保育園見学のポイントは?見学当日に聞きたい質問リストも紹介
保育園見学のポイントは?見学当日に聞きたい質問リストも紹介
保育園見学までの流れは?
保育園を選ぶときの参考として、保育園を見学したいと思っているパパやママもいるでしょう。
一般的に認可保育園に入園を希望する場合は、各地域や自治体の保健福祉事務所で申し込みをします。欠員のある場合を除いて、基本的には1年に1回申請受付があり、この場合の入園日は4月1日と定められています。
毎年10月から11月頃に福祉事務所や自治体などで申請用紙をもらい、入園希望園を3~4カ所選び申し込みします。
できれば、その前までには希望する保育園の見学を終え、申し込みをするかどうかの判断をつけたいところです。
※新型コロナの感染防護策により、各自治体により、申し込み時期などがずれこんでいることもあります。お住まいの地域の自治体に問い合わせ、確認してください。
保育園の見学で確認するポイントは?
居住する地域により、申し込める園は定められています。自治体に依頼すると申請できる保育園のリストをもらえると思うので、その中から見学する保育園をしぼりましょう。ここでは実際に、保育園の見学に行ったときに、質問したい人員配置や料金について聞くことをまとめています。
保育料金について確認しよう
保育料金は国の定めにより月額利用料が世帯年収にあわせ階層別に設けられています。ですが、各自治体により追加で充当される手当などもあるので結果的にどのくらいかかるのかは、住んでいる地域により異なります。住んでいる保健福祉課に問い合わせてみるとよいでしょう。
最近は保育無償化の恩恵で、子どもの年齢により実際に支払う額も変わってきます。
月額利用料以外にもかかる費用があるので、それぞれ保育園に確認しておくとよいでしょう。
- 給食費
- 入園グッズ
- 保険料
- リネン費(おむつ代、シーツ代など)
- 延長保育料金
- 教材費
- 制服代
など。
保育士の配置人数を確認しよう
- 法律で定められている人員を満たしているか
保育士の人員配置は児童福祉施設最低基準を国が定めています。一定水準以上の保育を保証する意味でも以下のように決められているのです。
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- 常勤保育士の割合、ベテラン保育士の割合、有資格者でない保育士の割合などを確認
人数だけではなく、法律に定められた勤務形態の人員が充足しているかもチェックしておきましょう。
各クラスの担任は、原則常勤の保育士であることが内閣府の基準により定められています。つまり、最低でも学級数のぶんだけ常勤の保育士が必要なのです。
学級担任が常勤保育士だと、追加で非常勤保育士や子育て支援員などが保育士として加算できるので、子どもたちへ目も届きやすくなります。保育士の就業状況を確認しておきましょう。
また、保育士の勤続年数やベテラン保育士の割合を聞いておくのもいいですね。平均的な勤続年数が長ければ、働く環境もよいことが想定できるのでスタッフ間の連携もとりやすいと考えられます。
主任保育士の役割
「主任保育士」とは、施設長と保育士たちとのパイプ役を担っています。配置最低基準に設けられていないので、必置ではありませんが、主任保育士の在籍があれば、保育士たちのパフォーマンスの向上につながります。保育所全体の調整役や、保護者からの育児相談、地域の子育て支援など、主任保育士がいることで園に相談ごとをしやすいというメリットにつながります。子どもの通う保育園が地域に向けてオープンなスタイルを取っているのは、信頼して預けられるポイントのひとつになると思います。
保育中の雰囲気を確認しよう
見学に行った際には、できればクラス活動の様子も見ておくとよいでしょう。そのときの園児の雰囲気や、立ち会っている保育士の人数などもあわせて確認してみましょう。
給食の内容や食育の方針について確認しよう
保育園では基本的に給食室というものが設けられていて、園内で調理されていることがほとんどです。ここでは保育園で提供される給食を食べる環境について聞くことをまとめています。
- 献立や栄養バランス
基本的には園内に在籍している調理師が、1ヶ月分の献立を立て、調理しています。希望すればメニュー表などをもらえると思うのでチェックしてみましょう。主食に副食の品数はどのくらいあるのか、子どもの年齢により、必要量の提供がなされているかどうかなどを確認しておきます。
- 食育方針
保育園では家庭と違い、集団で食事をとれる貴重な場です。食事のルールやマナー、前後の手洗いや配膳・下膳など、食事だけではなく食事にともなうマナー教育はなされているかどうかもチェックしましょう。
- 食事を作っている場所や担当者
園内の調理室は、衛生観念から入室することはかないませんが、食事の受け渡し口から中の様子がチェックできるはずです。清潔な環境で調理されているか、調理師の服装は衛生的かなど、きちんと確認するポイントです。
- アレルギー対応
アレルギー食に対応しているかどうかも必要なチェックポイントです。自分の子どもに食物アレルギーがあれば、アレルギー食の提供が可能かどうかも聞いておきましょう。
また、アレルギー食を食べている子どもたちの食事スタイルも聞いておくとよいでしょう。なかには自分だけ同じものが食べられなくて悲しい思いをする場面があるかもしれません。そのような場合、保育士の対応はどのようにしているかなども、重要なチェック項目の1つです。
- どのように席について食事しているか
食事はどのように取っているのか、クラスだけなのかなどを確認しておきます。大広間に集合し、みんなで食事する園もあります。
最近では、コロナ禍の影響もあり、あまり密にならないように注意を払っている園も多いようです。前後の手洗いや、消毒の状況などもあわせて確認しておくとよいでしょう。
- 食事中の保育士の対応や配置
食事中に保育士が一緒にテーブルで食べるのかどうかも、重要なチェックポイントの1つです。保育士と同じ時間を共有することで食事のルールやマナーを学べるだけではなく、嫌いな食べ物を克服する働きかけもできます。
また子どもの年齢が小さければ、食事をするのに大人のサポートが必要な場面も多く出てくるでしょう。食事のタイミングにあわせて、人員配置が増えるかどうかも確認しておきましょう。
絵本やおもちゃは揃っているか
必要量の絵本やおもちゃがきちんと取り揃えられているかどうかも確認しましょう。
数が少なければ子ども同士で取り合いになり、ケンカが始まってしまいます。
それぞれの園児に十分行き渡るおもちゃや本が用意されているかどうか、遊んでいるとき、保育士の目はきちんと行き届いているかなどをチェックしておきましょう。
施設内は安全で清潔かどうか
- 施設の清潔さ(トイレや手洗い場など)
施設そのものがきれいかというのもポイントです。清掃が行き届いているか、消毒が行き届いているかも重要です。
トイレや手洗いなどの水回りは、きちんと手入れが行き届かないと感染症が蔓延するきっかけになってしまいます。
清掃の回数や、清掃内容などについても確認しておきましょう。
- 施設の入り口や裏口の施錠などの防犯について
施設の入口は、送迎のパパやママが頻繁に出入りします。
開放していると便利かもしれませんが、防犯がおろそかになり通う園児が危険にさらされる可能性もあります。保育中や送迎時の防犯について確認するとよいでしょう。
- 保育室の広さや部屋割り
子どもの年齢により必要な保育室の広さや部屋割りは異なります。子ども達が生活していて問題のないスペースが十分確保されているかどうかを確認しましょう。広すぎても保育士の目が行き届かなくなり、トラブルが起きる元にもなります。
保育室内に何人の園児で生活するのか、そこに何人の保育士が対応するのかをあわせて確認しておきましょう。
- 保育室や廊下など園児が利用する場所の安全
保育園で生活する子どもたちは、まだまだ幼児です。どんなに大人に注意されていても楽しくなったり気分が上がったりすると、走り出してしまうこともしばしばあります。
園内の環境で転倒や衝突事故が起きにくいよう、「見通しがいいか」「歩いていて滑りやすくはないか」「足が引っ掛かり転倒しやすいような場所はないか」などは大切なチェックポイントです。
- 園庭の有無、広さ、遊具の状態
保育園によって、園庭がない場合もあります。園庭があれば、「十分な広さが設けられているか」「遊具はきちんとメンテナンスされていて危険ではないか」など、実際に目で見て確認しましょう。手すりなどはとくに注目してチェックするポイントです。
遊んでいて安全な環境かどうか、確認するのは重要です。
園庭がない保育園であれば、近くの公園に遊びに行くことが想定されます。その場合には、よく行く公園はどこなのか、その間の安全対策はどのようにとっているのかなど、あわせて聞いておきましょう。
できれば道のりを聞いて、自分で歩いてみて、車通りの多さなども含めてチェックしておくと安心ですね。
職員の言葉遣いはどうか
基本的に職員の言葉遣いは保育上適切であるのがベストです。
ですが、職員も人間なので、場合によっては不適切な言葉遣いが生じることもゼロではありません。職員同士、あまりにもフランクになり、子どもに悪影響を及ぼす話し方を日常的にしていないか、気にしてくれる保育方針かどうか確認してもよいでしょう。
子どもたちが楽しそうにしているか
保育園は、場合により家庭よりも過ごす時間が長くなる場所です。子ども達が楽しく元気に過ごせるかどうかというのは一番重要なチェックポイント。
子どもにあっているかどうか、実際に遊んでいる子どもたちの様子はどうか、飽きの来ない工夫はされているかなども押さえておくべきポイントです。
園内の掲示板はどうなっているかなど
園内の掲示物は、保育園からのお知らせだけではなく園児の制作物なども提示しています。見学するときに縁の雰囲気が伝わりやすい場所の一つです。見学に行く際はぜひチェックしてみてくださいね。
保育園の見学で質問したいことリスト
実際に保育園の見学をする際に質問したい、聞きたいことについてまとめています。
聞きたいことを準備しておいたとしても、その場で見た感想を踏まえて確認したいことがあればどんどん園側に質問して、疑問を残さないようにしていきたいですね。
園児の生活について
1日の中での生活だけではなく、曜日ごとのイベントやスケジュール、年齢ごとに変わる園内での過ごし方などを確認しましょう。雰囲気がわかるように前年度のプリントを見せてもらうのもいいかもしれません。
教育・しつけの方針について
園により採用している教育方針やどのようなしつけを行うのかは、かなり保育園により異なります。
子どもの月齢や個性にあわせて、選ぶ基準の1つにしていきたいですね。
ママやパパと先生との連携について
- 連絡帳の有無や記入頻度
保育園により、1日の生活を保育園と家庭双方で共有できるように連絡帳などが設けられているところもあります。
毎日書くものなのか、必要な時に提出すればいいのかについて確認しておきましょう。毎日書くものであれば、自分の仕事に支障がないかどうか、あわせて考えるようにしましょう。
- 普段と緊急時の連絡方法
基本的には保護者の携帯電話に連絡が入ると思いますが、緊急時は必ず携帯電話で連絡がつくとは限りません。
緊急時の連絡方法としての候補先がどのぐらい必要なのかというのも聞いておきましょう。
また緊急時というのは、子どもの急な体調変化やケガだけではなく、災害などで緊急に連絡をつける場合も想定されます。
その際の避難場所や連絡手段についてもあわせて質問しておくとよいでしょう。
- 年間スケジュール(保護者参加の年間行事の回数)
1年の中にある行事などは確認しておくとよいでしょう。とくに運動会や発表会などは保護者も休暇をとって臨むはず。
できるだけ予定のめどをつけておくことも大切です。施設によっては親子遠足などもありますので、季節ごとにどれぐらいイベントが設けられているかは知っておくとよいでしょう。
見学の日の持ち物リスト
その保育園により必要なものは異なりますが、原則必要なものをまとめてみました。実際には見学申し込みの際にあわせて保育園に必要なものを聞いておくと安心です。
基本的には、もらったものを持ち帰ることを想定し準備します。
A4クリアファイルや封筒
資料やパンフレットを入れる
上履き
見学の際、施設内に入るときに使います。
筆記用具
必要なことを、メモするときに便利です。
制作物などを入れられるバッグ
子どもを預かってもらう場合には、制作することもあるので、カバンとは別に折り畳めるエコバックのようなものがあるといでしょう。
音の出ないおもちゃや絵本
子どもを預けない場合には、音の出ないおもちゃや絵本を持参すると便利です。
抱っこ紐
子どもを抱っこして見学する場合には、抱っこ紐があると便利です。
見るポイントや聞きたいことをメモしておこう!
保育園を見学する時間は、あっという間に過ぎてしまいます。施設見学やその場の雰囲気を体感することはできますが、見た目だけでは確認できない部分で、聞きたいことを忘れてしまうことも多いもの。「絶対に押さえておきたいポイント」をリストアップして、もらさずチェックしたいですね。見学後に追加の質問ができた場合に電話での問い合わせが可能かどうかも確認しておくとよいでしょう。
- 見学のポイントは園内の雰囲気や施設を観察すること
- 見学のチェックリストや聞きたいことをメモしておこう
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