妊娠中つわりが重くなりやすい人の特徴や症状のチェックリスト!吐き気などの症状を和らげる方法も解説
妊娠すると、強い吐き気に悩まされたり、味の好みが変わったりする人は少なくありません。これらの症状は「つわり」と呼ばれており、妊娠にはつきものとされています。
しかし、つわりで現れる症状やその程度は十人十色。なかには、症状が軽く済む人もいれば、病院で治療が必要な人もいるなどさまざまです。
この記事では、妊娠中につわりが重くなりやすい人の特徴やつわりの特徴的な症状をチェックリスト形式で紹介します。
吐き気などの症状を和らげる方法も解説しますので、つわりを軽減したい人は参考にしてみてくださいね。
妊娠すると、強い吐き気に悩まされたり、味の好みが変わったりする人は少なくありません。これらの症状は「つわり」と呼ばれており、妊娠にはつきものとされています。
しかし、つわりで現れる症状やその程度は十人十色。なかには、症状が軽く済む人もいれば、病院で治療が必要な人もいるなどさまざまです。
この記事では、妊娠中につわりが重くなりやすい人の特徴やつわりの特徴的な症状をチェックリスト形式で紹介します。
吐き気などの症状を和らげる方法も解説しますので、つわりを軽減したい人は参考にしてみてくださいね。
つわりの特徴的な症状チェックリスト
つわりとは、妊娠初期に起こる消化器症状で、妊娠初期の妊娠4〜5週目頃から症状を自覚する人が多いです。
しかし、現れる症状やその程度は個人差が大きく、消化器症状のほかにもさまざまな症状が現れることもあります。
一概に「この症状が現れたらつわり」と断言することはできませんが、つわりでよく見られる症状は次のとおりです。
妊娠中に現れる症状がつわりなのか、チェックしてください。
つわりのおもな症状
吐き気がある
食欲がでる・空腹になると吐き気がする
食欲不振
気分が悪い
胸焼け
げっぷが止まらない
眠気・だるい
嗅覚過敏
よだれ過多
イライラ・不安
味の好みの変化
このような症状が現れたらつわりの可能性を踏まえ、生活や食べ物を工夫してみましょう。
つわりの原因
つわりの原因は、体内のホルモンバランスの変化だといわれていますが、確かな理由はまだ明らかになっていません。
妊娠すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やエストロゲン、プロゲステロンといったさまざまなホルモンが盛んに分泌されます。
その結果、ホルモンバランスが大きく変化して、つわりの症状が現れると考えられています。
また、妊娠・出産に対する不安や栄養不足などで症状が重くなることがあるともいわれています。
つわりはいつからいつまで続く?
つわりは、早い人で妊娠5週頃から始まります。妊娠8~11週頃に症状のピークを迎え、16週頃までに落ち着くの人が少なくありません。
しかし、つわりの症状や程度は人それぞれ。個人差が大きいので、はっきり「いつごろはじまって、いつごろ終わる」ということはできません。
つわりが重くなりやすい人はどんな人?セルフチェックリスト
まだまだ科学的にわかっていないことも多いつわりですが、次のような人はつわりが重くなりやすいといわれています。
つわりが重くなりやすいかどうかチェックリスト
強いストレスを感じている
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌量が多い
初めての妊娠である
双子など多胎妊娠である
栄養の偏り・栄養不足がある
睡眠が不足している
つわりについてはわからないことも多いため、「このような人がつわりが重くなりやすい」という確かな研究結果が存在しません。
しかし、つわりにホルモンバランスが影響するとされているため、ホルモンバランスを乱す要因があるほどつわりの症状が重くなる可能性は考えられるでしょう。
つわりの不快な症状を和らげる方法
ここからは、つわりの不快な症状を和らげる方法を解説します。少しでも体と心の負担を軽くして、妊娠初期の不安定な時期を乗り切りましょう。
手軽に食べられるものを持ち歩く
食べづわり(空腹を感じると気分が悪くなってしまう)の症状が強く出やすい人は、キャンディやチョコレートなど手軽に食べられるものを持ち歩くとよいでしょう。
食べづわりの原因の一つは、空腹になって血糖値が下がることです。
血糖値が下がる前に手軽に食べられるもので糖質を補ってあげると、つらい吐き気を予防・軽減できますよ。
香りの強い食品を避ける
香りに敏感になっているときは、香りの強い食品を避けましょう。
つわりの症状で、それまで気にならなかった香りが気になってしまう人も少なくありません。
香りが気になるときは、食べ物を冷やしてみるのもおすすめです。冷たいもののほうが香りが立ちにくいので、食べやすくなりますよ。
ただし、冷やしすぎると体が冷えて血行が悪くなってしまうので、キンキンに冷やすのは避けてくださいね。
食べられるときに食べられるものを食べる
つわり中は無理をせず、食べられるときに食べられるものを食べましょう。
「妊娠したらおなかの赤ちゃんのために栄養バランスのよい食事を摂らなきゃ!」と思っている人もいるでしょう。
しかし、バランスよく食べられなくても、赤ちゃんに影響することはほとんどありません。
栄養バランスが整った食事にこだわらず、自分が食べやすいもの・食べたいと思うものを優先して食べてください。
食事の栄養バランスは、つわりが落ち着いてきたら少しずつ意識できるといいですね。
食欲がないときは酸味や薬味をプラスしてみよう
食欲がないときは、梅干しやレモンで酸味を加えたり、大葉やしょうがなど香りのよい薬味を加えたりすると、食べやすくなることがあります。
酸っぱい食べ物には、アンモニア臭を和らげる効果があるクエン酸が含まれています。
妊婦さんが気持ち悪く感じるにおいの元はアンモニア臭であるといわれているので、それを打ち消してくれる酸っぱい食べ物は妊娠中に食べやすいと感じる人が多いようです。
食欲がないときはぜひ試してみてくださいね。
ビタミンやミネラルをしっかり摂る
ビタミンやミネラルといった体に必要な栄養素が極端に不足すると、体調を崩しやすくなります。
無理に摂る必要はありませんが、無理のない範囲で不足しないよう気をつけましょう。
特に、嘔吐すると胃液と一緒に体内の水分だけでなくミネラルも失われてしまいます。
スポーツドリンクや経口補水液なら、水分とミネラル・ビタミンが一度に補えるので、無理のない範囲で口にしましょう。
こまめに水分と塩分を補給する
嘔吐したり汗をかいたりすると、体内の水分とミネラルが失われてしまいます。
水分が不足すると体が脱水状態になり、熱中症や血栓症になるリスクが高くなります。
吐き気が強いときや暑い時期は、意識して水分と塩分を補給しましょう。
ただし、コーヒーやジュース、コーラなどは飲み過ぎに注意してください。
カフェインや糖分が含まれる飲み物を過剰摂取すると赤ちゃんへの影響や合併症が心配されるので、水や麦茶などを飲むようにしましょう。
気分転換を心がける
ストレスの溜め込み過ぎも、つわりを悪化させます。気分がよいときは散歩にでかけたり、趣味を楽しんだりして気分転換を心がけましょう。
ヨガや軽いストレッチなど、体に負担がかからない運動をするのもよいですね。
不安なことがあればひとりで抱え込まず、信頼できる身近な人や医師に相談することも大切です。
無理をせずゆったりと過ごす
体調が悪いときは、無理せず体を休めましょう。ストレスや疲れを溜め過ぎると、つわりが悪化するおそれがあります。
家事を家族に代わってもらう、仕事を休むなどして、体を安静にすることが大切です。
家族に家事を代わってもらえないときは、家事代行サービスなどの利用を検討するのもよいでしょう。
症状が重い場合は「妊娠悪阻」かも?早めに医師に相談しよう
つわりの症状が重い場合は、我慢せず早めに医師に相談しましょう。
吐き気・嘔吐が止まらず、水も飲めないような場合は「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といって、病院で治療を受ける必要があります。
妊娠悪阻は心拍数の上昇や低血圧、不整脈を引き起こすこともあるので、我慢は禁物です。
いつもより嘔吐の回数が多い・水分が摂れない・短期間で体重が5%以上減少したなどの場合は、速やかに病院を受診してくださいね。
つわりが重くなるかどうかは体質による。体調が悪いときは無理をしないで
妊娠した人の50~80%が経験するというつわり。どのような症状がどの程度現れるかは個人差が大きく、一概に「この症状がこの程度出る」とは断定できません。
また、つわりの原因についても「ホルモンバランスの変化が原因ではないか」といわれていますが、確かなことはまだわかっていないのが実情です。
しかし、つわりが重くなるかどうかは、体質やストレスの有無、経産婦かどうかが関係していると考えられています。
つわりの症状がつらいときは、自分の体調を最優先に無理をせず過ごしましょう。
水分が摂れなかったり、1日に何度も嘔吐したりする場合は、早めに病院を受診してくださいね。
- つわりは妊娠5週頃から始まり、16週頃までに落ち着くことが多い
- つわりの原因はホルモンバランスの変化ではないかと考えられている
- 経産婦よりも初産婦のほうがつわりが重くなりやすいといわれている
- つわりのときは無理をせず食べられるものを食べよう
- 水分が摂れない・1日に何度も嘔吐するような場合は早めに病院へ
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