妊娠初期に疲れやすいのはなぜ?対処法・いつまで続くのかも解説
妊娠初期に急に疲れやすくなり、体が重く感じるママは多いようです。
この疲れやすさは、ホルモンバランスの変化や貧血、つわりによる体力消耗が関係しています。
この記事では、妊娠初期の疲れやすさを改善する方法について詳しく解説します。
無理をせず、健康な妊娠生活を送るためのヒントとなるため、体調が気になるママはぜひ参考にしてください。
妊娠初期に急に疲れやすくなり、体が重く感じるママは多いようです。
この疲れやすさは、ホルモンバランスの変化や貧血、つわりによる体力消耗が関係しています。
この記事では、妊娠初期の疲れやすさを改善する方法について詳しく解説します。
無理をせず、健康な妊娠生活を送るためのヒントとなるため、体調が気になるママはぜひ参考にしてください。
妊娠初期はどうして疲れやすいの?
妊娠初期の疲れやすさは、多くのママ妊婦さんにとってが感じる共通の悩みです。
妊娠初期のママの体には多くの変化が起きるため、それが疲労感の原因となることがあります。
妊娠初期のママが疲れやすい具体的な理由を詳しく見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
妊娠初期のママの体の中ではホルモンバランスが大きく変化することで、疲れやすさを感じることがあります。
妊娠すると、まずヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の増加が見られます。
hCGによる刺激を受けて、女性ホルモンであるプロゲステロンやエストロゲンも分泌されます。
これらのホルモンは妊娠を継続させるために重要ですが、それ以外にもママの体に変化をもたらします。
ホルモンの変動によって体内の代謝やエネルギーの消費が通常よりも高くなるため、疲労を感じやすくなるのです。
また、ホルモンの影響で感情の浮き沈みが激しくなり、精神的な疲れを感じるママもいるでしょう。
貧血
妊娠初期のママの体の中では、赤ちゃんに栄養を送るための血液が作られます。すると鉄分の消費も増え、貧血が起こり疲れを感じるようになるのです。
また、ママの体に蓄えられていた鉄が赤ちゃんに優先的に送られることも鉄不足になる理由の一つです。
血が多く作られる半面、血中で酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンの濃度は低くなり、酸素が十分に供給されなくなることも、疲労感が増す原因といえます。
つわり
妊娠初期には、多くのママがつわりを経験します。
つわりは吐き気や嘔吐を伴うことも多く、つわりの症状が原因で疲れてしまうママも多いです。
さらに、食事が思うように摂取できないために栄養不足やエネルギー不足に陥ってしまうママもいるでしょう。水分をうまく摂れない場合には脱水状態になり、めまいや倦怠感を感じることもあります。
妊娠初期は、つわりで食事・栄養に偏りが生じやすく、疲労感や倦怠感が出やすい時期といえます。
妊娠初期の疲れやすさはいつまで続く?
妊娠初期の疲れやすさは、一般的には妊娠4週目頃から始まり、妊娠12〜16週目頃まで続くことが多いです。
この時期のママの体はホルモンバランスが急激に変化し、つわりの症状が強く出る時期です。
妊娠16週目頃になるとつわりが落ち着いてくるママも多く、疲れやすさも軽減され、体調が安定する人が多いようです。
ただし、つわり症状と同様、疲れやすさも個人差が大きく、早い段階で疲れが軽減するママもいれば、妊娠中期以降も疲れを感じやすいママもいます。
無理をせず、体調に合わせて休息を取りながら過ごすことが大切です。
妊娠初期に疲れやすさを改善する方法は?
妊娠初期は、心身ともに「妊娠」という状態に適応するため、疲れを感じることが多くあります。
ここでは、妊娠初期の疲れやすさを軽減し、快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
無理をせずに休む
妊娠初期はホルモンや体の変化によって、体力を消耗しやすい状態にあります。
体が休息を求めている時は、無理をせずに休むことが大切です。
基本は十分な睡眠をとり、疲労を感じたら昼間にも横になる時間を作るなど、積極的に体を休めましょう。
意識的にリラックスできる環境を整えることも重要です。
適切な休息は気分の安定にも効果があり、メンタル面での疲労を軽減する効果も見込めます。
適度に運動する
適度な運動も、妊娠初期の疲れやすさを改善する効果があります。
軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲での運動を取り入れることで、血液の循環が良くなり、体全体のコンディションが改善するでしょう。
ウォーキングであれば1回20~30分程度を週に1、2回ほど、ストレッチは可能であれば毎日10~15分程度を目安に、無理のない範囲で行いましょう。
一方で、息が切れ心拍数が上がるような激しい運動は妊娠中は避けてください。医師から運動を控えるように言われている人も安静に過ごしましょう。
お風呂にゆっくり浸かる
お風呂にゆっくり浸かることも、妊娠初期の疲れを和らげる有効な方法の一つです。
温かいお風呂に浸かることで血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれ、心身共にリラックスできるでしょう。
この際にアロマオイルやバスソルトを使用することで、香りからもリラックス効果を得ることができますよ。
入浴する際は、熱すぎるお風呂は避け、適温で入浴するようにしてください。
鉄分を積極的に摂る
鉄分をしっかり摂取することで、血液の濃度が高まり、妊娠初期の疲れやすさを改善することができます。
妊娠初期のママの体では多くの血液が作られるに伴って鉄分が不足しやすくなるため、意識的に貧血を予防する必要があります。
鉄分を多く含む食品には、ほうれん草や豆類などがあります。また、鉄分を効率よく吸収するためには、ビタミンCを含む食材(たとえば、オレンジやブロッコリーなど)と一緒に摂取するとよいでしょう。
食品からの摂取が難しい場合はサプリメントも活用しましょう。サプリメントを使う際は、医師に相談してからにするとよいでしょう。
注意が必要な症状とは?
妊娠初期に疲れやすさや倦怠感を感じるママは多く、一般的な症状だといえます。
ただし、次のような症状によっては、医師への相談が必要となる場合もあります。
医師に相談したほうがよい症状
極度の疲労感や倦怠感
急激な体重減少
立ちくらみやめまいが頻繁に起こる
心臓の動悸や息切れが激しい
異常なほどの眠気や寝つきの悪さ
発熱や強い頭痛を伴う疲労感
食欲不振や吐き気が続く
これらの症状が見られる場合は、早めに医師に相談することが重要です。普段と異なる症状や、不安を感じたら遠慮せず医療機関を受診してくださいね。
疲れを感じたら無理をせずに妊娠初期を過ごそう
妊娠初期に疲れやすくなる原因には、ホルモンバランスの変化や貧血、つわりによる体力消耗が挙げられます。
この疲れやすさは、一般的につわりが落ち着く妊娠16週頃まで続くことが多いですが、その後は徐々に軽減し体調が安定することでしょう。
できるだけしっかり睡眠や栄養をとり、適度に運動を取り入れながら過ごせるとよいですね。
- 妊娠初期は体が大きく変化するため疲れを感じやすい
- 妊娠初期の疲れやすさは一般的に妊娠16週頃まで続く
- 適度な休息や軽い運動、温かいお風呂などでリフレッシュしよう
- 貧血の防止・改善には鉄分を含む食品を積極的に摂ろう
- 強い疲れや症状が見られる場合は速やかに受診しよう
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