【医師監修】妊娠初期にイライラする原因は?赤ちゃんへの影響・解消法も紹介
「妊娠初期にイライラしてしまって、自分でもつらい」「妊娠初期にイライラするのは普通なの?」
妊娠中、コントロールできないイライラに戸惑っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
本記事では、妊娠初期に感じやすいイライラの原因やその理由について詳しく解説します。また、イライラが赤ちゃんに与える影響やストレスの解消法も紹介します。
妊娠初期のイライラの仕組みを知り、上手に向き合っていきましょう。
「妊娠初期にイライラしてしまって、自分でもつらい」「妊娠初期にイライラするのは普通なの?」
妊娠中、コントロールできないイライラに戸惑っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
本記事では、妊娠初期に感じやすいイライラの原因やその理由について詳しく解説します。また、イライラが赤ちゃんに与える影響やストレスの解消法も紹介します。
妊娠初期のイライラの仕組みを知り、上手に向き合っていきましょう。
妊娠初期にイライラしやすいのはなぜ?
妊娠初期には多くの女性がイライラしやすくなります。
この時期に起こるホルモンバランスの変化や、生活の変化に伴う不安やストレスがその主な原因です。
どのようにしてイライラが引き起こされるのか、詳しく見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
妊娠初期におけるホルモンバランスの変化は、イライラの主な原因です。
妊娠すると、ママの体内ではエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌が増加していきます。
これらのホルモンは、妊娠を維持するためには欠かせないものですが、同時に妊婦さんの精神状態にも大きな影響を与えます。
また、妊娠中のホルモンバランスの変化は、体調にも影響を及ぼします。つわりを始め、妊娠初期症状と言われる不調が続くこともイライラの原因になるでしょう。
不安・ストレス
妊娠初期には、不安やストレスを感じることもイライラの原因となります。
特に初めての妊娠では、母親になるということ自体が未知の経験。不安があって当たり前です。
赤ちゃんの健康状態や自分の体調の変化、この先にくる出産への恐怖など、不安要素は考え出すとキリがありません。
この時、パートナーや親、義両親との関係次第では、よりストレスを抱える原因になるでしょう。
これらの不安やストレスが積み重なると、精神状態が不安定になり、些細なことにもイライラしやすくなってしまいます。
妊娠初期のイライラはいつまで続く?
妊娠初期のイライラは、中期になると落ち着く人が多いようです。
ホルモンの分泌は初期と変わりませんが、妊婦さん自身が自分の身体の変化に慣れてきて、妊娠初期症状と呼ばれる体調や精神的な不調が落ち着き過ごしやすくなります。
一方で、イライラやつわりなどの症状は、個人差が大きく短期間で軽い人もいれば重く長く続く人もいます。
妊娠初期のイライラが赤ちゃんに与える影響は?
妊娠初期のイライラやストレスは、一時的なものであれば赤ちゃんに影響はないと考えてよいでしょう。
しかし、胎児に悪影響を及ぼす場合もあるため、ストレスとは上手に向き合う必要があります。
栄養不足になる
妊娠初期のイライラは、偏った食生活につながることがあります。
気分が優れず食事を摂らなかったり暴飲暴食をしたり、特定の食べ物ばかりを摂取することが増えるかもしれません。
栄養の偏りや過剰な食事による体重増加は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群につながり、赤ちゃんの正常な発育を妨げる可能性があります。
特に葉酸や鉄分、カルシウムといった栄養素が不足すると、胎児の脳や骨の発達に悪影響が出るため、バランスのよい食事を心がけましょう。
低出生体重児のリスクになる
妊娠初期のイライラやストレスは、低出生体重児の原因となることがあります。
ストレスホルモンであるコルチゾールがの分泌が増えると赤ちゃんに必要な栄養や酸素の供給が妨げられ、結果としておなかの赤ちゃんの成長が遅れることがあります。
また、低出生体重児は将来的な健康リスクも高まるとされています。
一時的なストレス・イライラの影響はほとんどないと考えられますが、長期的なストレスは赤ちゃんに影響するという研究もあるため、ストレスを溜め込まないように過ごしましょう。
妊娠初期のイライラを解消するには?
妊娠中はストレスを軽減し心を安定させて妊娠期を過ごしたいですよね。
ここでは、妊娠初期のイライラを解消するための具体的な方法についてご紹介します。
適度に運動する
妊娠中でもできる適度な運動は、イライラ解消に効果的です。
例えば、ウォーキングやマタニティヨガなど、適度な運動は「幸せホルモン・幸福物質」とも呼ばれるセロトニンの分泌を促します。
セロトニンが増えると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少するほか、有酸素運動は、ストレス緩和・多幸感をもたらすとされるエンドルフィンというホルモンの分泌も促します。
ただし、心拍数が上がるような激しい運動は控えましょう。医師の指導のもと、無理のない範囲で行ってくださいね。
十分な睡眠をとる
妊娠初期に十分な睡眠をとることは、精神状態の安定に欠かせません。
睡眠不足はイライラや不安感を増幅させる原因になります。
良質な睡眠を得るためには、リラックスできる環境を整えることが重要です。寝室を暗くし、快適な温度を保つことで、深い眠りにつきやすくなるでしょう。
また、就寝前にはスマホやテレビなどのブルーライトを避け、温かい飲み物を飲んでリラックスすることも効果的です。
信頼できる人に相談する
妊娠中の不安やイライラは、信頼できる人に相談することで軽くなることがあります。
パートナーや友人、必要に応じて専門家に話を聞いてもらうことで、感情を整理しやすくなるでしょう。
例えば、妊娠や出産に関する不安はパートナーと共有することで、支え合いながら過ごすことができますし、友人とおしゃべりするだけでも気分がリフレッシュします。
専門家に相談する場合は、気持ちの整理や行動の仕方など、具体的なアドバイスがもらえるので、活用してみてもよいでしょう。
日光を浴びる
日光を浴びることも、イライラを解消する有効な方法です。
日光を浴びると、脳内のセロトニン神経が刺激され、幸せホルモンのセロトニンが分泌されます。
日中は散歩をするなど、陽の光を浴びる習慣を作ると、体内時計もリセットされ規則正しい生活にも繋がります。
晴れた日は外に出て、少しでも日光を浴びることを心がけましょう。
妊娠初期のイライラは慢性化すると悪影響を及ぼすことも。上手にストレスを解消してゆったりとすごそう
妊娠初期にイライラしやすい理由は、主にホルモンバランスの変化によるものです。
慢性的なストレス・イライラは、ママ・赤ちゃんどちらにも悪影響を及ぼします。
適度な運動や十分な睡眠を心がけ、日頃からストレスを溜めないように過ごしましょう。
- 妊娠中のイライラは妊婦さんにはよくある症状のひとつ
- イライラはホルモンバランスの変化が影響
- 慢性的なストレスはママ・胎児に悪影響を及ぼす
- 適度な運動・十分な睡眠でストレスを溜めない生活を
【注意事項】
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