
【医師監修】切迫流産になったらしてはいけない体勢とは?妊娠中の生活での注意点も解説
切迫流産と診断されると「してはいけない体勢はある?」「日常生活でどんなことに気をつければいい?」などの不安や疑問が出てきてしまいますよね。
今回は、切迫流産と診断された場合にしてはいけない体勢があるのかを解説します。そもそも切迫流産とはどのような状態なのか、日常生活で注意することは何かについても解説します。
切迫流産について正しい知識を身につけ、妊娠期間を安心して過ごしましょう。
切迫流産と診断されると「してはいけない体勢はある?」「日常生活でどんなことに気をつければいい?」などの不安や疑問が出てきてしまいますよね。
今回は、切迫流産と診断された場合にしてはいけない体勢があるのかを解説します。そもそも切迫流産とはどのような状態なのか、日常生活で注意することは何かについても解説します。
切迫流産について正しい知識を身につけ、妊娠期間を安心して過ごしましょう。
切迫流産とは?

妊娠22週未満の妊婦さんが、痛みや出血で受診するとすべて「切迫流産」という診断名がつきます。
切迫流産と言われたからといって、必ずしも「流産しかけている」というわけではありません。
医師の指示に従って対応すれば、高い確率で回復するといわれているので、切迫流産と診断されてもあまり落ち込みすぎないでくださいね。
切迫流産になったらしてはいけない体勢とは?

切迫流産と診断されたら、同じ体勢をとり続けたり、お腹を圧迫する姿勢をとったりすることは控えましょう。
同じ姿勢のままでいると血栓症を引き起こすおそれがあります。また、お腹を圧迫する姿勢は、子宮収縮を起こす可能性があるので注意が必要です。切迫流産と言われた場合に大切なのは、とにかく安静に過ごすこと。体が疲れてしまわないよう、自分の楽な体勢でゆっくり休みながら過ごしましょう。
どのくらい安静にすべきかは症状によって異なるため、医師の指示に従ってくださいね。
切迫流産になったときにしてはいけない・控えたほうがよいことは?

切迫流産と診断された場合、日常生活を過ごすうえでいくつか注意点があります。無理はせず、流産につながるリスクを最小限に抑えましょう。
ただし、切迫流産の有効な治療法は医学的にもわかっておらず「これをやったら治る」「これをしなければ回復する」と一概にいうことはできません。
切迫流産といっても妊婦さんや赤ちゃんの状況はさまざまなので、原則として、医師の指示を最優先に過ごしてください。
重いものを持たない
重いものを持つと、腹筋に力がかかり、おなかに負担がかかります。すると、子宮収縮が促され、お腹の張りや出血、流産・早産につながる可能性があるのです。
重いものを運ぶ際は、家族や友人に手伝ってもらうようにしてください。
運動はしない
切迫流産のときは、運動も避けましょう。運動をすると、子宮の収縮につながるリスクがあります。
また、運動だけでなく、不要不急の外出も控えましょう。なるべくネット通販などで済ませられるとよいですね。
切迫流産と診断されたら、安静に過ごすことが大切です。
家事は最低限にとどめる
家事もできるだけ控えたいもの。
特に、重いものを持ち上げる家事や長時間の立ち仕事などは避けましょう。場合によっては、家事はせず横になって過ごすよう医師から指導されることもあります。
家族にサポートしてもらう、家事代行サービスを活用するなどして、家事はなるべく最小限にとどめましょう。
階段の上り下りは避ける
階段の上り下りはおなかに負担がかかり、子宮収縮を引き起こすリスクが高まります。
エレベーターやエスカレーターを利用するなどして、階段をできるだけ使用しないようにしましょう。
自宅でも階段を使わずに過ごせる場所で生活するとよいでしょう。
不要不急の外出を控える
切迫流産と診断され安静の指示が出た場合は、外出も控えましょう。
自宅でリラックスできる環境を整え、必要な買い物はネット通販などで済ませるとよいですね。
妊婦健診など、どうしても外出が必要な場合は、体に負担がかからない交通手段を選んでください。
仕事を休む
切迫流産の際は、基本的に仕事は休むことになります。特に立ち仕事や重労働はおなかに負担をかけ、子宮収縮を誘発するリスクがあります。
医師の診断書を提出し、仕事を休むようにしましょう。
医師に相談して「母健連絡カード」を発行してもらうのもおすすめです。母健連絡カードとは、医師の指導内容を事業主に的確に伝えるためのツールのこと。
母健連絡カードを提出すれば、その内容をもとに適切な措置を講じてもらえます。「状況を正確に説明できるか不安」「上司の理解を得られないかも」などの不安がある場合は、ぜひ積極的に活用しましょう。
立ちっぱなしの状態を避ける
切迫流産時に立ちっぱなしでいることで、おなかの張りや子宮収縮につながり、流産のリスクを高めてしまいます。
長時間の立ち仕事や立ちっぱなしの家事は避け、リラックスできる姿勢で過ごすようにしましょう。
性行為は避ける
切迫流産の際は性行為も避けましょう。性行為による刺激や精子に含まれる成分によって、子宮収縮が促されるためです。
体に負担がかからない程度のスキンシップにとどめましょう。
切迫流産になったときによくある質問

切迫流産と診断された際、妊婦さんが感じる疑問や不安を紹介します。
切迫流産になったらどのくらい安静にすればいい?
医師の指示に従って過ごすことが大切です
安静にする期間や程度は、症状や医師の判断によって異なります。医師の指示を守り、無理をせずに過ごしましょう。ベッドで横になって過ごす時間を増やし、できるだけ家事や仕事を家族に任せるようにしてくださいね。また、必要なものを手の届く範囲に配置し、頻繁に動かなくても済むように工夫するのもよいでしょう。ストレスを感じないよう、リラックスできる環境を整えることが大切です。
切迫流産は治るの?
切迫流産は高い確率で回復します
切迫流産と診断されても、安静に過ごすことで回復することが多いです。90%以上の確率で、通常の妊娠に戻ることができるともいわれていますよ。医師の指示に従い、安静に過ごすことにより症状が改善することがほとんどです。あまり不安になりすぎず、医師と相談しながらリラックスして過ごしましょう。
切迫流産の場合は、リラックスできる体勢を心がけて安静に

切迫流産と診断されたら、医師の指示に従いリラックスできる体勢で安静に過ごしましょう。
「この体勢をしてはいけない」というものは特にありませんが、体に負荷がかかる体勢や同じ姿勢を避けることが大切です。医師と相談しながら、無理のない生活を送るようにしましょう。
切迫流産と診断されても、高い確率で通常の妊娠に戻ることができます。あまり落ち込みすぎず、前向きな気持ちで妊娠生活を送ってくださいね。
- 切迫流産のときは負担の大きい体勢は控えよう
- 安静が大事。運動や仕事、家事もお休みするのがベター
- 家族だけでなく、家事代行やベビーシッターなどの利用も検討してみて
- 安静の程度や期間は症状・医師の判断によって異なる
- 切迫流産時の過ごし方や注意点については医師の指示に従おう
出典
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
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