妊娠超初期に胸がドキドキするのは普通?動悸の原因・息切れ症状の対処法を解説
妊娠前には感じなかったさまざまな症状が現れる妊娠超初期。慣れない妊娠生活を送るなかで不安を感じる人もいるのではないでしょうか?
この記事では、妊娠超初期に動悸や息切れがする原因や、赤ちゃんへの影響などを解説します。
動悸が起きた際の対処法や、注意が必要な症状などもピックアップしています。妊娠している可能性がある人や妊娠を考えている人はぜひ参考にしてください。
妊娠前には感じなかったさまざまな症状が現れる妊娠超初期。慣れない妊娠生活を送るなかで不安を感じる人もいるのではないでしょうか?
この記事では、妊娠超初期に動悸や息切れがする原因や、赤ちゃんへの影響などを解説します。
動悸が起きた際の対処法や、注意が必要な症状などもピックアップしています。妊娠している可能性がある人や妊娠を考えている人はぜひ参考にしてください。
動悸ってどんな症状?
動悸とは、心臓の鼓動が速い・強いなど、普段よりも乱れているように感じる症状です。心臓がドクンドクンと大きく脈打つように感じたり、一瞬だけドキッと胸が詰まるように感じたりする場合もあります。
狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤といった病気の初期症状である可能性もあるため、違和感を覚えたら注意が必要です。
動悸が起こりやすいタイミングは?
動悸は日常生活のさまざまなことが原因で起こります。
具体的には以下のような場面で起こりやすくなるため、妊娠超初期から初期にかけては特に気をつけましょう。
動悸が起こりやすくなるタイミング
運動中
運動後
階段を昇ったあと
強いストレスを感じているとき
怒っている時・泣いているとき
カフェインやアルコールを摂取したとき
睡眠不足のとき
脱水状態のとき
妊娠超初期に動悸があるのはよくあること?
妊娠超初期から初期に動悸症状が起こるのはよくあることです。
個人差があるためすべての妊婦さんが動悸症状を感じるわけではありませんが、起床直後・食後・入浴後・階段を昇ったあと・寝る前などに起こる場合が多いようです。
トモニテ編集部では、妊娠を経験した女性を対象に、妊娠超初期の症状に関するアンケートを実施。
妊娠超初期にどのような症状があったかを調査したところ「動悸・息切れ」と回答した人は84人中6人でした。
人によっては、胸がドキドキする感覚を感じることがあるようです。
妊娠超初期に動悸がする原因は?
妊娠超初期の動悸にはどのような原因があるのでしょうか?ここでは、主な原因と考えられる4つについて解説します。
ホルモンバランスの変化
妊娠超初期の動悸は、ホルモンバランスの変化が原因の一つ。
「プロゲステロン」というホルモンによって自律神経が乱れ、動悸が引き起こされます。
プロゲステロンは、子宮内膜を柔らかくしたり、妊婦さんの体温を高く保ったりと、妊娠を継続するために不可欠なホルモン。
妊娠初期に量が増え、妊娠4ヶ月を過ぎる頃には元の量に戻るので、この時期になれば動悸も落ち着くでしょう。
血液量の増加
妊娠中は、赤ちゃんを育てるために胎盤に血液を送る必要があります。
そのため、妊娠前よりもたくさんの血液を作り出さなくてはならず、心臓に負担がかかり動悸が起こります。
妊娠週数が進むごとに、心拍数も徐々に増えていくようです。
不安・ストレス
妊娠中は、不安やストレスが動悸の原因となることも。
特に妊娠超初期から初期にかけては、慣れない妊娠生活や体調の変化などによってストレスがたまりがちです。
約10ヶ月の妊娠生活を穏やかに過ごすためにも、リラックスできる方法を見つけておきましょう。動悸がしたら、ゆっくりと深呼吸するのもよいですよ。
甲状腺の病気
妊娠前からバセドウ病を患っていたり、甲状腺の病気を発症していたりすると、動悸の症状が出やすくなります。
甲状腺機能に異常がある場合は、動悸にともない手の震えや発汗などの症状が出ることも。
妊娠超初期から初期に甲状腺機能に異常があると、早産や流産のリスクが高まります。自覚症状がある場合はすぐに医師に相談しましょう。
妊娠超初期の動悸はいつから起こる?
妊娠超初期の症状は、早ければ妊娠3週頃から見られる人もいます。そのため、人によってはかなり早い段階で動悸を感じることがあるかもしれません。
ただし、妊娠超初期は、まだ妊娠に気づいていない人や症状がまったくない人もいるため、個人差があるといえるでしょう。
妊娠超初期の動悸は赤ちゃんに影響する?
動悸そのものが赤ちゃんに影響することはあまりありませんが、動悸の原因が甲状腺機能の異常である場合は、早産や流産の危険性があります。動悸以外の症状も見られる場合はすぐに医師に相談してください。
また、強いストレスによって動悸が起きている場合、母体の神経やホルモンに影響を及ぼし、赤ちゃんが酸欠や栄養不足になることも。不安やストレスが溜まっていると感じる人は、上手にストレスを解消して過ごしましょう。
妊娠超初期の動悸を軽減する方法は?
ここでは、妊娠超初期の動悸を軽減する方法をご紹介します。
対処法を知っておけば、症状を感じたときに慌てずに済みますね。ぜひ参考にしてみてください。
ゆっくり休む
心臓に負担をかけないよう、十分に休息を取ることが大切です。
体の左側を下にして横になると楽になりますよ。
動悸や息切れを感じたら、まずは無理をせず休んだり、ゆっくりと動いたりするとよいでしょう。
ストレスを溜めない
妊娠超初期は、体調や生活リズムの急な変化からストレスがたまりがちです。ストレスや不安は動悸の原因となるため、上手に解消していきましょう。
モヤモヤする気持ちを旦那さんや友人に聞いてもらったり、お風呂にゆっくり入ったりと、自分に合った解消法を見つけられるとよいですね。
1回の食事量を減らす
1回の食事量が多いと、胃が圧迫されたり血糖値が急激に上がったりするため、動悸を引き起こす原因になります。
そのため、1回の食事量を減らし、代わりに間食を入れるとよいでしょう。間食は、炭水化物にビタミン・カルシウムなどを組み合わせると、血糖値が上がりにくくおすすめです。
脂質が少ないパンやおにぎりと一緒に、野菜スープやチーズも食べるなど、上手に組み合わせましょう。
鉄分を積極的に摂る
貧血も動悸の原因となるため、鉄分を積極的に摂取して予防しましょう。
ほうれん草・ひじき・小松菜などには鉄分が豊富に含まれているので、食事に積極的に取り入れられるとよいですね。
レバーも鉄分が豊富ですが、ビタミンAも含まれているため、摂りすぎると胎児の器官形成異常のリスクにつながる可能性があります。摂取量には十分注意しましょう。
食事だけでなく、サプリメントを活用するのもおすすめです。
「妊娠したかも」と思ったら
妊娠している可能性があると思ったら、妊娠検査薬を使って妊娠の有無を確認してみましょう。
妊娠検査薬は、指定箇所に尿をかけるだけで妊娠の可能性を手軽にチェックできる試薬です。適切な時期に正しく使えば高い精度で判定できるため、取扱説明書をよく読んでから検査してくださいね。
妊娠検査薬で陽性が出た場合は、産婦人科を受診しましょう。陰性が出ても、不安なことがあれば医師に相談してください。
注意が必要な症状とは?
妊娠超初期に感じる動悸のなかには、病院を受診したほうがよい症状もあります。
動悸にともない以下の症状が見られる場合は、すぐに医師に相談してください。
頭痛やめまいなどを伴っている
動悸にともない頭痛やめまいなどの症状がある場合、妊娠高血圧症候群などの病気を患っている可能性があります。吐き気や目がチカチカするなどの症状が出ることもあるようです。
妊娠高血圧症候群になると、場合によっては赤ちゃんの命にかかわることも。
気になる症状があれば、すぐにかかりつけの医師に相談してください。
動悸で眠れない日が続いている
動悸が続いて何日も眠れない場合も、医師に相談しましょう。
不眠によって赤ちゃんに直接影響が及ぶことはあまりありません。しかし、眠れない日が続くと体力が落ちたり風邪を引きやすくなったりと、そのほかのトラブルを引き起こすこともあります。
妊娠中でも飲める薬を処方してもらえることもあるため、無理をせず医師に相談してみましょう。
手が震える
動悸にともなって手の震えが見られる場合、甲状腺機能に異常がある可能性があります。甲状腺機能の異常は、妊娠初期の妊婦さんの1.5〜3%ほどに見られます。
妊娠初期に甲状腺機能に異常があると早産や流産の危険がともなうため、すぐに病院に連絡しましょう。
動悸がどんどんひどくなる
動悸の症状がどんどんひどくなっている場合も注意が必要です。
動悸が出たら、まずは安静にして症状が落ち着くか様子を見てください。しばらくたっても治まらない、またはさらにひどくなるようなら、不整脈の可能性があります。
心電図での検査が必要な場合もあるため、一度病院に連絡しましょう。
人によっては妊娠超初期に動悸を感じることがある
動悸とは、心臓の鼓動が速くなったり強くなったりする症状のこと。妊娠超初期から初期には、ホルモンバランスの変化やストレスなどから動悸が出ることが珍しくありません。
動悸が出たら、まずは安静にしてゆっくり深呼吸をしてみましょう。
動悸そのものが赤ちゃんに直接影響することはほぼありませんが、ストレスや甲状腺機能の異常が原因の場合は、早産や流産、発育不全のリスクが高まる可能性も。動悸以外の症状がともなう場合は、医師に相談してください。
- 動悸とは心臓の鼓動が乱れる症状のこと
- 妊娠超初期の動悸はホルモンバランス・ストレス・甲状腺の病気などが原因
- 頭痛・めまい・手の震えなどを伴う場合は医師に連絡を!
- 安静にする・ストレスを溜めない・鉄分を摂るなどの対処で軽減されることも
- つらい場合は無理をせず医師に相談しよう
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