妊娠初期におならが止まらない・臭いのはなぜ?対処法と注意が必要な症状を解説
妊娠初期におならが増えたり、臭くなったりして不安に感じていませんか?
今回は、妊娠初期におならが増えたり臭くなったりする原因や効果的な対策、整腸剤の使用などについて詳しく解説します。
妊娠中のおならの悩みを軽減し、快適に過ごすためのポイントをまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
妊娠初期におならが増えたり、臭くなったりして不安に感じていませんか?
今回は、妊娠初期におならが増えたり臭くなったりする原因や効果的な対策、整腸剤の使用などについて詳しく解説します。
妊娠中のおならの悩みを軽減し、快適に過ごすためのポイントをまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
妊娠初期におならが止まらなくなる・臭くなる原因は?
妊娠初期におならの頻度やにおいが普段よりも気になる、という場合があります。これは、妊娠中に体内で起きるさまざまな変化によるもの。
ここでは、妊娠中におならが止まらない原因や臭くなってしまう原因について解説していきます。
ホルモンの影響
妊娠初期には、プロゲステロンというホルモンの分泌量が増加します。
このホルモンは妊娠の維持に必要なホルモンである一方、消化器系の筋肉の働きも低下させる働きがあるのです。
その結果、消化器系の運動が遅くなり、食物が腸内で長く滞留することになります。
この状況が腸内でガスの生成を促してしまい、おならが多くなる原因になるのです。
栄養の偏り
妊娠初期には、急激な食欲の変化やつわりによって偏食が起こりやすくなります。
妊娠中は、特定のものが食べられなくなったり、逆に特定の食べ物ばかり食べたくなったりすることがあるものです。
このような場合、たとえば、肉や乳製品など動物性の食品ばかり摂取していると悪玉菌が増えておならが出やすくなり、さらににおいも強くなってしまいます。
できる限り食物繊維の摂取を心がけるなど、栄養バランスを保つことが大切です。
ストレス
妊娠初期は体調の変化や妊娠生活への不安から、肉体的にも精神的にもストレスがかかりやすい時期です。
ストレスは自律神経系に影響を与え、消化機能を低下させることがあります。
胃や腸の働きが鈍くなるために消化不良になり、おなかにガスが溜まりやすくなるのです。
空気の飲み込み
妊娠中はプロゲステロンなどのホルモン分泌が増加する影響で、唾液の分泌が増加します。これにより、飲み込む回数が自然と多くなるのです。
その際に細かい空気も一緒に飲み込むことが多くなることが原因で、おならが増えることがあります。
また、食事中に急いで食べることでさらに多くの空気を飲み込みやすくなり、ガスが溜まっておならの頻度が増えるのです。
妊娠初期のおなら対策は?
妊娠初期はおなかにガスが溜まりやすく、おならが出やすくなることがあります。
ここでは、妊娠初期のおなら対策について紹介します。
ゆっくり噛んで食べる
早食いで噛む回数が少ない人は、一緒に空気も飲み込んでしまうことがあり、おならが多くなることがあります。
ゆっくり噛んで食べることで唾液が分泌されて空気を飲み込むことが少なくなり、おならの発生を抑えることができます。
ゆっくりとリラックスして、食事を楽しむように意識しましょう。
食物繊維を積極的に摂る
食物繊維を多く摂取することで、腸内環境を整えることができます。
ただし、不溶性の食物繊維を多く摂取すると、においは少ないものの、おならの回数は多くなってしまいます。
おなら対策には水溶性の食物繊維を積極的に取り入れるとよいでしょう。
水溶性食物繊維が多い食品
トマト
大麦
キウイ
バナナ
納豆
海藻(ヨウ素が含まれているため、摂取過多に注意)
これらの食品をバランスよく摂取し、腸内環境を整えることを心がけましょう。
発酵食品を取り入れる
発酵食品には、食物繊維を含む食品と同じく、腸内環境を整える働きがあります。
腸内環境が悪化すると、おならのにおいが強くなるので、以下のような発酵食品を取り入れて腸内環境を整えるとよいでしょう。
おなら対策におすすめの発酵食品
ヨーグルト
納豆
味噌
発酵食品を日々の食事に取り入れて、腸内環境を整えましょう。
適度に運動する
適度な運動は腸のぜん動運動を促進し、ガスの排出を助けてくれます。
運動不足になると腸の動きが鈍くなり、ガスが溜まりやすくなるのです。
妊娠中に無理なくできる運動として、以下のようなものがあります。
妊娠中におすすめの運動
軽いウォーキング
マタニティスイミング
マタニティヨガ
妊娠中でもできる軽い運動を日常的に取り入れてみましょう。不安な場合は、医師に運動の内容を相談してみてくださいね。
水分をこまめに摂る
おならを予防するには水分を適度に摂取しましょう。
水分を摂取することで、腸の動きが改善されておならの回数を減らすことにつながります。腸の動きを改善することで、便秘の解消も期待できますね。
便秘が解消されることで腸内のガスも溜まりにくくなります。
ストレスを発散する
ストレスが原因で内臓機能が低下しおならの発生が増えることもあります。妊娠中、ストレスを上手に発散するためには、以下の方法がおすすめです。
妊娠中におすすめのストレス解消法
親しい人に話を聞いてもらう
軽い運動や趣味の時間を作る
しっかりと体を休める
妊娠中は心身ともにストレスが溜まりやすい時期ですよね。まずは、自分がリラックスできる方法を探し、心と体を休ませましょう。
ガス抜きのポーズをする
ヨガやストレッチで行う「ガス抜きのポーズ」は妊娠中にもできる対策です。
やり方は、簡単。床に仰向けに寝て両膝を胸に引き寄せ、両腕で膝を抱え込みます。
この状態で深呼吸を行い、数分間保持します。おなかが出てきた場合は、足を開いて行っても構いません。
ガスが溜まりにくくなり、すっきりとした気分を味わうことができます。
ただし、おなかが張っていたり、医師に運動を止められている場合は控えましょう。
妊娠初期に整腸剤を飲んでもいい?
妊娠初期にサプリメントや整腸剤を服用したい場合は、必ず医師に相談してください。
妊娠中はホルモンバランスの変化により消化器系の不調が起こりやすく、整腸剤で症状を緩和したいと思うかもしれません。
しかし、整腸剤のなかには妊娠中の使用に対して安全性が確立されていないものもあります。
自己判断で市販薬を使用せず、医師の診断の上、処方薬を使用するようにしましょう。
注意が必要な症状とは?
おならが増えるだけでなく、激しい腹痛などの症状がある場合は注意が必要です。
下痢や発熱、嘔吐などがある場合は食中毒の可能性があります。食中毒の腹痛はおなかの張りにつながります。
腹痛とともに出血が見られる場合は、切迫流産などの可能性も。
どちらの場合も、すみやかに医師に相談してください。早めの診断と適切な対応が、ママと赤ちゃんの健康を守ることになります。
妊娠中のおなら対策は、食生活や生活習慣を工夫してみて!
妊娠初期におならが止まらなくなる原因は、ホルモンバランスの変化や栄養の偏り、ストレスなどが関係しています。
対策としては、ゆっくりよく噛んで食べるなど食べ方を工夫したり、食物繊維や発酵食品を取り入れたりすることが効果的です。適度な運動や水分補給、ストレスの解消も大切ですよ。
薬を使用したい場合は、必ず医師に相談しましょう。
たかがおなら、と思ってもやはり気になるもの。少しでもストレスを減らして、快適な妊娠生活を過ごしてくださいね。
- ホルモンバランスの変化やストレスからおならの頻度やニオイが変わる
- 食生活の改善や軽い運動を取り入れておなら対策をしよう
- 整腸剤を使用したい場合は必ず医師に相談を
- 激しい腹痛や出血、嘔吐などがある場合は病院を受診しよう
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