頻尿は妊娠初期症状?トイレが近い、残尿感と妊娠の可能性を解説
妊娠超初期に見られる症状のひとつが頻尿です。
トイレが近く、頻尿気味になると妊娠が原因なのか、膀胱炎など他の病気なのか気になってしまいますよね。
この記事では、頻尿と妊娠の関係や、妊娠初期にみられる症状について解説します。
自分の体の状態や頻尿などのマイナートラブルが起こる仕組みを理解しておくと不安が和らぐので、ぜひチェックしてくださいね。
妊娠超初期に見られる症状のひとつが頻尿です。
トイレが近く、頻尿気味になると妊娠が原因なのか、膀胱炎など他の病気なのか気になってしまいますよね。
この記事では、頻尿と妊娠の関係や、妊娠初期にみられる症状について解説します。
自分の体の状態や頻尿などのマイナートラブルが起こる仕組みを理解しておくと不安が和らぐので、ぜひチェックしてくださいね。
そもそも妊娠超初期とは?症状はいつから?
妊娠15週までの期間を妊娠初期といい、特に妊娠0~3週までの期間を妊娠超初期と呼ぶことがあります。
「妊娠超初期」は、医学用語ではありませんが、妊娠のかなり早い段階を示す言葉として使われています。
妊娠超初期は受精から着床までの時期にあたり、まだ妊娠が確認できておらず妊娠検査薬でも正確な反応が出ない時期です。
しかし、この時期から熱っぽさや倦怠感、頻尿や便秘といった体の変化を感じることもあるため、生理時期特有の体調の変化なのか、妊娠による体調の変化かわかりづらいため困惑する人もいます。
妊娠超初期に頻尿になりやすい人もいる
妊娠した後の体調の変化は人により個人差があります。
中には、妊娠のかなり早いタイミングからトイレが近い、頻尿になるという人もいます。
頻尿は排尿の回数が多くなることですが、尿の量が増えたり、排尿後すっきりせず何度もトイレに行くなどの症状が現れることがあります。
夜だけ頻尿になったという体験談も
妊娠した人のなかには、夜だけ頻尿になったという声もあります。夜中に何回も起きるので寝不足になったり、残尿感から寝付けないという人もいます。
寝る前に摂る水分量を調節したり、寝る前はこまめにトイレにいくなど工夫してみましょう。
妊娠超初期に頻尿になるのはなぜ?
妊娠超初期に頻尿になる理由は、主に膀胱周りの筋肉が緩むことと、体内の水分量が増えて尿の量も増加することが考えられます。
黄体ホルモンの分泌量の増加によって膀胱周りの筋肉が緩むと、膀胱に尿を蓄えておくことが難しくなり、頻繁に尿意を感じるようになります。
また黄体ホルモンは、体内に水分を蓄えようとする働きがあることから、体内の水分量が増え、尿の量・回数が増えるともいわれています。
妊娠による頻尿は、ホルモンの影響による自然な変化なことが多く、心配しなくても問題ないことがほとんどです。
排泄に関係するその他の妊娠初期症状
妊娠すると、ホルモンの変化によって膀胱周りの筋肉や腸の平滑筋が緩くなる傾向があります。
頻尿だけでなく、便秘、おなら、下痢などの排泄に関連するさまざまな症状が出る人もいるでしょう。
便秘
黄体ホルモンが増えると、膀胱周りの筋肉が緩んで頻尿が起こるのと同様に、胃や腸の平滑筋も緩くなり、腸の蠕動(ぜんどう)運動が鈍くなるといわれています。
そのため、便秘になりやすくなったり、便やガスが腸にたまって腹痛を感じたりすることもあります。
おなら
黄体ホルモンの影響で便秘になりやすくなると、腸に便が留まることでおならがでやすくなる人もいます。
便秘になると腸内環境の悪化を招いてしまうため、いつもより臭くなったと感じることも多いようです。
ほかにも、お腹が張った感覚やおならが出そうで出ないというすっきりしない感覚を持つこともあります。
下痢
妊娠初期に下痢になる人もいます。
妊娠中の下痢は、ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れが原因とされています。なかには、便秘と下痢を繰り返すこともあるようです。
妊娠超初期に体に起こる変化
月経開始日から妊娠が成立するまでの約3週間、体のなかでさまざまな変化が起きています。
妊娠超初期に起こる、排卵・受精・着床はそれぞれどのような流れで進んでいくのか、そのときにどのような変化が現れるのかを押さえておきましょう。
妊娠超初期の体の変化
排卵
受精
着床
妊娠初期症状は必ずある訳ではない
妊娠するとさまざまな症状が現れます。
頻尿をはじめ、便秘や下痢、おならなど排泄に関連する症状、めまいや頭痛、食欲の変化など。また、わけもなくイライラしたり悲しくなったりなど感情のコントロールが難しくなることもあります。
ただし、これらの症状は必ず全ての人にあるわけではありません。同じ症状でも程度や感じ方は異なります。症状がなくても妊娠していることもあります。
この時期の体調の変化は、妊娠によるものか、生理やその他の病気によるものか、区別がつきづらいこともあります。
気になる症状がある場合は、早めに産婦人科を受診するようにしましょう。
症状があっても妊娠していない思い込みのことも
実際には妊娠していなくても、思い込みによって妊娠時しているときと似た症状が現れることがあります。
これを想像妊娠といいます。
妊娠初期症状は、妊娠によるホルモン分泌量の変化が原因となって起こります。
しかし、妊娠に対する意識が強いと、脳がホルモンを分泌するように指示を出してしまうことも。特に妊娠を強く望み、不妊治療を行っているケースでは、想像妊娠をしてしまう可能性も高くなるようです。
反対に妊娠を望んでいないのに、妊娠に対する不安感から妊娠を強くイメージしてしまい、症状が現れることもあります。
排泄時の痛みや残尿感は膀胱炎の可能性も
妊娠超初期に起こりうる頻尿に加え、残尿感があったり、排泄時に下腹部に痛みを感じたりする場合、膀胱炎を起こしている可能性もあります。
膀胱炎の場合、尿の濁りや血尿の症状が出ることもあります。
膀胱炎は、免疫力が低下しているときに細菌が膀胱に入り、膀胱の粘膜に炎症が起きる症状です。
放置していると細菌が腎臓まで侵入して、腎盂腎炎になる危険もあります。
膀胱炎や急性腎盂腎炎は、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるため、痛みや残尿感を繰り返す場合は、自己判断はせず医療機関を受診してください。
妊娠したかもと思ったら
生理の遅れのほか、頻尿や便秘など、妊娠初期に起きやすい症状がある場合、妊娠の可能性も含め検査をしてみましょう。
その症状が妊娠によるものか。別の理由によるものか、不安を感じてしまうこともあるでしょう。
ここでは妊娠したかもと思った時の対応について解説します。
妊娠検査薬をつかう
生理予定日から1週間を過ぎると、市販の検査薬を使って検査することができます。
妊娠が成立すると、胎盤の中で妊娠を維持するhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが作られます。妊娠検査薬は、このhCGホルモンが尿中に含まれているかどうかで陽性・陰性を判定します。
hCGホルモンは月経開始予定日(妊娠4週)の1週間後ぐらいから尿中で検出されるようになるため、妊娠検査薬を使用するなら、予定日から1週間たっても生理が来ないというタイミングが最適です。
病院を受診する
妊娠していると分かったら、間をあけずに産婦人科を受診しましょう。
初診では医療機関によって異なりますが、尿検査、超音波検査、問診を行うのが一般的で、内診を行うこともあります。
当日は健康保険証と現金(5,000~10,000円程度)、あれば基礎体温表を持参します。最終月経開始日や月経周期、病歴、現在使用している薬など、問診で聞かれることが多い内容は事前に確認しておくとスムーズです。
妊娠検査薬で陽性がでなくても、生理がこない期間が続いたり、気になる症状がある場合は、症状をみて自己判断せず産婦人科を受診しましょう。
妊娠すると頻尿になる人もいる!妊娠かわからなければ検査薬を使おう
妊娠すると体が変化し、頻尿をはじめさまざまな症状が起こります。
妊娠している場合の頻尿は、ホルモンバランスによる自然な体の変化のひとつなので、さほど心配しなくても大丈夫ですよ。妊娠かわからない場合は、まずは検査薬を使ってみましょう。
頻尿はポピュラーな症状の一方で、痛みや残尿感を伴う場合は膀胱炎の可能性もあります。自分の頻尿は妊娠によるものなのか、一度病院でチェックしてみましょう。
- 頻尿は妊娠のマイナートラブルのひとつ
- 妊娠超初期に頻尿になる人もいる
- 頻尿は膀胱炎などの場合もあるため自己判断は避ける
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