
1歳の猫背・反り腰に。親子でできる姿勢改善ピラティス
1歳でも姿勢は育てられる。親子で楽しむピラティスケアで、心と身体の軸を整える習慣を始めませんか?元保育士×ヨガ&ピラティス講師が、1歳の娘との実践を通して、家庭でできる姿勢改善ケアを紹介します。
1歳でも姿勢は育てられる。親子で楽しむピラティスケアで、心と身体の軸を整える習慣を始めませんか?元保育士×ヨガ&ピラティス講師が、1歳の娘との実践を通して、家庭でできる姿勢改善ケアを紹介します。
「姿勢が悪くて集中できない」…1歳の娘との気づきから始まった
こんにちは。トモニテ子育て研究部の兒玉真由です!
元保育士×こどもヨガ&ピラティス講師として、1歳の子どもとの実践を通して、家庭でできる姿勢改善ケアを紹介します。
「座っているとすぐ猫背になる」「姿勢が悪くて集中できない」そんな悩みを感じるママは多いのではないでしょうか。私自身、1歳の娘と過ごす中で、姿勢の崩れが気になったことがきっかけでした。特に1歳児は、歩行が安定し始める時期で骨盤が前傾しやすく、反り腰になりやすい傾向があります。姿勢の乱れは、骨盤の傾きや脊柱のアライメント(配列)の崩れが原因となり、筋肉の使い方や呼吸の浅さにも影響します。
これは自律神経のバランスを乱し、情緒の不安定さにもつながることがあるのです。姿勢は“見た目”だけでなく、“心と身体のつながり”を映す鏡。だからこそ、早いうちから整える習慣が大切だと感じています。
「にゃーにゃー体操」で楽しく!1歳でもできるピラティスケア


キャット&カウやペルビックカールを遊び感覚で。胸式呼吸で集中力や活力も育ちます。
まずは、1歳の娘と一緒にできる簡単なピラティス動作を日常の中に取り入れてみました。
たとえば「キャット&カウ」は、背骨の屈伸運動を通じて脊柱周りの多裂筋や脊柱起立筋を刺激し、猫背や反り腰の改善に効果的。娘には「にゃーにゃー体操」と名前をつけて、遊び感覚で取り組みました。「ペルビックカール」は仰向けで骨盤を動かす動作で、骨盤底筋群や腹横筋を意識することで体幹の安定性を高めます。娘が隣でゴロゴロする時間に、私が見本を見せながら一緒に動くことで、自然と身体への意識が育っていきました。
また、ピラティスの特徴である胸式呼吸を意識することで、肋骨の動きを感じながら横隔膜の可動性が広がり、呼吸が深くなる感覚も得られました。これは交感神経を刺激し、集中力や活力にも良い影響があると感じています。
姿勢が安定し、呼吸も深く。1歳でも「まっすぐ!」が伝わる

続けるうちに、座っている姿勢が安定し、動きも丁寧になってきました。1歳という年齢でも、「まっすぐ!」と声をかけると、自分で姿勢を意識するようになったのは驚きでした。
また、ピラティスの呼吸法を意識することで、娘の呼吸も深くなり、寝つきが良くなったように感じています。これは、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、情緒の安定につながった結果かもしれません。
さらに、自分の身体を感じる力=固有感覚(Proprioception)が育つことで、動きに対する自信や安心感が生まれ、自己肯定感の土台づくりにもつながっていると実感しています。
姿勢は“育てるもの”。親子で楽しむ時間が心も整える

1歳でも、姿勢を意識する力は育ちます。忙しい毎日の中でも、ほんの数分のヨガ&ピラティスケアが、子どもの「軸」を育てるきっかけになります。道具がなくても、親子で楽しみながら取り入れることで、姿勢だけでなく心も整っていきます。
姿勢は“育てるもの”。ぜひ、今日からできる一歩を踏み出してみてくださいね。
本記事は執筆者の知見・経験をもとにまとめられていますが、トモニテがその正確性や効果を保証するものではありません。健康や育児に関する判断は、ご自身で行い、必要に応じて医師や専門機関にご相談ください。