぞれです。ほとんど感じない人もいます。生理がこない、基礎体温が高くなるなどは、妊娠すると必ず起こる症状ですが、この症状があるから必ず妊娠してるというわけでもありません。生理の遅れや体調不良など気になる体の変化を感じたら、早めに医療機関を受診してくださいね。
思い込みで妊娠初期症状が出ることもあるって本当?
本当です。想像妊娠と呼ばれます。
想像妊娠は、実際には妊娠していないのに、妊娠したときに似た症状が現れることを言います。「妊娠したい」という強い願望から、それがストレスとなり生理がこなくなってしまうこともあります。また「妊娠したかも」という過度の不安によっても起こります。妊娠を意識しない、していないと認識することで、症状が落ち着くとされています。
初期症状があるとき妊娠検査薬を使っても良い?
検査のフライングに注意が必要です。
初期症状を実感したとき、まずは市販の妊娠検査薬を使うという人も多いでしょう。妊娠検査薬は、受精卵が着床すると尿中に含まれるhCGホルモンの量で、妊娠しているかを判定するものです。生理開始予定日の1週間後以降に利用することが適切だとされています。早く知りたいという気持ちから1週間に満たないうちにチェックしても、精度が低下したり陰性になったりします。
妊娠しているとわかったら病院を受診
妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、または妊娠したかもと初期症状が感じられる場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
妊娠検査薬は、受精卵が子宮以外の場所に着床した場合でも陽性反応が出ます。そのまま放置しておくと危険なケースもありますので、正常の妊娠かどうかを確認してもらいましょう。
また、妊娠してなくても何らかの不安に感じる症状がある場合は、別の問題が隠れているケースもあります。
ひとりで抱えずに、気軽に相談できるかかりつけ医を持っておくと安心ですね。
初診ですること
初診の流れは医療機関によって多少異なりますが、基本は尿検査、経膣超音波検査、問診によって妊娠を確認します。
必要に応じて内診で子宮や卵巣の状態をチェックすることもあります。
事前に産婦人科に問い合わせ、受診したい旨を伝えて初診の流れを確認しておくと、不安もなくスムーズです。
初診時の持ち物・服装
初診時に必ずいるのは、健康保険証と現金です。
初診料は、5,000円~10,000円程度になることが多いですが、事前に確認しておくか多めに持っていくといいですね。
また、妊娠の診断に役立つ基礎体温表をつけている場合は持っていきます。内診時に少量の出血がある場合にそなえて、生理用ナプキンがあると安心です。
服装は、着脱が容易なものが好ましいです。トップスは腕をまくりやすいもの、ボトムスはフレアスカートと靴下がおすすめです。
「妊娠したかも」と不安な人へ
この記事で紹介したような妊娠初期症状が現れたからといって、必ずしも妊娠しているわけではありません。
同じ症状でも感じ方や、症状が起こる時が異なり、人によって本当にさまざまです。
妊娠検査薬で陽性反応が出て妊娠が発覚したときや、いつもと違う体の変化から妊娠が疑われるときは、妊娠を望む望まないに関わらず、早めに産婦人科の診察を受けることが大切です。
妊娠の初期症状はさまざま!妊娠検査薬を使い医療機関を受診しよう
妊娠初期症状にはさまざまなものがあります。
生理が遅れていることで妊娠を疑うケースが多いと思いますが、そのほかにも妊娠によってさまざまな変化が起こります。
ただし個人差が大きいことも知っておきましょう。
妊娠の可能性がある人も、症状に不安のある人も、早めに婦人科を受診して専門医の診断を受けることで、安心して次の段階へ進めるでしょう。
- 妊娠初期症状はさまざまなものがある
- 生理前後の症状と似たものもあり見分けが付きづらい
- 妊娠の可能性があったら妊娠検査薬を使おう
- 検査薬で陽性が出たら産婦人科を受診しよう
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