葉酸サプリが合わないときに現れる症状とは？副作用や妊娠中の推奨摂取量も解説

葉酸サプリを飲んだあとに吐き気や頭痛などを感じると「もしかして体に合っていないのかな？」と気になるかもしれません。

また「葉酸サプリにはどんな副作用がある？」「葉酸サプリが合わないときの対処法は？」などの疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、葉酸サプリによる副作用が起こるケースや出やすい症状、妊娠時期ごとの適切な摂取量について解説します。妊活中や妊娠中、授乳中の人はぜひ参考にしてくださいね。

葉酸サプリを飲んだあとに吐き気や頭痛などを感じると「もしかして体に合っていないのかな？」と気になるかもしれません。

トモニテ編集部

更新日: 2025年5月30日

公開日: 2025年5月18日

葉酸サプリに「合う」「合わない」はある？

葉酸そのものは栄養素の一種であり、適切な量であれば体に悪影響を及ぼすことはありません。しかし、葉酸サプリに含まれる添加物や摂取量によっては副作用が生じ、不調を感じることがあります。

副作用が起こると、吐き気や腹痛、発疹などが現れることがあります。

葉酸サプリの副作用が出やすいケースとは？

体に必要な栄養素である葉酸ですが、摂取量や体質などによっては体調不良を引き起こすことがあります。

ここでは、葉酸サプリによる副作用が出やすい代表的なケースを紹介します。

過剰摂取したとき

葉酸は水溶性ビタミンで体外に排出されやすい栄養素ですが、摂りすぎには注意が必要です。

過剰に摂取すると、吐き気や不眠、かゆみ、胃腸障害などの症状をはじめ、ビタミンB12の不足による貧血の症状を見落としてしまうおそれもあります。

厚生労働省では、18〜29歳の女性の場合は1日900μg、30〜49歳の女性は1日1,000μgを上限量と定めています。上限量を超えて摂取することは避け、1日あたりの目安量をしっかりと守りましょう。

添加物の影響

葉酸サプリのなかには、着色料や保存料などの添加物が含まれる製品もあります。添加物が体質に合わないと、発疹やかゆみなどの症状が出ることがあるため注意が必要です。

厚生労働省は、健康を損なうおそれがない場合に限り添加物の使用を認めているため、通常の摂取で体に悪影響が生じることは基本的にありません。

しかし、大量に摂ると体に影響することがあります。特に妊娠中は体が敏感になりやすいため、添加物による影響が出やすい場合もあるでしょう。

不安な場合は、添加物が含まれない製品を選ぶことが大切です。原材料を確認し、無添加やオーガニックにこだわったサプリを選びましょう。

薬などとの飲み合わせが悪い

葉酸は一部の医薬品と相互作用を起こすことがあります。特に、抗てんかん薬は葉酸の働きに影響を与えることが知られています。

常用薬がある人は、葉酸サプリとの併用によって薬の効果が弱まったり、副作用が強く出たりする可能性があるため、事前に医師や薬剤師に相談し判断を仰ぎましょう。

また、緑茶やコーヒーなどに含まれるタンニン・カフェインなども、葉酸の吸収を阻害することが報告されています。特にカフェインは赤ちゃんに影響するおそれもあるため、妊娠中は摂取を控えることが大切です。

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葉酸サプリの副作用ではどんな症状が出る？

葉酸そのものは、適量であれば副作用をもたらすことはありませんが、過剰摂取や葉酸サプリに含まれる成分、体質などによって、以下のような副作用が現れることがあります。

葉酸サプリで現れることがある主な副作用

吐き気や胃の不快感
腹痛や下痢
発疹やかゆみ
頭痛
不眠
食欲不振

上記のほか、葉酸の過剰摂取により、ビタミンB12欠乏による貧血症状の発見が遅れ、神経障害が進行する可能性もあるため注意が必要です。

気になる症状が現れた場合は速やかに摂取を中止し、医師に相談しましょう。

葉酸サプリの適切な摂取量とは？

葉酸は妊娠の時期によって必要な摂取量が異なります。過不足なく取り入れることで、赤ちゃんの健康と母体の体調維持に役立ちます。

ここでは、妊娠前から授乳期までのそれぞれの時期における、適切な葉酸の摂取量について解説します。

妊娠前〜妊娠初期

妊娠を計画している時期から妊娠初期には、通常の食事以外から1日あたり400μgの葉酸を摂取することが推奨されています。この時期は胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、葉酸の積極的な摂取がとても大切です。

400μgの葉酸を食事のみで摂取するのは難しいので、サプリメントを上手に活用しましょう。

妊娠中期〜妊娠後期

妊娠中期以降は、食事以外から1日240μgを摂取しましょう。

初期ほどの量は求められませんが、胎児の急速な成長や母体の血液量の増加を支えるためにも引き続き葉酸が必要です。

つわりが落ち着く時期でもあるので、バランスのよい食事を心がけ、必要な栄養素を過不足なく摂取しましょう。

出産後・授乳中

授乳期は、通常の食事以外で1日あたり100μg摂取することが望ましいです。

母乳を通じて赤ちゃんに葉酸が届けられるため、妊娠を終えてからも葉酸の摂取を続けましょう。

また、葉酸には産後の母体の回復を支える役割もあります。十分な量を摂取して、赤ちゃんとママの健康を守りましょう。

葉酸サプリは原材料や摂取量に気をつけて摂取しよう！

葉酸そのものは体に悪影響を及ぼすことは基本的にありませんが、サプリメントの過剰摂取や添加物によって副作用が出ることがあります。

葉酸サプリを飲むときは1日あたりの目安量をしっかりと守りましょう。添加物による副作用が不安な場合は、添加物フリーの製品やオーガニック製品を選ぶと安心です。

また、薬の飲み合わせによっても副作用が出ることがあるので、常用薬がある人は事前に医師に相談し、判断を仰ぎましょう。

適切な量を摂取し、赤ちゃんとママの健康維持に役立ててくださいね。

葉酸そのものは栄養素の一種で、人体に悪影響を及ぼすことはない
ただし、添加物や過剰摂取によって副作用が生じることがある
葉酸サプリを活用するときは時期別の摂取量を守ろう
気になる人は無添加やオーガニックの葉酸サプリを選ぼう

出典

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