妊娠後期に情緒不安定になるのは私だけ?胎児に影響はある?家族も知っておきたい原因や対処法を解説!
妊娠後期に入ってから、不安な気持ちやプレッシャーを感じることが増えていませんか?
「無事に出産できるだろうか」「ちゃんと育てられるだろうか」という気持ちが日々大きくなって、泣きたくなる日もあるかもしれませんが、妊娠後期に情緒不安定になるのは珍しいことではありません。
この記事では、情緒不安定になる原因のほか、赤ちゃんへの影響や家族も知っておきたい対処法を解説します。
妊娠後期に入ってから、不安な気持ちやプレッシャーを感じることが増えていませんか?
「無事に出産できるだろうか」「ちゃんと育てられるだろうか」という気持ちが日々大きくなって、泣きたくなる日もあるかもしれませんが、妊娠後期に情緒不安定になるのは珍しいことではありません。
この記事では、情緒不安定になる原因のほか、赤ちゃんへの影響や家族も知っておきたい対処法を解説します。
妊娠後期に入って情緒不安定になる原因
妊娠後期に入って情緒不安定になるのは、ホルモンの影響です。出産に向けてホルモンバランスが変化するため、小さなことでも気持ちが揺れ動きやすくなるといわれています。
また、妊娠中はさまざまな不安がつきものです。次のような不安・ストレスが原因で、情緒不安定になることもあるでしょう。
妊娠後期に情緒不安定になる原因
身体的な不安
出産への不安
育児への不安
経済的な不安
妊娠後期に情緒不安定になる原因はさまざまです。
妊娠中にイライラしたり、悲観的になったりしてしまうのは自然なことではありますが、ママにとってはつらいものでしょう。
少しでも穏やかな気持ちで過ごせるよう、無理のない範囲で不安の原因を取り除くための工夫ができるとよいですね。
妊娠後期の情緒不安定・ストレスは赤ちゃんに影響する?
妊娠後期の情緒不安定やストレスが慢性的に続くと、赤ちゃんに影響することがあります。
ストレスによって自律神経の働きが乱れると血行が悪くなり、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が行き届かなくなる可能性があります。
すると、赤ちゃんが酸欠・栄養不足になって、発育に遅れが生じる可能性があるのです。
また、強いストレスを感じると分泌される「コルチゾール」というホルモンにより、赤ちゃんの神経機能への障害や低体重のリスクを高めるとする研究結果もあります。
ただし、多少の一時的なストレスであれば赤ちゃんへの影響はほとんどありません。あまり心配しすぎず、ストレスを溜め込まない工夫ができるとよいですね。
妊娠中のストレスと発達障害の関係
ストレスホルモンであるコルチゾールは、赤ちゃんの神経系の発達に影響を与えるとする研究結果もあります。
具体的には、赤ちゃんがイライラしやすくなったり、落ち着きがなくなったりするというものです。
うつや発達障害との関係も研究されていますが、コルチゾールによって赤ちゃんが将来うつや発達障害になる確率がどれだけ上昇するかはまだ明らかにされていません。
ストレスの影響を心配しすぎる必要はありませんが、ストレスの溜めすぎはママの心と体によくないので、一人で抱え込まないようにしてくださいね。
妊娠後期の情緒不安定を和らげる方法
ここからは、妊娠後期の情緒不安定を和らげる方法を解説します。
軽く体を動かしてみる
気分が落ち着かないと感じたら、まずは軽く体を動かしてみましょう。
自宅でできるストレッチや軽いエクササイズで体を動かすだけでも、よい気分転換になりますよ。
体調が安定しているときは、近所のお散歩に出かけてみるのもおすすめです。
映画などを見て思いきり泣いてみる
わけもなく泣きたくなったときは、思いきり泣いてしまいましょう。
泣ける映画を見たり、感動的な本を読んだりして思いきり泣くと、気持ちがすっきりすることがあります。
大きな声を出してみる
むしゃくしゃしたときは、大きな声を出したり、歌を歌ったりしてストレスを発散させましょう。
一緒にモヤモヤを吐き出すイメージで大きな声を出せば、気持ちがスッキリ軽くなりますよ。
気分転換に出かけてみる
体調がよいときは、出かけてみるのもおすすめです。
カフェでゆったり過ごしたり、ショッピングを楽しんだりすれば、少しは気がまぎれるかもしれません。
家に閉じこもっていると、ネガティブな気持ちがどんどん湧き上がってくるので、過ごす場所を変えるのもよい方法です。
周りの人に相談してみる
しんどい気持ちは、一人で抱え込まないようにしましょう。家族や親しい友人に話してみると、気が晴れることもありますよ。
面と向かって話をしなくても、LINEでやりとりをするだけでも心が軽くなるかもしれません。
情緒不安定でつらいときは医師に相談してみよう
情緒不安定でつらいときは、早めに医師に相談しましょう。
「メンタルの不調は、自分が甘えているだけ」と自分を責めてしまう人もいるかもしれませんが、妊娠中にメンタルが安定しないのはしかたのないことです。
一人で抱え込んだり我慢したりせず、専門家の力を借りましょう。
情緒不安定なママのために家族ができること
ここからは、情緒不安定なママのために家族ができることを紹介します。
不安な気持ちに寄り添う
情緒不安定になっているママは、強い不安を抱えています。まずは話を聞いて、不安な気持ちに寄り添いましょう。
どのようなことに不安を感じているかは、人それぞれです。ママの不安の種がどこにあるのか、一緒に考えてみてください。
このとき大切なのが、アドバイスをしないこと。「こうすれば?」というアドバイスをされても、なかなか実行できないこともあります。アドバイスをするよりも「大変だよね」「つらいよね」と共感を示すことを心がけましょう。
ママと一緒に悩む・考える
出産のことや育児のこと、子どもが生まれたあとの生活のことなど、ママ任せにしていませんか?
どのことも大事な家族のことです。ママ任せにせず、家族も一緒に考えたり、悩んだりしましょう。
わからないことがあれば積極的に学ぶことも、ママの気持ちの支えになりますよ。
義実家とのやり取りを引き受ける
義実家を含む親戚とのやり取りも、ママにとって負担になることがあります。
義実家のやり取りは何かと気を使うもの。実の親には言えることでも、義実家となると遠慮して言えない人もいます。
義実家とのやり取りはなるべくパパが引き受け、ママのストレスを減らせるとよいですね。
情緒不安定になるのは無理もないこと。一人で抱え込まず周囲の人を頼って
情緒不安定になるのは珍しいことではありません。
妊娠後期になると、ホルモンバランスが変化するだけでなく、出産や育児への不安も強くなります。
妊娠後期に入って情緒不安定になったときは、一人で抱え込まず周囲の人を頼りましょう。家族はもちろん、親しい友人や医師にも相談してみてくださいね。
ときどき体を動かしたりおでかけしたりして気分転換をしながら、出産までの1日1日をリラックスして過ごしていきましょう。
- 妊娠後期に情緒不安定になる人は珍しくない
- 情緒不安定の原因はホルモンの影響やストレスなど
- 体を動かしたりして気分転換してみよう
- 家族は積極的にママの気持ちに寄り添ったサポートを
- 情緒不安定でつらいときは早めに医師に相談しよう
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