トモニテ
離乳食の大根はいつから?目安の時期・調理方法をご紹介【管理栄養士監修】

【管理栄養士監修】離乳食の大根|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説

離乳食で大根を使うなら、離乳食初期から可能です。この記事では、大根を与える目安の時期・選び方・下ごしらえ・調理方法について紹介します。大根は加熱すると、甘くやわらかな味になり、くせがないので赤ちゃんも食べやすいおすすめの食材です。ぜひ試してみてくださいね!
離乳食で大根を使うなら、離乳食初期から可能です。この記事では、大根を与える目安の時期・選び方・下ごしらえ・調理方法について紹介します。大根は加熱すると、甘くやわらかな味になり、くせがないので赤ちゃんも食べやすいおすすめの食材です。ぜひ試してみてくださいね!

本記事で扱う商品・サービスには、アフィリエイト広告が含まれます。

離乳食の大根はいつから食べられる?

ほとんどのスーパーなどで年中見かける大根は、手軽に使える食材の1つです。

ここでは、離乳食で大根を使う場合の時期の目安、注意点として、大根の部位の選び方・下ごしらえの方法・与える場合の固さや大きさの目安について、詳しく紹介していきます。

大根は離乳食初期から食べられます

大根は離乳初期の生後5~6ヶ月頃から食べることができます。

クセがなく、淡白な味が特徴なので、様々なレシピに活用できる便利な食材です。加熱するとやわらかな味になりさらに甘みが出るため、初めての離乳食にもぴったり!また、ゆでたり煮たりすることで、喉ごしも良くなるので、赤ちゃんも食べやすいです。

大根にはビタミンCやカリウムなどの栄養素が含まれ、食物繊維も含まれています。

旬(11月~2月の冬頃)を迎えた大根は、甘みが増すので、より使いやすくなりますよ。

大根は葉に近い上部から根の先端である下部にかけて甘みや辛みの強さや固さが変わります。

次の章ではおすすめの部位や下ごしらえのコツなど、離乳食に大根を使う場合のポイントや与える目安の固さなどを詳しく紹介していきます。

食物アレルギーについて

大根は、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて与える場合は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合、すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

離乳食に大根を使う場合のポイント

大根は、全体的に張りとツヤがあるもの、まっすぐ伸びた太いものを選びましょう。

葉に近い部分が明るい緑色で、持ったときにずっしりと重みがあり、ひげ根の穴が深くないものがおすすめです。

カットされている大根を選ぶ場合は、断面のきめが細かく「す」が入っていないものを選びましょう。

また、離乳食で大根を使う場合は、甘みの強い部分を使うのがおすすめです。

皮に近い部分は繊維質が多く、離乳食を食べる赤ちゃんには食べにくい部分なので、下ごしらえをするときにひと工夫するといいですよ。

ここからは大根のどの部位が離乳食に向いているかを解説します。

使う部位の選び方

離乳食におすすめの大根の部位は、甘みがあってやわらかな中央部分です。

大根は葉元に近い白い部分には甘みがあり、先端に近づくほど辛みが強くなるので、先端は避けたほうがよいでしょう。

一方で、葉に近過ぎる部分は、繊維質も多くやや固いため、やわらかさを考慮すると、離乳食におすすめなのは葉元に近い中央部分になります。

カットされている大根であれば葉元側の部分を選びましょう。

1本丸ごと購入した場合、下部に近い部分は、大根おろしなどの辛みを生かした大人用の料理にするなど、使い分けると無駄なく活用することができます。

下ごしらえのコツ

大根の皮付近は繊維質が多く固いので、離乳食に使う場合は皮を厚めにむきましょう。

ゆでるときは、薄い半月やいちょう切りのように少し大きめに切って加熱しましょう。みじん切りのように細かく切って加熱するよりも、早くやわらかく仕上がります。

また、水からゆで始めるのもポイント。中まで火が通りやすくやわらかく仕上がります。

大根が透き通って、竹串がスッと通れば完成です。

やわらかく仕上げたあと、赤ちゃんが食べやすい大きさや形状に合わせて加工します。

すり潰したり、裏ごしをすれば、水分を含んでいるので、簡単にペースト状に加工することができますよ。

葉の部分はアクが強いので、使いたい場合は、やわらかくゆでたものを生後7〜8ヶ月頃から与えるようにします。

離乳期に合わせた固さと目安量

子どもの成長に合わせて、食材の固さを変えます。

また1回にどのくらいの量を与えればよいのか、目安についても紹介します。

離乳食の大根はいつから?目安の時期・調理方法をご紹介【管理栄養士監修】

© 2015 every, Inc.

■ゴックン期・離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)

<固さの目安>

 離乳食で大根を初期で与える場合、やわらかくゆで、なめらかなペースト状に加工、ポタージュぐらいの状態にする。

<1回あたりの目安量>

 離乳食スプーン小さじ1から試してみる。

■モグモグ期・離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)

<固さの目安>

 離乳食で大根を中期で与える場合、やわらかくゆで、3~5mm程度を目安にあらく潰し(もしくは細かく切る)、豆腐ぐらいの舌でつぶせる固さにする。

<1回あたりの目安量>

 20〜30g

■カミカミ期・離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)

<固さの目安>

 離乳食で大根を後期で使用する場合は、5~8mm程度を目安にする。

かむ訓練にもなるのでやわらかすぎないように加熱するのもポイント。歯ぐきでつぶせるバナナぐらいの固さが目安。

<1回あたりの目安量>

 30〜40g

■パクパク期・離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)

<固さの目安>

 離乳完了期では、約1cmを目安にする。肉だんごぐらいの歯ぐきでかめるくらいの固さが目安。

<1回あたりの目安量>

 40〜50g

離乳食用に下ごしらえした大根は冷凍保存が便利

離乳食用に下ごしらえした大根は、冷凍保存することができます。

加熱したあと、離乳食期に合わせた食べやすい形状・大きさにして、小分けトレーやフリーザーバックに入れて冷凍保存しておけば、使いたいときにすぐに使えて便利です。一度にまとめて作っておけば、調理の手間も省けますよ。

冷凍保存するときは、よく冷ましてから冷凍庫に入れて冷凍します。

細かくくだいた食材をフリーザーバックに冷凍保存する場合は、食材を平らにしたあと、箸などで筋をつけて区切っておくと、使いたい分を割って取り出せて便利です。

平らにすることで素早くコンパクトに保存でき、食材をまとめて作り置きしたいときにも役立ちます。

特に離乳食の初期・中期で大根を使う場合、やわらかく仕上げるために下ごしらえに手間がかかります。

ストックがあれば、いざというときにもすぐ使えるのでぜひ冷凍保存してみてくださいね。

関連記事
大根の保存方法に困っていませんか!?
実は使いやすい形に切って冷凍保存しておくと超便利!
味が染み込みやすくなったりと良いことも!

注意点

冷凍保存した場合は、1週間を目安に使い切りましょう。

※1週間は目安なので、環境によっては保存できる期間に差が出る場合があります。

匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください。

冷凍した離乳食を解凍するときは、食べる分だけ取り出し、必ず電子レンジや小鍋などで離乳食全体がしっかりと温まるまで再加熱しましょう。再加熱することで熱に弱い細菌を殺菌し、食中毒の予防につながります。

自然解凍は解凍中に細菌が繁殖する可能性があるので避けましょう。

離乳食に大根を使う場合の調理方法【動画】

離乳食期に合わせた、大根の調理方法を動画で紹介していきます。

下ごしらえのポイントや、鍋や電子レンジで加熱する場合の注意点、目安の大きさについても、各動画で分かりやすく紹介しています。

調理が初めてで不安な人や自信のない人でも安心して調理できるかと思います。ぜひ参考にしてくださいね!

ゴックン期・離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)

■きほんの離乳食 だいこん(生後5〜6ヶ月頃から)

離乳食の初期に大根を使う場合の調理方法を紹介します。

大根は水分が多く、くせのない淡白な味わいなので、離乳初期から使える食材です。

ペースト状に加工したあと、出し汁などで赤ちゃんの食べやすい形状に調整することができます。

関連記事
ゴックン期の大根の調理の方法をご紹介します。
水分が多く淡白な味わいで離乳食初期にぴったりの食材です。

モグモグ期・離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)

■きほんの離乳食 だいこん(生後7〜8ヶ月頃から)

離乳食の中期に大根を使う場合の調理方法を紹介します。

初期と同様に、少し大きめに切った大根をやわらかく加熱をして赤ちゃんに合わせた大きさへ加工することで、やわらかく仕上げることができます。

関連記事
離乳食モグモグ期の大根の調理方法をご紹介します。
茹でると柔らかくなり甘みも増して食べやすい食材です。

カミカミ期・離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)

■きほんの離乳食 だいこん(生後9〜11ヶ月頃から)

離乳食後期である、カミカミ期の大根の調理方法を紹介します。

色々な食材が食べられるようになる離乳食後期でも、淡白でくせのない大根は、ほかの食材とも相性がよく、使いやすい食材です。

食べ物をかみ砕く練習にもなる後期では、6~8mm角にカットしてから加熱調理し、やわらかくなりすぎないようにするのもポイントです。

関連記事
離乳食カミカミ期の大根の調理方法をご紹介します。
淡白なのでお肉やお魚と一緒に煮ても食べやすい食材です。

パクパク期・離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)

離乳食完了期では、竹串が簡単に通るくらいやわらかくゆでたあと、約1cm角にカットします。

料理の種類によっては、あらかじめ上記のようにやわらかくゆでてから、料理に使うほうが食べやすい場合もありますが、味噌汁や煮物などで使う場合は、約1cm角にカットしたあと、ほかの食材とまとめて一緒に煮込み、やわらかくなるまで加熱しても大丈夫です。

作る料理によって使い分けると、調理の時間も短縮できて便利ですよ。

大根を使った簡単レシピ

大根を使った、レシピを紹介します。

離乳食が進むと、色々な料理が食べられるようになり、レパートリーに悩むことも出てくると思います。

そんなときにはこちらのレシピをお試しください!

魚臭さを感じにくい、まぐろのみぞれ煮(生後9~11ヶ月頃から)

レンジですぐにできる、まぐろのみぞれ煮をご紹介!

まぐろにはたんぱく質や鉄分など、成長に欠かせない栄養素が含まれています。

パサつきやすいまぐろの身も、大根おろし(みぞれ)を使うことで、食べやすくなります。

関連記事
離乳食後期、まぐろを使ったレシピを取り入れてみませんか?
レンジですぐにできるまぐろのみぞれ煮の調理方法をご紹介します。
まぐろにはタンパク質や鉄分など、成長に欠かせない栄養素が含まれています!

もっちり食感の 大根もち(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

こちらは子どもと一緒に大人も食べられる料理です。

大人も子どももはまっちゃう、大根もちの作り方をご紹介します。

レシピではツナ缶を混ぜて、たんぱく質も補っていて栄養バッチリ!いろいろな具を入れてアレンジしてみてください。

簡単に作れて、手軽に食べられるので、おやつにもぴったりですよ!

関連記事
大根のレパートリーに悩んでいませんか?
大人も子供もはまっちゃう大根もちの作り方をご紹介します。
いろいろな具を入れてアレンジしてみてください。

離乳食に大根を活用しよう!

大根は離乳食の初めにぴったりの野菜です。加熱することで甘みも出るため食べやすく、年中手に入りやすい大根は離乳食初期に試しやすい食材です。

下ごしらえをして冷凍保存しておくと、調理もしやすくいつでも使えて便利ですよ。ぜひ離乳食初期に大根を取り入れてみませんか。

  • 大根は煮ると甘みがでる、離乳食初期から使える食材
  • 離乳食に使う場合は、辛みの少ない上部~真ん中部分がおすすめ
  • 下ごしらえをして、冷凍保存をしておくと便利

サイベックスベビーカー当たる!

人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当