
妊娠初期に鼻水が出るのは普通?症状の原因と対処法、風邪との見分け方も解説
妊娠初期に鼻水が出て悩んでいませんか?
鼻水や鼻詰まりなどは妊娠初期によくある症状ですが「風邪かな?」「薬を飲んでも大丈夫?」など、不安な気持ちを抱える人もいるでしょう。
また、妊娠の可能性がある人は「もしかして妊娠のサイン?」と思うかもしれませんね。
今回は、妊娠初期に鼻水が出る原因や風邪との見分け方、対処法などを詳しく解説します。
薬の使用や赤ちゃんへの影響についても触れていますよ。妊娠初期を快適に過ごすためのポイントをしっかり押さえていきましょう。
妊娠初期に鼻水が出て悩んでいませんか?
鼻水や鼻詰まりなどは妊娠初期によくある症状ですが「風邪かな?」「薬を飲んでも大丈夫?」など、不安な気持ちを抱える人もいるでしょう。
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今回は、妊娠初期に鼻水が出る原因や風邪との見分け方、対処法などを詳しく解説します。
薬の使用や赤ちゃんへの影響についても触れていますよ。妊娠初期を快適に過ごすためのポイントをしっかり押さえていきましょう。
妊娠初期に鼻水が出るのはよくあること?

妊娠初期の鼻水や鼻詰まりは実はよくある症状で、妊娠中のママの5人に1人が経験するといわれています。
妊娠2〜5ヶ月あたりにあらわれることが多いですが、次第に落ち着いてきます。心配な場合は医師に相談しましょう。
妊娠初期に鼻水が出る原因は?

鼻水の症状が妊娠によるものの場合、ホルモンの分泌量や血液量の増加が原因と考えられます。
妊娠すると「エストロゲン」や「プロゲステロン」というホルモンの分泌量が増加します。これにより鼻粘膜が過敏になるため、鼻水の症状が出るといわれているのです。
また、妊娠中は、赤ちゃんに十分な栄養と酸素を供給するために、ママの血液量が大幅に増加します。その結果、鼻の粘膜がむくみやうっ血を起こし、鼻詰まりやくしゃみ、鼻水の症状を起こしやすくしているのです。
また、もともとアレルギー性鼻炎を持っていたママは、鼻炎の症状がより重くなってしまうこともあります。
妊娠初期の鼻水の症状はいつまで続く?

鼻水や鼻詰まりの症状が妊娠によるものだった場合、一般的には出産後1〜2週間ほどで落ち着きます。
ただし、アレルギーや花粉症が原因の場合は、出産後も症状が続くことも。症状が気になる場合は、医師に相談することをおすすめします。
妊娠初期の鼻水と風邪との見分け方は?

妊娠初期の鼻水と風邪の症状は似ていることがあり、区別するのが難しい場合があります。ここでは、妊娠初期症状の場合と風邪の症状の場合について、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
妊娠初期症状の場合
妊娠初期の鼻水は、透明でサラサラしているのが特徴です。鼻詰まりをともなうこともあります。
また、ほかの妊娠初期症状と一緒にあらわれれることが多いのも特徴の一つ。たとえば、つわりによる吐き気や食欲不振、疲労感や眠気、下腹部痛などがみられることがあります。
また基礎体温が高めの状態で維持されることや、おりものの量が増加したり性状が変化したりすることもあるでしょう。
鼻水や鼻詰まりとともにこれらの症状があらわれる場合、妊娠初期症状の可能性があります。
ただし、症状の出方には個人差があるため、自己判断で妊娠が原因だと思わないようにしましょう。症状がつらい場合は、医師に相談してくださいね。
風邪の症状の場合
風邪の場合、鼻水の色が透明から黄色や緑色に変化したり、粘り気が強くなったりするのが特徴です。
また、発熱、のどの痛み、咳、くしゃみ、頭痛、全身のだるさなどがあらわれることも。
妊娠中の風邪が、赤ちゃんに直接的な影響を与えることはほとんどありません。しかし、38度以上の高熱が続く場合は、赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるので、早めに病院を受診してください。
また、妊娠中に服用できない薬もあるため、自己判断で市販薬を服用することは避け、医師に相談しましょう。ママと赤ちゃんの健康を守るためにも、早めの受診が大切です。
妊娠初期の鼻水の症状の対処法は?

ただでさえ体のだるさやつわりなどでつらい妊娠初期。せめて鼻水の症状は和らげたいものですね。
ここでは、日常生活で実践できる5つの効果的な対処法を紹介します。
蒸しタオルを当てる
鼻水や鼻詰まりがひどい場合、蒸しタオルを鼻に当ててみましょう。鼻を温めることで血行がよくなり、鼻の通りが一時的によくなる可能性があります。
水を含ませたタオルをレンジで30〜40秒ほど温め、ほどよい温度になったら横になった状態で鼻にタオルを当てましょう。
入浴などで全身を温めることでも、鼻水や鼻詰まりを和らげられることがありますよ。
部屋の湿度を適度に保つ
部屋の湿度や湿度を適切な状態に保つことも大切です。
湿度が低すぎると鼻腔内が乾燥し、粘膜が刺激を受けて鼻水が増える可能性があります。一方、湿度が高すぎるとカビやダニなどのアレルゲンが繁殖しやすくなり、アレルギー症状が悪化するおそれがあります。
加湿器などを使用して、40〜60%の湿度を保ちましょう。加湿器の水は毎日交換し、衛生的に使うことが大切です。
加湿器のほか、濡れたバスタオルを部屋に干すのもおすすめですよ。
鼻うがいをする
鼻うがいは、鼻水や鼻づまりの症状を和らげるのに効果的な方法です。
まずは、濃度0.9%程度の食塩水や市販の鼻洗浄液を準備します。次に「アー」と声を出しながら片方の鼻に洗浄液を注入し、反対側の鼻から洗浄液を出します。洗浄後はやさしく鼻をかみ、残った液を出してください。
力を入れすぎたり、頻繁に行ったりすると粘膜を傷つける可能性があるので、1日1〜2回程度に留めましょう。
十分に睡眠をとる
ホルモンバランスや自律神経が乱れることで、鼻水や鼻詰まりの症状が悪化してしまうことがあります。質のよい睡眠をとり、自律神経を整えましょう。
寝室の温度は20度前後、湿度は40〜60%に保つのが理想的。快適に眠るために、体圧を分散させるマットレスや、首や肩をサポートする枕を選ぶことも大切です。
また、寝る前はゆったりと過ごすことを心がけましょう。リラックスして過ごすことで副交感神経が優位になり、質のよい睡眠をとることができますよ。
ストレスを上手に発散する
ストレスがたまると自律神経が乱れ、鼻水の症状が悪化する可能性があります。
マタニティヨガなどの軽いストレッチをしたり、趣味の時間を作ったりして、こまめにストレスを発散しましょう。友人や家族との会話を楽しむのもよいですね。
体を動かすのもストレス解消に役立ちますが、過度な運動は体に負担がかかります。気持ちいいと思う程度の軽い運動を心がけましょう。
マスクをしてアレルゲンをシャットアウトする
花粉やハウスダストなど、妊娠前からアレルギーを持っているママもいるでしょう。その場合は、マスクをするなどしてアレルゲンを体内に入れないようにすることが大切です。
花粉など屋外に存在するアレルゲンの場合は、できるだけ日中の外出を控える、洋服などを外に干さないなどの工夫をするとよいでしょう。
なお、マスクをすることで、アレルゲンだけでなくウイルスや細菌からも体を守ることができます。感染症のリスクを抑えられるため、アレルギー持ちでないママもマスクを常備しておくとよいですね。
妊娠初期に鼻水が出るときは薬を飲んでもいい?

妊娠初期の鼻水がつらく、薬を使用したい場合でも、自己判断で市販薬を使用することは避けましょう。
特に妊娠4〜12週頃は赤ちゃんの器官形成期にあたり、薬の影響を受けやすい時期です。市販薬であっても赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるので、薬を飲みたい場合は必ず医師に相談しましょう。
鼻水・鼻詰まりの症状がつらい場合は医師に相談を

鼻水や鼻詰まりは妊娠初期の一般的な症状で、ホルモンバランスの変化や血液量の増加が原因といわれています。
症状を和らげるには、部屋の湿度を適切に管理したり、鼻うがいをしたりするとよいでしょう。
ただし、風邪などの可能性もあるので、発熱や喉の痛みなどの症状がある場合や症状がつらい場合は、早めに医師に相談してください。妊娠中のストレスをできるだけ減らして快適に過ごしましょう。
- 妊娠初期の鼻水や鼻詰まりはよくある症状
- 妊娠にともなうホルモンバランスや血液量の変化が原因とされている
- 妊娠が原因の場合は出産後に症状が改善されることが多い
- 風邪やアレルギーの場合も!症状がつらい場合は医師に相談して
- 湿度管理や蒸しタオルなどで症状を和らげよう
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
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