陽性なのに妊娠初期症状がない!流産との関係や症状の目安を解説
妊娠検査薬で陽性が確認できたけど、妊娠の症状がない
つわりがないけれど、赤ちゃんは無事?
赤ちゃんがお腹にいる喜びと共に、妊娠初期症状がないと不安になるママもいるのではないでしょうか。
妊娠初期症状には、個人差があるため兆候に気付いていないだけかもしれません。
本記事では、妊娠初期のさまざまな症状について解説します。
妊娠検査薬で陽性が確認できたけど、妊娠の症状がない
つわりがないけれど、赤ちゃんは無事?
赤ちゃんがお腹にいる喜びと共に、妊娠初期症状がないと不安になるママもいるのではないでしょうか。
妊娠初期症状には、個人差があるため兆候に気付いていないだけかもしれません。
本記事では、妊娠初期のさまざまな症状について解説します。
妊娠検査薬は陽性だけど初期症状なし。これって大丈夫?
妊娠すると、つわりや腰痛、倦怠感など体にさまざまな症状がでてきます。
妊娠初期の症状をまとめて「妊娠初期症状」と呼びますが、妊娠検査薬で陽性が出たのに全く症状が出ないと、「赤ちゃんに何かあったのではないか」と不安になってしまいますよね。
ここでは、妊娠初期症状の感じ方や症状が出る時期を解説します。
妊娠初期症状の感じ方には個人差がある
妊娠初期症状には個人差があり、妊娠しても症状が出ない人もいます。
8割の妊婦さんがつわりを経験すると言われていますが、妊娠初期症状はつわりだけではありません。
妊娠初期症状の例
吐き気
倦怠感・眠気
腰痛・頭痛・腹痛
おりものの変化
また、中にはつわりが全くなかったり、妊娠しても体調の変化が軽度で初期症状に気づかない、という人もいます。
症状や程度は個人差が大きいため、妊娠初期症状がないからといって流産しているとは限りません。
心配なことがあれば婦人科クリニックの医師に相談してみましょう。
妊娠初期症状はいつから起こるの?
妊娠初期症状が現れる時期は、早い人で妊娠3週目頃から現れ、妊娠4~5週目以降に気付く人もいて個人差があるのが特徴です。
最終月経の初日を0週0日と数えるので、28日周期で月経がきているとすると、3週目はまだ次の生理予定日前になります。
体の不調があっても、妊娠によるものか生理によるものか判別できないことがほとんどです。
妊娠5週目だと生理が遅れて1〜2週間後なので、妊娠初期症状と共に妊娠の可能性を考える人が増えてきます。
しかし、妊娠初期症状が現れる時期や期間には個人差があるので、焦らなくて大丈夫です。
妊娠初期症状が急に無くなったときは?
妊娠初期症状があったのに急に無くなったときは、症状が落ち着いた以外に流産の可能性があります。
症状が無くなっただけで流産と判断することはできませんが、出血や下腹部痛を伴う場合は早めに産婦人科を受診しましょう。
妊娠初期症状が現れる理由
妊娠初期症状には、女性ホルモンの働きが関係します。
妊娠中は、女性ホルモンが大量に分泌され、胎児や胎盤の成長、出産に向けての母体づくりをする影響でつわりなどの妊娠初期症状が出るといわれています。
ここでは、妊娠に関係している3つのホルモンと妊娠初期症状の関係について解説します。
hCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)
hCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)は妊娠したときにのみ現れるホルモンです。
受精卵が着床することで分泌されるホルモンで、妊娠を維持し胎児の成長には欠かせないホルモンです。
妊娠検査薬は、尿中に出たhCGホルモンを検出することで妊娠の有無を判定します。
排卵時に着床しhCGホルモンが分泌されることで、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量の増加を促します。
卵胞ホルモン(エストロゲン)
卵胞ホルモン(エストロゲン)は、子宮内膜を厚くして、赤ちゃんのベットとなる厚い壁を作る働きをしています。
エストロゲンの分泌は、多くても少なくても体に不調がでてしまいます。
妊娠するとエストロゲンの分泌量は増えるため、頭痛や倦怠感・疲労感などを感じることがあります。
黄体ホルモン(プロゲステロン)
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、妊娠を維持させる働きがあります。
黄体ホルモンは子宮内膜をふかふかな状態に保つ以外にも、体温を上げる作用があり、妊娠すると熱っぽい症状が現れるのも黄体ホルモンが原因です。
プロゲステロンの増加により、眠気やイライラ、食欲が増えるなどの影響が出る人もいるでしょう。
妊娠すると現れる初期症状は、ホルモンバランスが大きく影響しています。
妊娠すると現れる主な妊娠初期症状
「妊娠検査薬で陽性だったけれど、妊娠した実感がわかないな」と思っている方もいるのではないでしょうか。
想像していたつわりのような妊娠初期症状がないからと言って、妊娠していないわけではありません。
ここでは、様々な妊娠初期症状について解説します。自分の体調と照らし合わせてチェックしてみてください。
1.基礎体温が高い、熱っぽい
妊娠中は、体温を上昇させる黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えるため、体温が高い状態が続きます。
妊娠していないと高温期は2週間ほどで低温期に戻るので、高温期が3週間以上続くと妊娠の可能性が高いです。
基礎体温を測っている人は、気付きやすいですが、基礎体温を計っていない場合は、他の風邪症状がないのに、微熱が続いたら妊娠の可能性があります。
2.眠気、だるい
妊娠すると黄体ホルモン(プロゲステロン)が大量に分泌されている影響で、体温が上昇し、やたらと眠かったり、身体がだるかったりします。
「眠気を自分でコントロールできない」「身体がいつもよりだるい」というときは、妊娠初期症状かもしれないので、横になるなど身体を休めながら、安静に過ごしましょう。
3.頻尿、便秘、下痢
妊娠すると、子宮への血流を促すための黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加し、腸の働きを低下させます。
腸の働きが低下することで、今まで便秘症状がなかった人でも便秘や硬便・下痢といった症状が現れることもあります。
また、黄体ホルモンの影響で、尿がたまりやすくなったり、血液量が増えて尿の量も増えることで頻尿になります。便秘も頻尿も妊娠によって大きくなる子宮が腸を圧迫することも原因の1つです。
4.おなかの張り、腹痛、下腹部痛
妊娠すると分泌が増加される黄体ホルモン(プロゲステロン)には、腸の動きを抑制する働きもあります。
そのため、お腹の張りや、腹痛、下腹部痛などが起こる要因であると言われています。
痛みの症状は、チクチクやしくしく、むずむずなど人によって違うので生理痛と区別するのが難しいです。
5.痔になりやすい
痔ができることには、便秘が関係しています。
妊娠すると黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響や子宮が大きくなることも影響して便秘になりやすいため、いきんだ時に痔ができてしまうケースもあるようです。
食事の改善や水分補給、適度な運動などで便秘の予防や改善が、痔を予防できるでしょう。
6.胸の張りや痛み、かゆみなど
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2つの女性ホルモンの働きにより、乳房が大きくなったり張ったります。
妊娠初期から母乳の準備を始めることで、乳首が痛んだり、乳房がかゆくなったりします。
生理前にも乳房が張ることがありますが、妊娠検査薬が陽性で、乳房がかゆいなどの症状は、妊娠初期症状である可能性が高いです。
7.おりものの変化
妊娠するとホルモンの分泌の影響で、おりものの量が増加します。
多くは生理現象で腟をきれいに保つ役割があります。おりものから感染症がわかるものもあるので、正常か異常か状態をチェックすることが大切です。
色の変化や臭い、形状の変化などに気を付けましょう。また、量が多いときは、おりものシートの着用や、下着をこまめに変えるなど清潔に保つことが必要です。
8.嗅覚の変化
hCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)などの影響で、匂いに敏感になることがあります。
好きだった食べ物の匂いや使っていた香水の匂いなど、今まで大丈夫だった匂いが急にダメになったなどの兆候が出たら、妊娠初期症状かもしれません。
食べ物の匂いがダメになると食欲にも影響が出るので、食べられるものを食べましょう。
9.着床出血
着床出血は、受精卵が着床するときに少量出る出血です。
着床出血を経験する人は、4人に1人といわれているので、出血がなくても心配ありません。
着床出血は、生理予定日付近で起こるので、通常の生理と見分けがつかないこともあります。
いつもの生理と違うなと思ったら妊娠検査薬をつかったり、産婦人科クリニックを受診したりして確認しましょう。
10.情緒不安定になった
妊娠するとホルモンバランスの乱れによって情緒不安定になることがあります。
妊娠への不安感からイライラしたり、急に悲しくなったりすることも。逆に心身のストレスが、ホルモンに影響を及ぼすこともあります。
検査薬で陽性が確認できたら、早めに産婦人科クリニックで診察を受け、自分の今の状態を知りましょう。自分の状態がわかれば、不安な気持ちも落ち着くかもしれませんよ。
11.腰痛
妊娠中は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の増加により、骨盤の関節が緩み、ゆがみを起こすことで腰痛になることもあります。
お腹が大きくなる妊娠中期や後期は、腰に負担がかかるため腰痛になりやすいですが、お腹が目立たない妊娠初期でも黄体ホルモンの影響で腰痛になる人もいます。
骨盤の緩みやゆがみにより、上の子を抱っこしたり重いものを運んだりするのが大変になるので、無理をしないようにしましょう。
12.頭痛
頭痛が起こるのもホルモンバランスが影響しています。
妊娠検査薬で陽性がでたら、片頭痛のようなズキズキやガンガンした痛みがあっても、安易に鎮痛剤などに頼らずゆっくり休みましょう。
あまりにも痛みがひどいときは、病院で診察を受けましょう。
13.肌トラブル
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、メラノサイトという色素細胞が活性化しシミができたり、乳輪が黒ずんだりします。
また、ホルモンバランスの乱れによって、肌の乾燥やかゆみが起こることも少なくありません。
妊娠中は肌が敏感になるので、敏感になった肌に合った保湿剤でスキンケアをしましょう。
14.胃のムカツキ、吐き気
妊娠中の吐き気や胃のむかつきは、つわりを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
卵胞ホルモン(エストロゲン)とhCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)が消化器系に働きかけてつわりを引き起こしていると言われています。
軽い車酔いのような症状から、食事がとれなくなるなど程度や期間は人によります。
初期症状がなくても妊娠の可能性があるときに注意すること
妊娠の兆候には個人差があります。
症状がないと実感がわかず普段通りに過ごしてしまうかもしれません。しかし、妊娠検査薬で陽性が出ているということは、妊娠している可能性が高いです。
妊娠の可能性がある時に注意すること
飲酒・喫煙は控える
カフェインを摂りすぎない
薬の服用は医師・薬剤師に確認する
また、妊娠中に意識して摂取したい栄養素が葉酸です。
葉酸は胎児が成長する上でとても必要な栄養素なので、積極的に摂取できるとよいですね。
妊娠検査薬で陽性反応が出たら、なるべく早めに産婦人科クリニックの診療に行きましょう。
これも妊娠初期症状!?妊娠に気付いた体験談
妊娠初期症状には、生理の遅れやつわり以外にも様々な症状があります。
ここでは、意外な妊娠初期症状で妊娠に気付いた先輩ママの体験談を見ていきましょう。
匂いの感じ方が変わる
今まで大丈夫だった匂いが突然ダメになる。誰もが体験することではないため、自分の身に起きると突然のことでビックリしてしまいますよね。
テレサさん/30代/会社員(正社員)/関東地方/子ども1人のママ
イーグルさん/40代/専業主婦/中部地方/子ども1人のママ
熱っぽさ・微熱
妊娠をしたときに必ず見られる高温期。
しかし、基礎体温を普段から計っていないと、自分の体温変化に気付けない方もいるかもしれませんね。
風邪の熱と勘違いして薬を飲まないように自分の変化には気を付けておきたいですね。
ななさん/30代/パート・アルバイト/中部地方/子ども1人のママ
ayamiさん/30代/専業主婦/近畿地方/子ども2人のママ
あっこさん/30代/パート・アルバイト/関東地方/子ども1人のママ
さあちゃんさん/30代/専業主婦/関東地方/子ども1人のママ
ひどい眠気
妊娠するとホルモンの影響で強い眠気を感じる人もいるでしょう。
仕事をしているのに眠い、家事をしなきゃいけないのに眠いと日常生活にも影響がでてしまいますよね。
強い眠気が出る人は、自転車や車の運転は控えるようにしましょう。
かなさん/30代/パート・アルバイト/東北地方/子ども1人のママ
ジャムさん/30代/専業主婦/東北地方/子ども2人のママ
まりこさん/40代/会社員(契約・派遣社員)/中部地方/子ども3人のママ
だるさ・倦怠感
普段より体が重くて気が付いたという方もいました。
だるかったり疲労感がある時は無理をせず休んでくださいね。
ゆきさん/30代/専業主婦/東北地方/子ども2人のママ
ももこさん/30代/パート・アルバイト/関東地方/子ども2人のママ
りーさん/30代/パート・アルバイト/関東地方/子ども1人のママ
陽性なのに妊娠初期症状がないのは珍しくない!体調が悪いときは無理せず休もう
妊娠初期症状にはさまざまなものがあり、人によって症状や現れる時期、程度は個人差があります。
妊娠検査薬で陽性がでても、妊娠初期症状が全くないという人や気づかない人もいます。症状がない、軽い場合でも過度に心配しなくてもよいでしょう。
妊娠検査薬で陽性がでたら、産婦人科を受診し、ゆったりとした気持ちで妊娠生活をスタートさせてくださいね。
- 妊娠初期症状は人により個人差がある
- 初期症状が出ない人・軽い人・気づかない人もいる
- 妊娠検査薬で陽性がでたら産婦人科を受診しよう
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