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妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

妊娠中の塩分制限、どうしたらいい?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

妊娠中の塩分制限について気になったことはありませんか?塩分の摂りすぎが体調や赤ちゃんに影響すると聞き、不安になる妊婦さんも多いですよね。また、「具体的にどんな食事をすればいいの?」「外食やお惣菜で気をつけることは?」と疑問を抱えている人もいるでしょう。そこでこの記事では、妊娠中の塩分摂取の目安や摂りすぎによるリスク、減塩の工夫やレシピ、よくある質問への回答まで詳しく解説します。無理なく減塩したい妊婦さんに役立つヒントが満載です。ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠中の塩分制限について気になったことはありませんか?塩分の摂りすぎが体調や赤ちゃんに影響すると聞き、不安になる妊婦さんも多いですよね。また、「具体的にどんな食事をすればいいの?」「外食やお惣菜で気をつけることは?」と疑問を抱えている人もいるでしょう。そこでこの記事では、妊娠中の塩分摂取の目安や摂りすぎによるリスク、減塩の工夫やレシピ、よくある質問への回答まで詳しく解説します。無理なく減塩したい妊婦さんに役立つヒントが満載です。ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠中は塩分をどのくらい摂っていいの?

妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

妊娠中の1日の塩分摂取目安は、おおよそ6.5g未満とされています。これは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に基づいた数値で、妊娠していない成人女性の目安とほぼ同じです。

ただし、妊娠中は血液量の増加やホルモンの影響でむくみやすくなるため、体調に応じてこれよりも控えるよう指導されることもあります。医師や助産師の指導を受けながら、適切な量を心がけましょう。

妊娠中に塩分を摂りすぎるとどんなリスクがある?

妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

妊娠中は塩分の摂りすぎに注意が必要です。体に余分なナトリウムがたまると、妊婦さん自身だけでなく、おなかの赤ちゃんにも影響を及ぼすおそれがあります。

具体的に、どのような影響があるのか、詳しく見ていきましょう。

妊婦さんへの影響

塩分を摂りすぎると妊婦さんの体調に影響が出る可能性があります。深刻なリスクを発症するおそれもあるため気をつけなければなりません。

塩分の摂りすぎによる妊婦さんへの影響

  • むくみ(浮腫)

    血液中のナトリウム濃度が高くなることで水分が体内にたまりやすくなり、手足や顔がむくみやすくなります。むくみが続くと痛みが出ることやほかの疾患を引き起こす可能性もあります。

  • 妊娠高血圧症候群(旧・妊娠中毒症)

    塩分の摂りすぎは血圧上昇を招き、妊娠高血圧症候群を発症するリスクにも繋がります。また、重症化するとけいれん発作や肝機能障害など妊婦さんに深刻なリスクをもたらします。

  • 腎臓への負担

    塩分が多いと腎臓がナトリウムを排出するためにフル稼働することになり、臓器への負担が大きくなります。

赤ちゃんへの影響

塩分の摂りすぎによる赤ちゃんへの影響

  • 胎児発育不全(IUGR)

    妊娠高血圧症候群が原因で胎盤の血流が悪くなると、赤ちゃんに必要な栄養や酸素が十分に届かず、発育に影響が出る可能性があります。

  • 常位胎盤早期剥離

    高血圧が続くと、胎盤が早期に子宮から剥がれるリスクが高まり、妊婦さん・赤ちゃんともに命に関わる緊急事態に陥ることもあります。

  • 早産・低出生体重児

    塩分の過剰摂取によって妊婦さんの健康状態が悪化すると、妊娠を継続できなくなり、早産や体重の少ない赤ちゃんが生まれる可能性があります。

妊娠中の減塩のポイントは?

妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

塩分の摂りすぎによるリスクを避けるためには、日々の食生活において意識して減塩に取り組むことが大切です。とはいえ、食事が味気なくなってしまうとストレスにもつながります。

ここでは、妊娠中でも無理なくおいしく減塩を実践するための具体的な工夫を紹介します。

塩分が多い食品を控える

まずは塩分の多い食品を知り、摂取量を意識的に減らすことが大切です。塩分が高い食品を頻繁に摂っていると、知らず知らずのうちに摂取基準を超えてしまうこともあります。特に以下のような食品には注意しましょう。

塩分が多く含まれる食品

  • 漬物

    たくあん、梅干しなど

  • 加工肉

    ハム、ベーコン、ソーセージなど

  • インスタント食品

    カップ麺、レトルトカレーなど

  • 練り製品

    かまぼこ、ちくわなど

  • 佃煮、塩辛、明太子などの保存食品

だしや減塩調味料を活用する

だしのうまみを活用すれば、塩分を控えながらも満足感のある味付けが可能です。昆布やかつお節、干ししいたけなどから取った天然だしを使うことで、素材本来の風味を引き立てられます。

また、しょうゆや味噌は減塩タイプを選ぶことで、通常の調味料よりも塩分を30〜50%抑えることができます。こうした工夫を取り入れて、無理のない減塩を目指しましょう。

蒸し料理で素材の味を活かす

蒸し料理は、油を使わず調理できるうえに、素材のうまみや甘みがしっかり感じられる調理法です。味付けを最小限にしても、野菜や魚、肉そのままの風味を楽しめるため、塩分を抑えても食事の満足度が下がりにくいでしょう。

特に、旬の食材を使えば、調味料に頼らずとも豊かな味わいになります。妊娠中の食事にもぴったりな、体にやさしい調理法です。

香味野菜や酸味を味わう

塩分に頼らず味にアクセントを加えたい場合には、香味野菜や酸味のある食材が活躍します。香味野菜は、食欲をそそる香りや爽やかな風味で料理に深みを出し、満足感を高めてくれます。

また、酢やレモン汁などの酸味をプラスすることで、少ない塩分でも味が引き締まるため、減塩していても味気なさを感じにくくなります。

主な香味野菜

  • 生姜

  • にんにく

  • 青じそ

  • みょうが

  • 小ねぎ

麺類のスープは飲み干さない

麺類のスープには多くの塩分が含まれており、すべて飲み干すと1杯で1日の目安量を超えてしまうこともあります。ラーメンやうどんなどを食べる際は、スープを控えめにして、具材や麺だけを楽しむように意識しましょう。

スープをすべて飲まずに塩分摂取量を抑えることで、むくみ予防にもつながります。妊娠中はちょっとした工夫で、無理なく塩分コントロールができます。

塩分を控えたい妊婦さんにおすすめの簡単レシピ!

妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

減塩を意識すると、どうしても「味が薄い」「物足りない」と感じてしまいがちです。しかし、調味料や食材の組み合わせを工夫すれば、塩分控えめでも満足感のある食事が作れます。

ここでは、妊婦さんでも簡単に作れる、減塩を意識したレシピを3つご紹介します。

酢を効かせて減塩中華風春雨スープ

具だくさんでさっぱりした中華スープ。春雨で満腹感もあり、野菜も摂れて栄養バランスも最適です。

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塩分が多くなりがちなスープは、だしや酢、スパイスを効かせると減塩に繋がります。
あっさりとしているので食欲が無いときにもおすすめです。

酢を効かせて塩分控えめ 鶏むね肉の酢豚風

脂質・塩分控えめな鶏むね肉のヘルシー酢豚風。ケチャップと酢で濃厚な味わいで、お弁当にもおすすめ。

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妊娠中に心がけたい減塩。
酢を効かせれば塩分が控えめでも物足りなさを感じにくくなります!
フライパンひとつで簡単に作れちゃいますよ。

簡単! 鮭ときのこのホイル蒸し

素材のうまみを活かすホイル蒸し。鮭ときのこの出汁で減塩でも満足でき、手軽で洗い物も少ない一品。

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ホイルに包んで蒸すだけの簡単調理!
きのこの旨味で薄味でも満足感がありますよ。
きのこには食物繊維、鮭にはたんぱく質やビタミンD、DHAなどの栄養素が含まれています。

妊娠中の塩分制限についてよくある質問

妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

妊娠中は塩分を控えた食生活が大切とわかっていても、外食や市販品を利用せざるを得ない場面も多いものです。ここでは、妊婦さんからよく寄せられる「減塩生活にまつわる疑問」について、実践しやすいアドバイスをQ&A形式でまとめました。

クエスチョン吹き出し

外食時に塩分を摂りすぎないようにするには?

  • クエスチョン回答吹き出し

    薄味をリクエストするなどしましょう

    注文時に「薄味で」と伝えることで、調味料の使用量を減らしてもらえることもあります。汁物は控えめに、ドレッシングは別添えにするなど、ちょっとした工夫で塩分摂取を抑えることができます。

クエスチョン吹き出し

市販のお惣菜やお弁当を買うときの注意点は?

  • クエスチョン回答吹き出し

    原材料表示を確認し、1日の摂取目安量を超えないようにしましょう

    市販の惣菜や弁当には、見た目以上に塩分が含まれていることがあります。購入前に栄養成分表示で「食塩相当量」を確認し、1日あたりの目安である6.5gを超えないように調整しましょう。塩分が多そうなメニュー(揚げ物+濃い味の副菜など)は避け、野菜中心のおかずや、汁物がない構成を選ぶのもポイントです。

調理法や味付けを工夫しておいしく減塩しよう!

妊娠中の塩分制限におすすめの食事は?減塩のポイントや適切な摂取量も解説

妊娠中の塩分制限は、妊婦さんと赤ちゃんの健康を守るためにとても大切です。工夫次第で、減塩でもおいしく満足感のある食事ができるでしょう。無理をせず、自分に合った方法で少しずつ取り入れていけば大丈夫です。安心して妊娠期間を過ごせるよう、できることから始めていきましょう。

  • 妊娠中の1日の塩分摂取目安は6.5g未満に抑えよう
  • 塩分を摂りすぎると妊婦さんと赤ちゃんの双方にリスクが生じる
  • 塩分の多い食品を控えだしや酸味、香味野菜で風味を加えよう
  • 麺類のスープは塩分が多いため飲み干さない
  • 外食やお惣菜を利用する場合も塩分をチェックしよう

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