
【医師監修】妊娠初期症状は性行為後いつから?生理前との違いや体験談も紹介
「これって妊娠初期症状かな」と思い当たる症状がある場合、早く妊娠しているのか知りたいですよね。
妊娠の有無は妊娠検査薬でチェックする方法がありますが、妊娠初期症状は性行為後いつから始まるのでしょうか?
「妊娠かな」と気になってる人のために、今回は妊娠初期症状や性行為後いつから症状が現れるのか解説していきます。生理前の症状との見分け方や先輩ママの体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
「これって妊娠初期症状かな」と思い当たる症状がある場合、早く妊娠しているのか知りたいですよね。
妊娠の有無は妊娠検査薬でチェックする方法がありますが、妊娠初期症状は性行為後いつから始まるのでしょうか?
「妊娠かな」と気になってる人のために、今回は妊娠初期症状や性行為後いつから症状が現れるのか解説していきます。生理前の症状との見分け方や先輩ママの体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠初期症状とは?

妊娠初期とは妊娠0〜14週未満の時期をさし、この時期に現れる症状を妊娠初期症状といいます。
妊娠すると、妊娠を維持するために「エストロゲン」「プロゲステロン」などのホルモンが増加し、子宮内膜や乳腺を発達させたり、基礎体温を高い状態で維持したりします。
その過程で、身体的にも心理的にもさまざまな変化が起こり、吐き気・めまい・頭痛などの症状が引き起こされるのです。
妊娠初期症状は性行為後いつから起こる?

妊娠初期症状があらわれ始めるのは、性行為から1〜2週間後(妊娠3〜4週頃)です。前回の生理開始日から数えると3〜4週間後にあたります。
この時期は、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立する頃です。妊娠の成立にともない、ホルモンバランスが変化することによって、吐き気や眠気、胸の張りなどの妊娠初期症状を感じるようになります。
その後、妊娠5〜6週頃にいわゆる「つわり」の症状が出始め、妊娠16週頃に落ち着いてくることが一般的です。
ただし、妊娠初期症状の強さや期間は個人差が大きく、症状が軽い場合もあれば妊娠後半まで続く場合もあります。
ママの体質や体調によっても異なるため、無理をせず、自分に合った対処法を見つけることが大切です。
妊娠週数の数え方
妊娠の経過の数え方には、週数で数える方法と月数で数える方法があり、妊娠週数は満で、妊娠月数は数えでカウントします。
さらに妊娠週数の数え方には排卵日から数える方法、最終月経の初日から数える方法、病院でのエコーから確定する方法があります。
排卵日から数える方法は正確な排卵日を特定するのが難しいため、あまり一般的ではありません。
週数で数える方法が一般的で、最終月経の開始日を妊娠0週0日とし、6日後までを妊娠0週、7日経過するごとに1週、2週と数えていきます。妊娠0週から約2週間は妊娠はしていない時期となりますよ。
妊娠初期症状があらわれたのはいつ?

トモニテ編集部では、妊娠を経験した女性を対象に、妊娠初期症状に関するアンケートを実施。
妊娠初期症状がいつからみられたかを調査したところ「妊娠5週頃」と回答した人が12人(32%)と最も多いことがわかりました。
次いで多かったのは「妊娠8週頃」で13人(15%)、「妊娠6週頃」で12人(14%)という結果に。
妊娠初期症状があらわれる時期は人それぞれであることがわかります。
妊娠初期症状が治まったのはいつ?

妊娠初期症状が治まった時期についても調査すると「妊娠20週頃」が22人(26%)で最も多い結果に。
次いで「妊娠16週頃」が18人(21%)、「妊娠16週未満」が12人(14%)の順に多いことがわかりました。
症状が落ち着く時期についても、個人差があるようです。
妊娠初期によくある症状とは?

妊娠初期にあらわれる症状は、人によってさまざまです。
トモニテ編集部が行ったアンケートで、妊娠初期にあらわれた症状について調査すると「疲れた感じ・だるい」「吐き気・嘔吐」「眠気が強くなる」などの症状があらわれた人が多いことがわかりました。
そのほかにも「熱っぽい」「食欲がなくなる」「めまい・立ちくらみ」など多岐にわたり、どの症状があらわれるかは人によって異なることも読み取れますね。
妊娠初期は、なぜさまざまな症状があらわれるのでしょうか?
ここでは、妊娠初期によくみられる症状とその原因を解説します。アンケートに寄せられた、先輩ママたちの体験談もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
熱っぽい・体がだるい
妊娠初期に体が熱っぽく感じたり、だるさを感じたりすることがあります。プロゲステロンには基礎体温を高める働きがあるため、体がほてりやすくなるのです。

おもちさん/40代/専業主婦/四国地方在住/1児のママ

そとさんさん/40代/会社員(正社員)/中部地方在住/1児のママ
吐き気・嘔吐
妊娠初期は、吐き気や嘔吐の症状があらわれることがあります。
妊娠にともない、プロゲステロンが増加することで胃腸の働きが弱くなり、吐き気・嘔吐が引き起こされると考えられています。
また、妊娠することで分泌が増える「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが、嘔吐中枢を刺激することも原因の一つです。
また、妊娠に対する不安などからくるストレスが原因になる場合もあります。

ピッグさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ

出産後16年さん/40代/パート・アルバイト/近畿地方在住/2児のママ

KYOさん/40代/公務員/近畿地方在住/3児のママ
眠気が強くなる
強い眠気も、妊娠初期症状の一つです。
妊娠初期の眠気は、妊娠によってプロゲステロンが増加する影響で起こります。プロゲステロンには妊娠の維持や母乳の準備をする働きがある一方で、ママの体を休ませようとする働きもあるため、強い眠気を感じることがあるのです。

ころころさん/40代/専業主婦/近畿地方在住/2児のママ

まままさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/2児のママ
食欲がなくなる
妊娠初期は、食欲がなくなることがあります。
プロゲステロンが増加する影響で胃腸の機能が低下し、消化不良が起こって食欲不振に陥るのです。
人によっては食欲が増すこともあります。

ちょちょちょさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
不安・イライラ
妊娠初期は感情の変動やイライラを感じることもあります。プロゲステロンの分泌量が増えることで、精神的なバランスが崩れやすくなるためです。
また、妊娠中の体の不調や生活の変化に対するストレスも、妊娠中のイライラの原因になります。

ともちんさん/30代/会社員(契約・派遣社員)/九州・沖縄地方在住/2児のママ
めまい・立ちくらみ
妊娠初期は、ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れで、めまいや立ちくらみを感じることがあります。
また、脱水が原因になっていることもあるので気をつけましょう。

ピッグさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
胸が張る
妊娠初期症状の一つに、胸の張りがあります。
プロゲステロンが授乳に向けた準備のために乳腺を刺激するので、胸が大きくなり、張ったような感覚を覚えるのです。

まにまにさん/30代/専業主婦/四国地方在住/2児のママ

まままさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/2児のママ
頭痛
妊娠初期は頭痛を感じることも少なくありません。原因として、ホルモンの変動、特にプロゲステロンの増加が考えられます。
プロゲステロンの影響で血管が拡張されて偏頭痛が起こったり、自律神経の乱れが原因で頭痛が起こったりします。

akiさん/30代/パート・アルバイト/近畿地方在住/1児のママ
動悸・息切れ
妊娠初期に動悸・息切れを感じることがあります。
お腹の赤ちゃんに栄養を送るために血液量が増加するので、心臓に負担がかかり動悸が起こりやすくなるのです。
また、血液量が急激に増加するわりに赤血球はそこまで増えないため、全身に酸素がうまく行き渡らず息切れを起こしてしまうこともあります。

たかさんさん/20代/専業主婦/中国地方在住/1児のママ
腹痛
妊娠初期は腹痛を感じることもあります。子宮が大きくなる過程で、周囲の組織や靭帯が引き伸ばされるためです。
また、ホルモンバランスの変化によって胃腸の動きが鈍くなることも、腹痛の原因となります。

ブタゴリラさん/30代/パート・アルバイト/近畿地方在住/1児のママ

きょんさん/30代/会社員(正社員)/中部地方在住/2児のママ
便秘・下痢
妊娠初期に、便秘や下痢を経験するママもいます。ホルモンバランスの変化により、腸の動きが鈍くなることが原因です。
一般的に、下痢の症状よりも便秘に悩まされることが多いようです。

ゆきさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/1児のママ
喉が渇く
妊娠初期は、喉の渇きを感じることがあります。妊娠すると、赤ちゃんに栄養や酸素を送るためにたくさんの血液が必要になります。
血液をつくるために体がより多くの水分を必要とするので、喉が乾きやすくなるのです。
また、妊娠中に代謝がよくなることも、喉の渇きの原因になります。
お腹が張る
妊娠初期にお腹が張ることがあります。子宮が成長することで周辺の組織が圧迫されるためです。
また、ホルモンの変化により消化器系の動きが遅くなることから、ガスが溜まりやすくなり、お腹の張りが起こりやすくなります。

あゆさん/30代/専業主婦/近畿地方在住/2児のママ
おりものが変化する
妊娠初期はおりものの量や質が変化することがあります。量が増え、やや白っぽくなるのが一般的です。
妊娠超初期(妊娠0〜3週)は、着床出血が混ざることでややピンクっぽい色や茶色のおりものが出ることもあります。

ゆきさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/1児のママ

みーさん/30代/会社員(正社員)/中部地方在住/1児のママ
匂いに敏感になる
妊娠初期は、匂いに対して敏感になることがあります。hCGの分泌量が増えることが原因といわれています。
嗅覚が敏感になり、特定の匂いに対して嫌悪感を引き起こすこともあるようです。

すかすかぶーすかさん/30代/会社員(正社員)/関東地方在住/3児のママ

ぺこさん/30代/専業主婦/近畿地方在住/2児のママ
妊娠初期症状の対処法は?

妊娠初期は、ママにとって身体的にも精神的にも大きな変化がある時期なので、体調が優れないこともあるでしょう。
ここでは、妊娠初期症状に対する具体的な対処法を解説します。
水分をこまめに摂る
しっかりと水分補給を行いましょう。
妊娠初期は、つわりやホルモンバランスの変化で脱水状態になりやすいため、1日あたり1.5〜2リットルほどの水分を摂取できるとよいですね。
特におすすめの飲み物は以下です。
妊娠中におすすめの飲み物
水
炭酸水
スポーツドリンク
ノンカフェインのハーブティー
スポーツドリンクは吸収に優れているものの、糖分を含むため摂りすぎには注意してください。水と併用したり、薄めたりして工夫できるとよいでしょう。
一方、避けたい飲み物もあります。
特にアルコールは妊娠がわかり次第、禁酒して控えるようにしましょう。
妊娠中に避けたい飲み物
カフェインを含む飲み物
アルコール
糖分の高い飲み物(ジュースなど)
食べられるものを食べる
妊娠初期は、つわりの影響で食事が食べられなくなることがあります。
つわりがひどい場合は、自分が食べやすいものや食べられるものを選んで食事を摂ればOK。妊娠初期にしっかり食べられなくても、赤ちゃんへの影響はほとんどないので安心してくださいね。
また、食事を小分けにしてこまめに摂ることで、胃にかかる負担を減らすことができます。
眠いときは我慢せずに寝る
眠気を感じたときは無理をせずに休息を取りましょう。十分な休息を取ることで、ママ自身の体力の維持や赤ちゃんの健康な発育につながります。
仕事中など、すぐに寝るわけにいかない場合は、ストレッチをするなどして体をリラックスさせましょう。周囲に妊娠中の体調について説明をしておくのもよいですね。
軽くつまめるものを持ち歩いておく
急な空腹感による吐き気を防ぐために、軽くつまめる食べ物を持ち歩くのもよいでしょう。
ナッツやドライフルーツ、クラッカーなどがおすすめです。口の中をさっぱりさせられるあめやガムなどもよいですね。
体調が悪く起き上がれないときは、枕元に置いておきましょう。
無理のない範囲で体を動かす
ウォーキングやヨガ、軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで、血行がよくなり疲れにくくなります。
また、運動はストレス解消にもつながります。妊娠中の不安やストレスを適度な運動で解消しましょう。
症状がつらいときは医師に相談する
妊娠初期の症状がつらいと感じる場合は、早めに医師に相談しましょう。具体的には、以下のような症状です。
注意が必要な症状の例
重度のつわり
持続的な腹痛
出血
強い頭痛
異常な倦怠感
これらの症状に当てはまらない場合も、少しでもつらいと感じたら早めに医師に相談することが大切です。
体験談|つらい妊娠初期症状、どうやって乗り越えた?

トモニテ編集部が行ったアンケートでは、妊娠を経験した先輩ママたちに、妊娠初期症状の乗り越え方も調査しました。
ぜひ参考にして、自分に合った対処法を見つけてみてくださいね。

まきさん/40代/会社員(正社員)/関東地方在住/2児のママ

akiさん/30代/パート・アルバイト/近畿地方在住/1児のママ

熱海のカービィさん/40代/専業主婦/関東地方在住/1児のママ

ピッグさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ

さなかさん/30代/専業主婦/関東地方在住/1児のママ

みちさん/40代/自営業/中国地方在住/1児のママ

たかさんさん/20代/専業主婦/中国地方在住/1児のママ
すっきりするものを飲む・枕元にビスケットを置く・とにかく横になるなど、さまざまな方法を試しながら症状を乗り越えていたようです。
妊娠初期は体調を崩してつらい時期ですが、赤ちゃんが元気に育っている証拠と思って、前向きな気持ちで乗り切れるとよいですね。
妊娠初期症状と生理前の症状の見分け方は?

妊娠初期症状と生理前の症状には、共通している症状が数多くあります。まだ妊娠が確定していない状態で、吐き気やだるさなどの症状があると「妊娠?それとも生理前?」と悩んでしまいますよね。
以下のポイントに着目すると、自身に現れている症状が妊娠によるものなのか生理によるものなのかをある程度区別できるかもしれません。
基礎体温が高いかどうか
妊娠初期は、基礎体温が高い状態(高温期)が続くことが一般的です。基礎体温とは、朝起きてすぐに測る体温のことです。普段から基礎体温を測っている人なら、基礎体温の変化のしかたで妊娠に気づけるかもしれません。
生理周期が28日の場合、排卵期から12〜14日間ほど高温期が続きます。その後、妊娠していない場合は生理予定日にかけて基礎体温が下がりますが、妊娠している場合は高温期が継続します。
高温期が約16日以上続いている場合は、妊娠の可能性が高いでしょう。
妊娠すると高温期が続くのは、排卵後に分泌されたプロゲステロンがそのまま分泌され続けるためです。
体温が高い状態が続くので、体のほてりや熱っぽさを感じることがあります。
生理が来るかどうか
生理が来ない場合、妊娠している可能性があるでしょう。
生理不順でない場合は、生理が1週間以上遅れたら妊娠の可能性があります。ただし、生理が遅れているからといって必ずしも妊娠しているわけではなく、ストレスや生活習慣の変化など、ほかの原因で遅れている場合も考えられます。
生理が遅れている場合は、妊娠検査薬を使用するか、産婦人科を受診して妊娠の有無を確認しましょう。
妊娠初期症状かも?と思ったときにやること

「いつもの生理前の症状と違うな」と感じたら、妊娠のサインかもしれません。
ここでは、妊娠の可能性があるときに行ってほしいことを2つ紹介します。
妊娠検査薬を使う
まずは妊娠検査薬で妊娠の可能性を確かめましょう。
妊娠検査薬とは、採尿部に尿をかけるだけで妊娠の有無を判定できる薬です。生理予定日の1週間後から使用でき、正しく使えば99%以上の精度で検査できます。
検査の結果、陽性反応が出た場合は妊娠の可能性が高いでしょう。ただし、偽陽性や偽陰性が出る場合もあるので、不安であれば日を置いて再検査するか、産婦人科を受診してください。
必要に応じて病院を受診する
妊娠検査薬で陽性が出たら、産婦人科を受診しましょう。産婦人科で赤ちゃんの胎嚢と心拍が確認できれば、晴れて妊娠確定となります。
陰性が出た場合でも、気になる症状があれば医師に相談してください。
妊娠の可能性があるときに気をつけることは?

妊娠した可能性がある場合、ママと赤ちゃんの健康を守るため、日々の過ごし方に気を配る必要があります。
ここでは、日常生活で気をつけてほしいことを紹介します。
禁煙する
妊娠の可能性がある場合は、速やかに禁煙しましょう。
妊娠中にタバコを吸うと、ニコチンや一酸化炭素などの有害物質の影響で血管が収縮し、赤ちゃんに栄養や酸素が届きにくくなってしまいます。
赤ちゃんの先天性異常や発育不全、流産や死産などのリスクが高まるので、妊娠していると感じたらすぐに禁煙してください。
受動喫煙も赤ちゃんに影響するので、旦那さんや同居の家族にもタバコをやめてもらいましょう。
可能であれば、妊娠したいと思ったタイミングで禁煙できるとよいですね。
お酒を飲まない
妊娠の可能性がある場合、お酒もすぐに控えましょう。
アルコールを摂取すると、赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群(FAS)」を発症するリスクが高まります。
FASを発症すると、発育の遅れや知的障害などが現れやすくなります。
「何杯までなら赤ちゃんに影響しない」という安全量は確立されていないので、少量の飲酒も禁物です。妊娠の可能性があると感じた時点で、完全にお酒を断ちましょう。
自己判断で薬を飲まない
妊娠の可能性がある場合は、自己判断で薬を服用することは避けましょう。
赤ちゃんに悪影響を与える成分が含まれる薬もあるため、服用前に必ず医師に相談してください。
以前から服用している薬がある場合は、妊娠中でも服用できる薬かを医師に確認してから飲むようにしましょう。
カフェインを摂りすぎない
カフェインの摂取量にも注意が必要です。
妊娠中にカフェインを過剰摂取すると、赤ちゃんの低酸素状態や低出生体重のリスクが増加する可能性があります。
ただし、完全に禁止されているわけではなく、一般的には1日200mg以下(コーヒー1~2杯程度)であれば安全とされています。
カフェインはコーヒーや紅茶、エナジードリンクだけでなく、チョコレートや一部の医薬品にも含まれるため、合計の摂取量が基準を超えないように確認することが大切です。
激しい運動をしない
妊娠の可能性がある場合は、激しい運動を避けましょう。
心拍数が上がるようなトレーニングや危険な運動をすると、ママや赤ちゃんに負担がかかります。転倒のリスクもあるため、体に負荷がかかる運動は控えましょう。
妊娠の可能性があるときは、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動がおすすめです。医師に相談して、安全な運動メニューを考えるとよいでしょう。
バランスのよい食事を心がける
妊娠の可能性がある場合、栄養をバランスよく摂ることが大切です。栄養を満遍なく摂取することは、赤ちゃんの健康な成長・発育につながります。
特に、葉酸や鉄分、カルシウム、ビタミンDなどは、赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素です。積極的に食事に取り入れつつ、必要に応じてサプリメントも活用しましょう。
一方、生の魚介類や加熱していない肉などは、食中毒のリスクがあるため避けましょう。魚や肉は、中心部までしっかりと火を通してから食べるようにしてください。
妊娠初期症状についてよくある質問

ここからは妊娠初期症状についてよくある疑問に答えます。
妊娠初期症状が性行為の翌日に現れることはある?
妊娠初期症状が性行為後すぐに現れることはありません
性行為をしてすぐに妊娠が成立するわけではないので、妊娠初期症状が翌日に出ることはないでしょう。妊娠初期症状は妊娠4~6週で感じる人が多く、この時期は性行為から2週間程度経ってからになります。
妊娠は性行為後いつから検査できる?
生理予定日から1週間、性行為後2〜3週間後を目安に使いましょう
妊娠検査薬は妊娠すると尿中に分泌されるhCGというホルモンを測ることで妊娠の有無を判定します。正しく検査するには、ホルモンが十分に分泌される生理予定日から1週間後(妊娠5週)に検査する必要があります。性行為後、受精するのが妊娠2週間前後となるため、妊娠検査薬は性行為から2週間程度経ってから使いましょう。
思い込みで妊娠初期症状が出ることはある?
妊娠していなくても妊娠したかのような症状が出ることがあります
妊娠を強く望むあまり、または「妊娠したくない」と強く思うあまり、実際には妊娠していないのに妊娠したかのような症状が出ることがあります。この現象を「想像妊娠(偽妊娠)」と呼びます。想像妊娠なのか本当に妊娠しているのかを見分けるには、妊娠検査薬を使うとよいでしょう。陽性が出たら妊娠している可能性が高いので、産婦人科を受診してくださいね。
生理がこなかったら100%妊娠してる?
ストレスやダイエットなどの影響の可能性もあります
生理が来ないからといって、100%妊娠を意味するわけではありません。ストレスや激しい運動、食事制限、体重の急な変動などによっても、生理が遅れることがあります。生理が遅れていたら、まずは妊娠検査薬を使い、妊娠の可能性を把握しましょう。
少量の出血がありました。これは生理?
着床出血やほかの原因も考えられるので、血の状態をよく観察しましょう
少量の出血があった場合、生理以外の原因も考えられます。特に、妊娠初期は「着床出血」と呼ばれる少量の出血がみられることがあります。着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こるもので、生理の出血に比べて量が少なく、1〜2日程度で終わるのが特徴です。薄いピンク色や茶色の出血が少しだけついているようなら、着床出血かもしれません。ただし、子宮の病気や異常妊娠が原因である可能性も考えられます。いつもの生理とは違う出血がみられたら、早めに医師の診察を受けましょう。
妊娠初期症状がない人もいる?
人によっては妊娠初期症状を感じない人もいます
妊娠初期症状がまったくない人もいます。妊娠初期の症状や様子は個人差が大きいため、症状が激しく出る人もいれば、まったく現れない人もいるのです。妊娠初期症状がなくても、赤ちゃんは順調に成長していることが少なくないので、あまり心配しないでくださいね。
「妊娠悪阻(にんしんおそ)」とは?
つわりが重症化し、水分や食事を摂取できない状態を指します
妊娠悪阻(にんしんおそ)は、つわりが非常に重くなり、食事や水分を正常に摂取できない状態を指します。通常のつわりと異なり、日常生活に支障をきたすほどの症状があらわれるため、病院を受診して適切な対処をしなければなりません。非常に強い吐き気や嘔吐、体重減少、脱水症状などがある場合は、早めに医師に相談しましょう。
症状がつらいときに薬を飲んでもいい?
必ず医師に相談してから服用しましょう
妊娠中は、自己判断で薬を服用することは避けましょう。薬によっては赤ちゃんに影響する可能性があるためです。薬を飲みたいときは事前に医師に相談し、必要に応じて妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。お腹の赤ちゃんのために、薬を飲むときは医師の指示に従うことが大切です。
妊娠初期症状は性行為後1〜2週間後に現れる
妊娠初期症状は、だいたい性行為後から1〜2週間後に現れ始めます。
しかし、妊娠初期症状は、症状や程度、現れるタイミングは個人差があります。また、妊娠初期症状と思っていたら、別の病気のこともあります。
妊娠の可能性があったら、まずは妊娠検査薬を使い、産婦人科を受診し正確な診断を受けましょう。
- 妊娠初期症状は性行為から1〜2週間後に現れる
- 妊娠初期症状が出ない人もいる
- 妊娠検査薬は性行為から2週間程度経ってから使おう
- 妊娠の可能性があったら産婦人科を受診しよう
※本記事は公開時点での情報となります。
※本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
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